お知らせ : ページ 290

木製サッシは、手入れが大切!

私たちが手掛ける輸入住宅では、よく輸入の木製サッシを使います。

外側がアルミで覆われた耐候性の高いアルミクラッドという窓は、内側が木で出来ていますからインテリアに温かみが出ますし、温度や湿度の調整作用も期待出来ます。

当然、新築に採用頂くお客さんもその点を理解していますが、入居した後はどうでしょうか? アルミクラッド等の木製サッシは、外側がアルミだからメンテナンスも要らず耐久性も一生ものと勘違いしていませんか?

また、北米系の輸入住宅以外では、屋外側も全て木製のサッシを施工しているメーカーもありますが、そうした住宅メーカーは当然のごとく木部の手入れを推奨していると思います。

気密性の高い高性能な木製サッシほど窓枠と建具(サッシュ)とのすきまがなく、一旦雨水が入り込むとなかなか乾燥しないものです。

こうした特性の為、滞留した雨水が木部の腐食の原因となるのです。

その為、晴れた日には窓を開けたり窓枠に溜まった砂埃を掃除したりすることが必要ですが、新築時やメンテナンス時にPara社のティンバー・ケアのような屋外木部用の防水塗料を塗ることを忘れてはいけません。

ただ、従来の国産防腐塗料では、耐久性に問題がありました。

ウッドデッキなどに塗る国産のキシラデコールなどはほぼ毎年塗らなければならないし、塗ってもすぐに防水性は失われてしまいます。

ですから一般のお客様は、分かっていても塗装を塗り直すことをせず、そのまま放置して木が腐ってくるのを黙って見ているという状況になってしまうのです。

なかなかまめに手入れするのって、家の手入れに慣れていない日本人には難しいですよね。

でも、長所を生かしたいなら、短所をケアする努力が必要です。輸入サッシ及び輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。

輸入住宅の窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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ガレージは、文化だ!

北米のおうちに必ずあるもの、それはガレージ。路上駐車のまま大切な車を放置するなんて、アメリカではあり得ないのです。

そんなガレージに付いているドア(シャッター)について、これから時折ご紹介していきたいと思います。

日本は、ほとんど車は野ざらしかカーポート。車をおうちの中に入れるなんて、ペットじゃあるまいしあり得ない?まあ、日本の場合は、敷地が小さい分、居住スペースに場所を取ってしまい、車を居住空間に取り込むだけの余裕がないと言った方が間違いない。

犯罪の少ないカナダでも、やっぱりガレージは必需品なんですよねぇ。車は富の象徴ってイメージがあるからかなぁなんて思うけど、道具という感覚でなく、彼らにとっては楽しみなんだろうと思う。

だから、ガレージ・シャッター(ドア)のデザインもいろいろ楽しむのかも知れません。

前にも話したと思いますが、シャッターの殆どはオーバースライダーといって、モーターで上に巻き込みながら持ち上がっていきます。でも、普通の納屋か小屋のドアように、横に開きそうなデザインのものも結構あるんです。写真のものなんて、まさにそんな感じですよね。

ガレージドアについても、道具と考えるか、楽しみのひとつと考えるか、皆さんはどちらでしょうか。

日本の文化レベルは、まだまだ発展途上ですね・・・。(まあ、車好き以外の人は、こんなことは言わないでしょうけどね) こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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7月26日(日) アーリーアメリカンな住まい オープンハウスのお知らせ

<アーリーアメリカンな住まいオープンハウスのお知らせ>

2008年2月に完成現場見学会を開催した愛知県海部郡美和町 K邸にて「完成後」見学会を内覧会という形で開催しようと思います。お施主様もいらっしゃいますので、実際に1年間どのように住まわれているかをお聞きする上では、絶好の機会です。
また、プライベートに配慮して、事前に見学のご希望を頂いた方を対象にさせて頂きたいとも考えております。日程は、来る7月26日(日)の一日だけ。場所は、美和小学校のすぐ東。真っ白なラップサイディングが印象的なアーリーアメリカン外観です。

ご興味のある方は、メール又はお電話にてご連絡下さい。
外観やインテリアはこちら
地図等の詳細は、チラシをご覧下さいね。

日時:7月26日(日) 午前10時半~午後5時
場所:愛知県海部郡美和町大字木田字高出23-1
地図はこちら

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水性アクリル塗料は、寒さに弱い?

室内の壁を、私たちはクロス貼りに代えて塗装壁であるドライウォールにしているんだけど、それに使う塗料もカナダから輸入している。

水性アクリル100%の高級塗料「パラペイント」がそれだ。

無公害だから、安全でにおいも殆どしないんだけど、全くの水性だから、0度くらいで凍ってしまう。3回凍結と解凍を繰り返すと、アクリル塗料はゼリー状に固まってしまうのだ。国産の水性アクリル塗料には、揮発性の有機溶剤も含まれているので、氷点下になっても凍らない。

それがどうした?って言われそうだけど、実はこれが大きな問題なのだ。

冬場、カナダや経路になるベーリング海は、氷点下の世界になる。ということは、11月くらいまでにカナダから出荷されないと冬場の凍結リスクが高くなる。丁度、ギリギリのタイミングで出荷してもらったんだけど、トロントからバンクーバーまでの列車が止まって一週間くらい足止めされた。

そして、到着後、塗料の中身を確認したら、写真のようにフルーチェのようなプリンのような固体が塗料に混じったようになってしまった。

いや~、やられました。前にも一度そういうことがあって、気を付けていたんだけど、またやってしまいました。自然の摂理には、逆らえませんねぇ。

だからといって、有機溶剤のような有害なものが入った塗料に変えるつもりもありません。在庫のリスクもありますが、面倒を覚悟でこうした資材を使うには訳があります。

安全性と美しさ。これを両立させるのがドライウォールであり、PARAなのです。

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羽アリが飛ぶのは、さつきが咲く頃

シロアリの羽アリを見たことがあるだろうか?

普通の黒いアリをか細くして、長くて薄い羽を付けた感じなんだが、飛ぶ時はいっせいに数千匹が宙を舞う。そして、数日もしないうちに殆どが死んでしまう。だから、死骸が大量に落ちていることが多いのだ。

私のお客さんのところにも、数年前に出た。室内にも屋外にも発生したが、その時は様子を見ることで落ち着いた。そしたら、今年また大量に出たので見に来て欲しいと連絡があった。

お客さんが自ら石膏ボードをはがして、中を確認した。そしたら、この状態だ。シロアリ自体は、既にどこかに行ってしまったのか、発見出来なかったが、外部から土を持ち込んで蟻道という自分たちの通り道を作って、そのまわりの木を食べていた。

防蟻処理を施した柱材や構造用合板でも全く気にせず食べてある。勿論、そんな木を食べたらシロアリは死んでしまう。だが、次から次へと産まれてくるから死ぬことなんて恐れない。

外回りには全くシロアリの形跡がないので、スラブ・コンクリートを打ったの床下から入った可能性が高い。

まだ、この地方はヤマト・シロアリだからこの程度だが南方のイエ・シロアリや北米のアメリカ・カンザイ・シロアリなんてぇのが来たら、もっとすごいことになる。

だから、地球温暖化は恐ろしいのだ。それにしても、やつらはどこに行ったのか?お困り・ご心配な方は、お問い合わせ下さい。

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4月25・26・29日、以前レンガ積み施工をお見せした家の完成見学会を催します!

2月に3人のレンガ職人が外壁レンガ積みをした日進市のY邸がようやく完成します。ここのところ暑い日が続きますが、そんな初夏の陽気でも室内は涼しくさわやか。
それは、90mmもの厚さのレンガが太陽の日差しをシャットアウトしているばかりか、ファイバー・クラッドの木製窓に取り付けられたペアガラスが高度な断熱ガラスになっていたり、室内のセルロースファイバー断熱材が調温・調湿してくれるナチュラルなドライウォールのインテリアになっていたりするからなのです。

勿論、これ以外にもパウダー・ルームには、豪華なペデスタル・タイプのカナダ製洗面台が取り付けられていたり、キッチンはパイン材の木製キャビネットだったりと見どころ満載です。
ご興味のある方は、是非この機会をお見逃しなく!!

日時:4月25日(土)・26日(日)・29日(祝)午前10時~午後5時
現場住所:愛知県日進市藤枝町奥廻間1238-219

現場地図はこちら
地図も掲載された完成見学会のチラシ

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ハウジング&リフォームあいち2009 にカナダ領事館ブースで出展します

3月13日(金)・14日(土)・15日(日)に、名古屋市千種区にある吹上ホールでハウジング&リフォームあいち2009 が開催されます。
今回、名古屋にあるカナダ領事館からブースを準備するので、出展しないかというご案内を頂き、急遽私たちが参加させて頂くこととなりました。新築ばかりでなく、おしゃれな輸入資材を使ったリフォームの提案もしたいと考えております。この機会に是非足をお運び下さい。(入場無料)

尚、15日(日)15:30~16:10 に、私が講師となって、セミナーを開催させて頂きます(場所:セミナースペースA)。講演内容は、「今は輸入住宅がチャンス!! ~リフォームもおしゃれに!~」です。私たち カナダ領事館ブースは、「セミナースペースA」の正面にあります。
地図等詳細は、ハウジング&リフォームあいち2009 のサイトをご覧ください。
ハウジング&リフォームあいち2009 のサイト

場所:吹上ホール(名古屋市中小企業振興会館)
名古屋市千種区吹上2-6-3 TEL: (052)735-2111
名古屋市営地下鉄桜通線「吹上」駅5番出口より徒歩5分

開催日:3月13(金)・14(土)・15日(日)
開催時間:10:00~17:00

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日経のWEB SITEに・・・!

1ヶ月前、外壁用の透湿性防水シートについて、日経の記者さんから取材を受けたのですが、その時私が書いた「この不況下こそ、輸入資材を使った住宅建築はチャンスだ!」という資料をお見せしました。

この暗い建築業界にあって、こういう前向きな話は面白いとおっしゃって頂き、今回そのことが2ページの記事として日経のサイトに掲載されました。手前味噌ですが、お時間のある方は是非ご覧下さい。

尚、ページの最後に「読者の評価」というコメント欄がありますので、そちらにも投稿をお願いします。(ヤフオクと同じで評価が上がるといいみたいです( ^▽^)

日経BP社 建材・設備ガイドに掲載された私(村瀬)の記事:住宅会社が試算「今なら家が1325万円安く建つ」(2009年2月23日)

あと、外壁用の透湿性防水シートの問題点についても今後、WEBと雑誌に掲載頂けるということですので、またその際は、お知らせさせて頂きますね。

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気遣いは、デザインの命

最近、レンガ積みのことばかり書いてきましたので、同時進行していたドライウォールの仕事についてお話します。

以前、本物のドライウォーラーは、貼り方ひとつ違うというお話をしていたと思いますが、この吹抜けのある部屋でどのように貼っているかをご覧頂きます。

まず、私たちが使うのは、4x8フィート(1.2mx2.4m)の石膏ボード。それもテーパーボードと呼ばれる、ジョイント・テープがしっかり美しく貼れるボードを使用します。(テープを張ることを考えて、少しエッジがえぐれた形状をしています)

それと引き換え、日本のメーカーは、3x8フィート(0.9mx2.4m)のもので、尚且つベベルド・エッジという、殆ど角が真っ四角のボードを使用するのです。

大きさからお分かりのように、幅が狭ければボードの数は自然と増えます。ということは、ボードとボードとのジョイント・ラインも増えるということです。強度としては、ジョイント部分が一番弱いところですから、3x8のボードを使えば弱点が増えるのがお分かりでしょう。

また、テーピングに適さないボードですからジョイントの強化も出来ません。

じゃあ、何故そんなボードを使うのか?

それは、大工が持ちやすいからなのです。幅が1.2mもあるボードでは、取り回しするのが大変なのです。また、テーピングの手間やパテもほとんど要りません。要は、お客さんのことでなく自分の都合を優先しているだけなのです。効率という言葉で、本来の施工を割愛しているんですね。

また、横方向に長く貼ったボードは、レンガ目地のように互い違いに貼りますから、垂直方向にジョイントが通りません。つまり垂直圧縮の力が掛かっても、まっすぐ割れが入るリスクが少ないのです。

しかしながら、日本の大工の仕事は違います。垂直方向に長く貼りますので、上から下までジョイントが通ってしまいます。

また、2.7mの高さの吹抜けのようなところは、長さ2.4mのボードでは長さが足りませんから、2F床を組んである厚さ30cmくらいの部分(青い斜線部分)を継ぎ足して貼ります。

2F床組みと1F壁との接合部に、丁度ボードのジョイントも持ってくるのですから、更にこの部分にクラックが生じるリスクが大きくなるのです。

本場のドライウォーラーは、この部分にジョイントがくるのを避けて、1F壁の腰あたりに高さ30cmのボードを足していきます(赤い斜線部分)。そうすることで、少しでもクラックのリスクを減らそうとしているんですね。

あなたなら、ドライウォーラーと大工、どっちに仕事を頼みますか?いつまでも美しい壁と割れやすい壁のどちらがいいでしょうか?

家づくりの仕事は、何でも気遣いと工夫です。私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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目地押さえの道具 Jointer

以前、モルタルの目地を押さえることで、レンガ積み外壁の強度も美しさも増すというお話をしましたが、ジョインターと呼ばれるこんな道具を使っているのです。

そう、ただのアルミの棒です。太さも目地の幅に合わせたものになっています。これで、余分なモルタルを削りながら、足りないモルタルをくっつけながら、目地を一定の深さで丸くならしていきます。そうすることで、モルタル目地に雨が溜まる恐れが少なくなります。つまり、レンガ外壁の耐久性・防水性も高まるのです。

カナダのレンガ職人の道具は、どれも本当に単純・簡単です。これなら、使っていてどんなに減っても大丈夫。鉛筆のように折れることもないですし・・・・。

あと、この「Cortes」というHanson社のレンガは、欠けなどが入っていて表情豊かでしょ。わざとアンティークな感じに仕上げてあるのが、この写真だとよく分かります。

日本では、なかなか見ないデザインですよね。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

<関連記事>: レンガ積みの目地は、太すぎてはダメ (2012年8月16日)
<関連記事>: 目地形状で、レンガは雨にも強くなる (2012年8月17日)

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