お知らせ

壊れたついでにリフォームしました

リフォーム前後のトイレ

昨日、東郷町のお客様のおうちで、トイレの取り換え工事と洗面台の設置工事を行いました。

トイレが水漏れして使えなくなっていたので、この際使い勝手のいい最新式のトイレにしたいということで、トイレの交換をすることになったのですが、隣の部屋のクローゼット内にも手洗いの為の洗面台を付けたいということで、トイレの給排水と電気配線を引っ張って洗面を取り付けることも一緒に行いました。

今回記事でご紹介するのは、そのトイレの方です。既存のものは、暖房便座付きのロータンク式の普通の便器(写真左)。

こちらのトイレは、便器の後ろに水を貯めるロータンクが付いていますから、便器の後ろに手が届かず、掃除がしにくくて仕方なかったとのことでした。

そこで今回は、ロータンクのないタンクレスのシャワー付きトイレにしたのですが、便器の後ろには手洗いカウンターが付いたキャビネットを取付けました(写真右)。

このキャビネットの中に、給水管や電気コンセント等の目障りなものが隠れていますので、便器の後ろもすっきりしています。最近のトイレは、自動排水機能も付いていますから、便器から立ち上がっただけで勝手に水が流れます。

洗面台への配管を加えましたので、一部の床も一旦剥がしましたから、クッションフロアも明るいデザインのものに張り替えました。せっかく工事をするのですから、このように以前よりも美しくて機能的なリフォームをやりたいですよね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

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国産のようで、国産でないかも・・・?

アルミサッシに付いていたスパイラルバランサー

お客様から、港区のおうちのサッシ修理についてご相談を頂きました。

それは、螺旋状の棒が入っているスパイラルバランサーという吊り金物が破損しているので、交換したいというものでした。

写真は、そのスパイラルバランサーと周辺部品。形状からすると輸入サッシに付いているものに近いようにも思いますが、これが付けられているサッシは網入りガラスが入ったアルミサッシ。

まずアルミサッシとなると、ミルガード(Milgard)のものを昔輸入していたというのがありますが、ミルガードならチャネルバランサーを使っていたようにも思います。

また、ガラスがアメリカでは一般的ではない網入りガラス(ペアガラスかどうかは不明)という点でも、輸入サッシかどうか怪しいものです。

家の外観も、輸入住宅というより在来の住宅デザインですから、もしかしたら輸入の部材を一部用いて国内で製造したサッシなのかも知れません。それにしても、このスパイラルバランサーも、細かな形状が北米のものと若干異なっている点があるのも気になりますねぇ。

来週あたりに現地調査を行って、輸入の部材で修理出来るものかどうかを確かめに行ってきます。

国産のサッシ・メーカーでもスパイラルバランサーを使って製造していたというものがあったようですが、それとも少し違うので直るかどうかは、やってみないと分かりませんねぇ・・・。

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サミット製スライディング・パティオドアのロック不良

サミット製スライディング・パティオドアのロック不良

川崎市のサッシ屋さんから、輸入の掃出しサッシの鍵がおかしいので、交換がしたいというご相談を頂きました。

サミット(Summit)社の樹脂製片引きスライディング・パティオドアですが、このメーカーのものに限らずロック金物は消耗品です。

モーティスロックと呼ばれていて、一旦鍵爪(ロックラッチ)がストライク(受け金物)に引っ掛かってしまうと、ロックレバーを操作しない限り開けられないという防犯金物です。

ただ、ロックケース内に仕込まれているアクション・スプリングが小さくて細い為、10~15年も経つと錆びて飛んでしまうことがあります。

そうすると、ラッチの出し入れが正確に動かず、レバーで解除してもロックが掛かったままになったり、逆にレバーで鍵を掛けてもロック出来なかったりということになります。

今回、どういった不具合なのかは詳細が分からないので何とも言えませんが、15年もしたら金物は定期交換すべきだと思います。また、交換する際は、ドアの建て起こしを調整したり、ロックの掛かり具合もチェックをしたいものです。

そうすることで、今まで動きが悪かったサッシが、見違えるようにスムースに開閉するようになったり、軽くロックが掛かるようになったりします。まずは専門家にやってもらって、次は自分たちでやれるようにしたいものですね。(なかなか難しいかも知れませんが・・・)

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アンダーセンは、外も木製

アンダーセン社ダブルハングのボトムサッシュの腐り

大垣市のお客様からアンダーセン(Andersen)のダブルハングサッシについて修理をして欲しいとのご相談を頂きました。

写真はその様子ですが、建具(障子)の下枠が脱落し掛かって、側枠との間に隙間が生じています。

また、下枠と一緒にガラス押えの樹脂製の押し縁も、下がってきているのが分かります。

そして、枠の塗装も何だかマダラになっている感じがして、少し変ですね。アンダーセンのダブルハングは、他社のもののように外装がアルミ板で覆われている訳ではありません。

木製の建具の外側だけ塗装で仕上げているのですが、ガラスと押し縁との境い目から雨が侵入することがよくあります。特に南面や東面の外壁は、台風などの強い雨風をまともに受けますので、その面の窓は雨漏れに注意しなければなりません。

ただ、こうしたトラブルはアンダーセンの窓に限った訳ではなく、アルミで覆われたアルミクラッド・サッシでも同様のことが起こります。

ですから、輸入の木製サッシについては、定期的にガラスの周囲や建具枠のつなぎ目を防水処理することが欠かせません。でも、そうした処理をしている輸入住宅ビルダーや塗装屋さんは、殆どいないというのが現実です。

今回は、ダブルハングの下窓(ボトムサッシュ)だけが悪くなっていますから、下窓だけを新たに調達して、取付け時に下窓だけでなく上窓(アッパーサッシュ)もガラスの周囲を防水処理します。

勿論、下窓の室内側の木部は無塗装で入荷してきますから、パラペイントの木部防水塗料 ティンバーケアで2度塗りしてから、窓に装着します。

こういうことは、他の場所のサッシでも起こりますから、出来れば家全体を塗り直しする時に、足場を使って全部防水処理することをお勧めします。

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暑くなったら、これが効く

窓の遮光ネット

今年は暑くなるのが少し早めな気がしますから、顔に付けるコロナ対策用のマスクもちょっとストレスに感じますよね。

私共の事務所は、輸入資材を保管しておく為の大きなプレハブ倉庫の一角になりますから、夏は暑く冬は寒くなる省エネとは程遠い環境です。

何とかしたいのは山々ですが、賃貸の倉庫ですから改造するなんてことは出来ません。今年の夏は例年になくくらいの猛暑になるとのことで、今週早々と窓の遮熱対策を施しました。

事務所のサッシは、熱がすぐに伝わるアルミサッシ。それもシングルガラスですから、部屋の中は暑い暑い。そこで毎年登場するのが、農業用の遮光ネット。これ、もう5年以上使っていますが、全然悪くなりません。

窓の周囲に付けた小さなフックに引っ掛けて、風でバタつかないようにピンと張ったら完了です。

上から注ぐ強い太陽の光が入りませんから少々事務所の中は暗くなりますが、横から入る空気はよく通してくれますから、意外と涼しく感じます。(エアコンが嫌いなので、出来るだけ使わないようにしています)

大したものではありませんが、ほんのちょっとした工夫で、生活環境は改善出来るものですから、おうちの見栄えが悪くならない程度に猛暑対策をしてみては如何でしょうか。

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キックプレートを付けると豪華になります

塗装が剥げたシンプソン社シャトーミッシェル

名古屋市のお客様から輸入の木製玄関ドアのメンテナンスについてご相談を頂きました。

ドアは、シンプソン(Simpson)社のシャトーミッシェル(Chateau Michelle)というステンドグラスの美しいドアです。

でも、今回は塗装の塗り直しとキックプレートの装着についてご相談を頂いたということで、ドアの下半分のみの写真となりました。

実際の木の状況を見ないとはっきり言えませんが、ドア表面の化粧単板がめくれていなければ、少しサンドペーパーを当ててやるだけで、防水塗装をすれば元のきれいな木目が蘇ると思います。

もし薄い化粧板が下地から剥がれてしまっていたら、元通りとまではいきませんが、多少補修などで誤魔化すことである程度再生することは可能です。

まあ、今回は傷んだ部分にキックプレートを入れますから、傷んだ処は目隠ししてあげられますので、全然問題ないと思います。

単に修理するだけでは、それ程楽しくはありませんが、金色又はブロンズ色の大きなプレートを付けるという付加価値があれば、その家は更に引き立つ効果がありますので、正解だと思います。やはり原状復帰ではなく、リノベーションをしてこそ、長く家を愛せるのだと私は思います。

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錆びて歪んだ異形ドアヒンジ

錆びて歪んだ異形ドアヒンジ

釧路のお客様から輸入玄関ドアのヒンジの交換についてご相談がありました。

写真は、そのヒンジですが、左右の蝶番で形が違う異形ドアヒンジで、相当長く使ってきたのか、心棒に歪みがありますし、金属の錆びや減りも酷い状況です。

恐らくこのヒンジが付いていたドアは、ドア自体の倒れ込みや鍵の不良、敷居への干渉といった多くの不具合があったのではないかと推察されます。

このままそれを放置して使い続けるとしたら、近いうちにドアやドアハンドル自体の交換も必要になるでしょう。幸い私たちは、こうした特殊なドアヒンジも海外から調達することが可能ですから、すぐに手配することが出来ます。

ただ、標準的なヒンジと比べて単価も高く、海外からの送料や通関費などもバカになりませんから、交換用だけでなく予備用にもいくつか購入しておくことがいいように思います。

輸入住宅に使われている輸入資材は、国内では手に入らないものが多いですから、私たちのような専門家の力を借りて、サイズや形状が合致する部材を手に入れること大切です。

合わないものを無理くり付けても、あまり長くは持ちませんし、周辺の部材も傷めてしまうリスクもありますから、安かろう悪かろうは避けた方が無難だと思います。勿論、ヒンジ交換の際は、ドアの建て起こしの調整や鍵のメンテナンスも忘れずに!

<関連記事>: 左右で違うドアヒンジ (2020年5月27日)

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手元を照らすミニ照明

手元を照らす輸入のミニ照明

20年以上前に建てさせて頂いたお客様から、小さめの洗面台を付けたいので、その手元を照らすような小さめの照明器具が欲しいというご希望を頂きました。

安っぽい国産の蛍光灯では、ホームメイドのデザイン感覚に傷が付きますから、少しオシャレな輸入照明をと思い、写真のミニ照明を輸入しました。

幅が20cmほどしかない照明器具ですが、洗面台の正面にあまり明るいものを取り付けたのでは、眩しくて手も洗えません。そこで、このつや消しの白い板にLEDの光を後ろから当てて、間接照明のように柔らかい光の下で洗面を使って頂けるように考えてみました。

スイッチを入れた状態が写真左下ですが、如何にも穏やかな空気感が表現されていて、オシャレな感じだと思いませんか。

アメリカの照明器具は、あまり緻密には作られていませんから、うまく作動するかは出たとこ勝負ではありますが、このLED照明は耐用年数的には何十年も持つらしいですから、不具合がなければ一生ものかも知れません。

同じお金を出すのであれば、やっぱりデザインが優れた輸入照明がいいですよね。照明器具を変えてインテリアの雰囲気を一新したい、せっかくの新築だから他にない照明デザインにしたいという方は、私たちが提案させて頂きます。

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輸入蛇口が水漏れしたら、バルブ交換

水漏れするモエン製洗面水栓 モンテセロ

20年以上前に建てさせて頂いた東郷町のお客様から、輸入の洗面水栓の蛇口からポタポタ水が漏れるという相談を頂きました。

写真は、その水栓金具ですが、カナダの有名メーカー、モエン(Moen)社の金・白コンビネーションのクラシックなデザインをしています。

当時私たちがよく施工させて頂いたモンテセロというシリーズなんですが、結構可愛らしくてお値打ちな洗面水栓だったように思います。

こういうトラブルの場合、セラミック・カートリッジと呼ばれる止水バルブを交換すれば、元通りになるのですが、器具によって使われるバルブに違いがありますから、メーカー名、製品名、品番、施工時期を確認しないと、適合するバルブを見付けることは出来ません。

よくお客様から、私の記事に掲載している写真のものとそっくりなバルブですから、それと同じものを手配して欲しいというご依頼を頂きますが、形状や大きさが微妙に違っていたら、取付けが出来ないのです。

ですから、似ているとか、そっくりとかいう言葉だけでは、調達することはお勧め出来ません。(お客様の自己責任で取り寄せて差し上げることは出来ますが、取付け出来ないという理由での返品・返金は出来ません)

今回、私が昔の記憶を辿って、商品の特定をすることが出来ましたので、交換用のカートリッジバルブを調達することは可能です。それにしても、20年以上前に製造された商品の部品が今でも手に入るなんて、輸入資材ならではだと思います。

勿論、それは製品の特定が出来る場合だけですから、新築当時の資料や仕様書が大切に保管してあることや建築会社との良好な関係があることが重要です。

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玄関ハンドル用室内側ドアレバーの破損

クイックセット製ツーレーンの室内側レバーハンドル

こちらは、先日浜松市の輸入住宅から引き揚げてきたクイックセット(Kwikset)製ツーレーン(Tulane)の室内側レバーハンドル。

玄関ドアの調整をする為に、ドアを開け閉めしていたら、突然室内側のレバーを動かしてもドアのラッチが連動しなくなりました。

台座の取付けビスを外してみると、レバーの中心に固定してある心棒が、金属疲労で根元から折れてしまっていました。

取り敢えず、写真では形状が分かるように組上げてはいますが、心棒が少し浮いた感じが見えるので、固定が出来ていないのはお分かり頂けると思います。

既に20年以上お使い頂いている玄関のハンドルセットですから、今まで何もトラブルがない方が不思議でした。通常であれば、こういう場合はデッドロックを含めたハンドルセット全体を交換することになるのですが、今回は室内側のレバー部分だけのセットが調達出来そうです。

北米のドアノブ・メーカーは、通常部分的な材料を供給するのではなく、全部交換を推奨しています。それは、ご覧のようにすべての部品類が古くなって劣化が進んでいるので、1ヶ所だけを交換しても他の部品もすぐに壊れてくるだろうという理由から、ハンドルセットごと交換して欲しいと考えているようです。

それにしても、玄関ドアの修理・メンテナンスをしている時にこのレバーが突然壊れて、ビックリしました。でも、逆に言えば、この時壊れてくれなければ、再度ドアレバーだけを交換しに伺わなければならなくなりますから、今回の修理作業の際に壊れてくれたのは不幸中の幸いかも知れません。

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