お知らせ : ページ 2

建具が傾いた上げ下げ窓

窓の右側が下がっているシングルハングサッシ

広島のお客様からサミット(Summit)社製シングルハングの窓が、片方下がって開け閉め出来ないというご相談を頂きました。

写真はその様子ですが、建具(障子)の右側が10mm程度下がっています。

上げ下げ窓は、左右が水平な状態で始めてスムースに開閉出来ますから、建具が傾いてしまうと窓枠と引っ掛かってうまく動かなくなります。

これは、建具の両サイドに内蔵されているバランサーが、片方だけ切れてしまったことが原因です。このケースでは、窓の右側のバランサーが不具合を起して、建具を持ち上げることが出来なくなっています。

勿論、両方同時にトラブルになることもありますが、そうしたケースは稀ですし、その場合は建具を持ち上げようとしても手を放すと下まで落ちてきてしまいます。(それを知らない人が窓を開けて手を離すと、落ちた衝撃でペアガラスが割れる恐れがありますから、注意が必要です)

片方のバランサーに不具合がある場合、多くの人は悪くなった片側だけを交換すれば直るとお考えですが、新しいバランサーはバネが強く働き、古いままのバランサーはバネが弱っていますから、サッシのバランスが左右で崩れてしまいます。

そういう状態で使い続けると、新しい方のバランサーまで寿命が短くなりますから、バランサーの交換時は左右両方共交換しなければなりません。

シングルハングに限らず、上窓も開くダブルハングでも、片側のバランサーに不具合が発生すると、建具が傾いて開閉しづらくなりますから、どんな上げ下げ窓でもバランサーの定期的な交換メンテナンスは必要です。一度皆さんの輸入住宅でも上げ下げ窓を確認してみては如何でしょうか?。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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これは、結構衝撃的です

玄関ドア脇の外壁内部の無数のシロアリ

昨日、浜松市でハードのダブルハングの修理・メンテナンスを行ったという記事を書かせて頂きました。

その現場で、玄関や勝手口ドアの枠材がシロアリに喰われて、復旧して欲しいということで、ドア枠やその下地の柱材を撤去した様子がこちらです。

この空間には元々床材を受ける為の下地の根太が横に走っていた場所なんですが、見事に喰われて粉々になっていました。

その粉々になった材料を手で掻き出して、ある程度きれいな空間にした当初は、黒アリがたくさんいる状況だったのですが、アリ用の殺虫剤をスプレーしたら今度はシロアリたちが土台の木から、たくさん這い出してきたのです。(当時土台や根太材などの構造材には防蟻処理が行われているはずですが、そんなものを全く意に介さず食べるのがシロアリのDNAです)

土台の木は固かったせいか、あまり喰われた様子もなく大丈夫だと思っていたのですが、土台に明いた小さな穴の中にシロアリたちは潜んでいたと思われます。それにしても、酷い量のシロアリたちがいるんですね。

種類はヤマトシロアリだと思いますが、非常に小さくダニのようにも見えました。自然界では枯れた木を土に戻す択割を果たしているシロアリですが、建物の中に入り込んだシロアリたちは駆除する以外方法はありません。

ただ、彼らは水がない場所では生きていけませんから、その供給源を断ってしまえば、中にあるコロニーも崩壊します。恐らくここが地中との中継点だと思いますから、ここで殺虫剤などの薬剤を塗布しておけば、ある程度の抑止になるとは思います。

他にもシロアリの蟻道が出来ていなければいいのですが、それはシロアリ屋さんに調査頂く以外に方法はないと思います。でも、お客様が相談している業者さんは、何かあまりやる気のない後ろ向きな感じでしたから、少々心配です。

因みに、こうしたシロアリ被害の原因は、玄関土間やアプローチ階段の中に土を入れて、地面と建物とが土によってつながっている状態にしたという構造的な欠陥です。(木の枠材が、タイル土間の下に埋没しているという状態の家も多くあります)

こうした施工は、多くの新築現場で行われていましたから、建物の下にシロアリの巣がたまたまあった場合には、その被害は大きくなります。

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並べて見ないと分からない

木が腐ったハード社輸入サッシの新旧比較

昨日・今日と静岡県浜松市の輸入住宅で窓やドアの修理を行いました。

建てた工務店は既になく、長い間メンテナンスされない状態で20年以上経ったおうちでした。

ご主人はまめな方で、自分なりにドアのメンテナンスをしてきたそうですが、素人ですから窓はやり方が分からなかったようですし、ドアも的確な修理は出来なかったようです。

アドバイスをしてくれる建築業者もいませんし、専門知識もない状況ですから、それは仕方ないことだったと思います。ただ、そんな状況だからと言って、不具合の方は手加減してはくれません。

窓ガラスの周囲から入った水は、サッシの建具を腐らせてしまいましたし、玄関ドアや勝手口ドアの周辺では、シロアリがドア枠や構造の柱材等を食い散らしていました。

写真は、視界が開けた東側に面した壁に取り付けられた2連のダブルハング。台風等の強い雨風がサッシに直接当たるような状況で、窓の建具が黒く腐ってきてしまいました。

雨が染みたくらいであれば、少し乾かして雨が入ってきた場所を防水処理しれば何とかなりますが、木枠に穴が明くような状況では、通常サッシ全体を交換するしかありません。

でも、旧ハード(Hurd、現シエラ・パシフィック)のダブルハングは、型が新しくなっても交換用の建具を造ってくれるのです。

写真左が悪くなった建具を交換したもので、写真右がまだ交換していない交換前のサッシです。建具を交換したサッシでも、壁に固定されている窓枠そのものは交換しないで可動する建具のみを交換しました。

隣の古いダブルハングと比べて、デザイン的にあまり違和感のないことがお分かり頂けますよね。

因みに、新しい建具の木部は、コアガードと呼ばれる木が腐らない処理がされていますから、ガラスの防水処理に万一のことがあっても雨で木枠が腐ることはありません。

持ち手のハンドルや建具枠の高さなど、細かい部分で違いが分かりますが、全体的なシルエットが似ているのは、古いユーザーにとっては有難いことです。

ただ、適切な建具を調達するには、事前に採寸調査などを行う必要がありますし、木部の防水塗装やガラスの周囲の防水処理を行い、その後の取り換え作業も結構時間が掛かり大変です。

ハードだけでなく、他メーカーの輸入サッシでも同様のトラブルが発生しますが、こうした修理をしっかり的確にやってくれるビルダーは、国内にはなかなかいないのが現実です。

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交換が必要な羽根付きチャネルバランサー

交換が必要な羽根付きチャネルバランサー

愛知県大府市のお客様から樹脂製シングルハングサッシのバランサーの調達についてご相談を頂きました。

写真は、その不具合のあるバランサーです。

長い金属の棒のような形をしているチャネルバランサーですが、その両端には羽根のような形状のものが付いた樹脂パーツが付いています。

羽根が付いたものと付いていないものが存在しますが、羽根がある方がバランサーが窓枠の表面を上下する際に安定するものと思います。

ただ、羽根自体が窓枠に付いた汚れや突起物に引っ掛かって、うまく作動しなくなるということもあるでしょうから、羽根なしのバランサーを使う窓メーカーも少なからず存在します。

今回のものは、バランサーの左右に付いた羽根の片方が折れてなくなっています。また、建具を吊るヒモが伸びて、建具を吊り上げることが出来ません。

これは、ヒモを巻き取る為の樹脂製の滑車が摩耗して回らなくなったり、ヒモがつながっているバネが錆びて伸縮する機能が失われてしまったりした為に起こるトラブルです。

これ以外に、ヒモ自体が劣化して切れてしまうと、バランサーとしてうまく建具を吊り上げることが出来なくなります。

よく自分でヒモを新しいものに交換する人もいるようですが、ヒモを交換しても他の部品も同様に劣化している為、それ程寿命を延ばすことは出来ません。

こうなってしまったら、バランサー自体は交換時期に来ていると判断して、新しいものに交換することがお勧めです。

また、建具側に付いている樹脂製のトップガイドの破損もシングルハング窓の開閉不良の原因となりますので、悪くなっていたら同時に交換するようにしたいものです。これらの部材の寿命は、10~15年となりますから、定期的に交換修理・メンテナンスをお願いします。

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スクリーン以外もメンテナンスしましょう

ウェンコ製輸入サッシの網戸張替え・修理

先日、知立市のお客様からお預かりした網戸の固定ピンが固着しているという記事を書きましたが、網戸ピンを含めて交換・修理が完了しました。

写真は、どちらもウェンコ(Wenco)社製のサッシ用網戸ですが、アルミクラッドサッシ用(左)と樹脂サッシ用(右)とでは形状が異なるようです。(もしかしたら、ダブルハング用とオーニング用とで違いがあるのかも知れませんが・・・)

雨に曝されてグレーっぽい色のフレームになった左の網戸は、フレームの1本が曲がってしまっていたので、そこだけ交換しました。ですから、その1本だけは真っ白い色をしています。

右の網戸は、雨の当たらない室内側に取り付けられていたのですが、浴室であった為にアルミが錆びたり塗装が変色したりして、随分汚れた感じになっています。

でも、フレームや樹脂製のコーナー部品は、まだ使えそうな状況ですから、そのまま利用することにしました。ただ、両方の網戸共、網戸固定用のピンは劣化がひどかったですから、全部新しいものに交換しています。

ピンの色の違いは、フレームに明いていた穴の大きさや納まり具合をチェックした結果、違うタイプのものにした方がスムースに動くと思い、違うメーカーのものを使用しました。

ただ、どちらも従来使用していた金属シャフトのものではなく、樹脂製のシャフトにしましたから、錆び付いて動かなくなる心配はありません。(亜鉛メッキのシャフトもアルミのものも10年以上経つと錆が出てくる恐れがあります)

そして、最後にグラスファイバー製のスクリーンと輸入品の網押さえのゴムを取り付けて、完成となりました。これでまた10年以上は網戸をお使い頂けるはずですが、次回の張替え時はコーナー材の交換をやりましょうね。

網戸は、網だけ交換すれば張替えが終わるというものではありません。それ以外の部材にも気を配りながら、必要あれば順次交換していってこそ長く使える網戸となるのです。梅雨を前にして、輸入住宅にお住まいの皆さんも網戸の張替えをしてみては如何でしょうか?。

私たち ホームメイドなら、スクリーンだけでなく、フレームやコーナー材も最適なものを調達しますから、元の素敵な網戸に蘇りますよ。

<関連記事>: フィンが付いた網戸フレームと固着した網戸ピン (2020年5月22日)

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ドーマー周辺の雨漏れリスク

ドーマー周辺の雨漏れリスク

ハード(Hurd)のサッシをお使いのお客様からサッシのトラブルについていくつかご相談を頂きました。

その一つに、外から見ると屋根の上に設置されたドーマー(鳩小屋)で、室内側から見ると玄関上の吹き抜けの明り取りとして機能するサッシ周辺から雨漏れしているとの案内を頂いたものがあります。

室内側から撮って頂いた写真を見ると、建具の木部が黒くなっているのが見えましたから、建具のペアガラス周辺からの雨漏れが発生しているという感じに見えますが、それ以外にも吹き抜けの壁(室内)のクロスや窓周りの飾り枠(ケーシング)にも損傷が見受けられました。

この場合、建具の雨漏れが吹き抜けの壁にも及んだのではないかと考える人もいると思いますが、私の見立ては違います。写真を見ると分かりますが、サッシの下端が屋根に接していて、そこに立ち上がりの外壁のような部分が何らありません。

これだと台風のような強い雨風の際に、雨が屋根を吹き上がってきてしまい、窓下の部分から中に吹き込んでしまいます。通常の窓でしたら、サッシの下端にもネイルフィンが付いていて、それを構造体(外壁)にビス等で固定し、その上からブチルテープで防水処理します。

でも、この状態ではそういった処理が屋根の下地材(野地板)に行われていると考えますから、防水処理が正しく行われなかった可能性が大きいと思います。

勿論、ドーマー周辺と屋根材とのつなぎ目には、防水の為の鈑金が施工されているのですが、これもサッシ下では十分立ち上がっていない状況ですから、殆ど意味をなしていないと考えるのが普通です。(ドーマーの両サイドは、鈑金の立ち上がりを作っているとは思いますが、写真だけでは不明です)

次に気になったのは、ドーマーの屋根の鼻隠し材です。鼻隠しとは屋根の軒材のことを言うのですが、ここにも外壁との間に隙間が生じているようです。

通常の上からの雨であれば、この隙間から雨が入ることはないのでしょうが、吹き上げるような雨の場合は、ここからも雨の侵入がある可能性があります。

軒がもっと深ければ、この隙間から雨が入ることはないかも知れませんが、外壁面と軒先面がほぼ同じくらいの面に来ていますから、この納まりは防水を十分意識したものとは言い難いです。

最後は、ドーマーとは関係がない部分ですが、屋根の一番高い棟の処に棟換気が取り付けてあるかも気になる処です。換気棟の施工がされていない屋根裏遣いの部屋では、往々にして小屋裏結露の問題が発生します。

構造に係る部分では、費用的にも時間的にも完璧に直すということは難しいかも知れませんが、将来も長く暮らしたいと考えるのであれば、ここである程度の費用を掛けてでもベターな状態に戻すことを考えなければいけないように思います。

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こんなことは、よくあることです

ハード社ダブルハングの交換用アッパーサッシュ

古いハード(Hurd)のダブルハングサッシですが、木製の建具枠に雨漏れによる腐りが発生した為、今回新しい建具をシエラ・パシフィック(Sierra Pacific)社から調達しました。

シエラ・パシフィックは、ハードを吸収合併したサッシ・メーカーですが、今でもハードのメンテナンスサービスを続けてくれています。

新しく調達した建具は、木部が無塗装で来ますから、取付け前に会社で着色や防水塗装等を行うのですが、金物類やウェザーストリップが付いたままだと塗料がそれらに付く恐れがあります。

そこで、一旦付属品をいちいち外してから塗装を始めるのですが、ロックの受け金物(ストライク)を取り付けていたビスが途中で折れているではないですか。ビスを取り付けた際に回し過ぎて折れたのかと思い、ビス穴の中を覗いてみたのですが、折れた先は穴の中に残っていません。

また、ビスを打ち込んだ穴が、4つも明いています。通常2つですから、金物を上下逆さまに取り付けて、その後間違いに気付いて取付けし直したという感じがします。

恐らく、作っている工場の従業員が、アルバイトみたいな人間で、ビス留めを含めて慌てて取付け作業を行ったというのが正解でしょう。

幸い私共の方には代替出来るビスが手持ちにありましたから、事なきを得ましたが、金物を外さずそのまま窓に建具を取付けしていたら、気付かずに作業をしていたかも知れません。

こうした施工上のミスや誤魔化しは、アメリカを含めて世界ではよくあることです。勿論、改善の為にメーカーには一言言っておかなければいけませんが、これをいちいち問題にしていたら、資材を輸入するなんてことは出来なくなります。

製品を考え製造工程を構築した人間は頭のいい人だとは思いますが、製造に関わる全ての人が優秀とは限りません。間違いがないか、私たちが事前にチェックして、もし問題があればこちらサイドで是正するということが大切です。

ただ、代替のパーツがないとか、こちらで加工の仕様がないとか、破損しているというケースもありますから、その時はお客様に施工をお待ち頂いて、部品が入手出来た段階で改めて取付けに伺うということをお願いしなければいけません。

私たちのような中間にいる存在が、メーカーやお客様の間に入ってうまく調整してやることが、輸入資材の調達では求められているのです。

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左右で違うドアヒンジ

左右で違うドアヒンジ

北米から資材を輸入した輸入住宅の玄関ドアでたまに見掛けるのが、蝶番の形状が左右で違うドアヒンジです。

その例でよく出てくるのが、ピーチツリー(PeachTree)社製のドアに取り付けられているドアヒンジですが、今回の写真のものはそれとはちょっと違います。

アメリカやカナダのドアでも、左右対称というヒンジが一般的なんですが、どうしてか分かりませんが、こうした左右非対称な蝶番が取り付けられていることがあるのです。

角が丸くても四角でも左右を同じにした方がデザイン的に安定しているようにも思いますし、取付けも面倒くさくないんですけどね。

今回、お客様のおうちの玄関ドアにこうしたヒンジが取り付けられていましたので、アメリカから取り寄せをしてみたのですが、どうしてもデザインを変える理由が不可解です。

まあ、そうは言ってもこうしたヒンジが取り付けられた古いドアがある訳ですから、それに合ったヒンジを調達してあげることも必要です。皆さんのおうちのヒンジがどういうデザインなのか、機会があれば一度見てみるといいかも知れませんよ。

因みに、ドアヒンジの交換は、10~15年程度で行って欲しいと思います。その際、ドアの下がりや傾きの調整をすると、開け閉めが全然しやすくなると思います。

<関連記事>: 錆びて歪んだ異形ドアヒンジ (2020年6月8日)

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ミルガード製のケースメントサッシ修理

ミルガード製と思われるケースメントサッシのオペレーター交換

岡崎市で中古の輸入住宅のサッシ・メンテナンスをやってきました。

こちらは、近々分譲販売されるとのことですが、その前に大きな不具合を直しておきたいということで、私たちが呼ばれました。

数ヶ月前に状況調査に伺った際は、今回修理した処以外にもいろいろ直すべき箇所がありましたが、予算や費用対効果の関係からか、修理するのはケースメントサッシ2ヶ所だけということになりました。

窓メーカーは不明とのことでしたが、いろいろな窓のデザインを見ていくと恐らくサッシはミルガード(Milgard)製であろうということが分かりました。

今回の不具合は、2ヶ所共オペレーターと呼ばれる開閉金物のギアが空回りして、開けることは出来ても閉めることが出来ないというものでした。金物に砂やゴミが付着していると、ウィンドウヒンジがレールの上をスムースに走らなくなります。特に建具の下側がそうなります。

そういう状況のまま、何とか窓を閉めようと無理にハンドルを回していると、ギアに無理な力が掛かって、ギアが摩耗してしまったり、ギアの噛み合わせが外れてきてしまったりします。そうなると、オペレーターが空回りを始めてしまうという訳です。

こういう場合、修理・調整作業をする為には、オペレーター自体を新しいものに交換するのは当たり前ですが、ウィンドウヒンジやサッシの周囲をきれいに掃除してやる必要があります。

また、無理に操作した影響で、ビス留め自体も緩んできているでしょうから、ハンドドライバーを使って丁寧に締め付けていきます。

よく大工さんなんかは電動のインパクトドライバーを使うのですが、柔らかい樹脂製のサッシに使うのは厳禁です。それは、あまりに力が強すぎてビス穴を舐めてしまう恐れがあるからです。

勿論、せっかくですから、それ以外の窓の周囲もメンテナンスをしてやって写真のように気持ちよく窓が開閉・ロックするようになりました。

不具合の主なものはオペレーターなんですが、単純にそれだけ交換してもまた同じような不具合が発生しますから、ちゃんとサッシ全体を調整してやることを忘れずに・・・。

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新型コロナが家づくりを変える

感染症対策?

ようやく全国で緊急事態宣言が解除される状況になりました。

昨日の日曜日には、近所の道路でも車で渋滞が起きる程、外にたくさんの人が出るという状況になっていました。

ただ、今回の状況は感染が沈静化しただけで、ウィルス自体が撲滅された訳ではありません。

予防ワクチンがあるインフルエンザでさえ、毎年流行が繰り返され、病気がなくなることはないのですから、治療薬のない新型肺炎で今後感染が起らないというのは、ただの妄想と考えるべきです。

これを受けて、政府も医療機関も「with コロナ」を提唱していて、私たちにも新しい生活様式を身に付けるよう要請しています。

私は、このコロナも数年のうちに普通の病気となると思っています。スペイン風邪と称されて、何千万人が感染したインフルエンザと同じです。

ただ、私たちは今後も新しい病の発生に備える必要があります。それは、地球温暖化のよる生態系の変化や新たな化学物質の登場、社会のグローバル化などで新しい病気が急激に世界中に広まる状況が生じているからです。

これからは、家というものについても概念が変わるかも知れないと思っています。

それは、外の社会とのつながりを接触という状況でなく、NETやバーチャルな環境の中で維持していくということと、安全が確保された住まいを自分たちが自分の手でメンテナンスすることで、如何に低コストで長く維持していくかといったサスティナブルな家づくりが求められてくるように思います。

30年も経たないうちにデザインが時代遅れになって解体されるような日本の住宅は、サスティナブルとは言えません。手入れをすることでその価値が周囲の社会からも認められるような家は、世代をまたいで住み続けてもらえるという点でサスティナブルです。

何十年に亘って住み続けられた家には、その家族や地域が長年培ってきた有用菌や常在菌が一緒に居続けているとも思います。スクラップ&ビルドでどんどん家を新しくしてきた社会では、そういうものは失われてしまうかも知れません。

勿論、スクラップにして建て直すなどの収入がある人は、今後限られてくるでしょうし、今回のように大規模な予算で感染症を抑え込むようなことも出来なくなるでしょうから、そうしたものに耐えられるだけの蓄えや自己防衛が必要という点でも消費社会は変化しなくてはなりません。

また、自然災害に対する備えでもサスティナブルが要求されます。単に壊れないような丈夫な建物を造るという概念から、ある程度壊れてもそうすることで人間の命を守るという建物を造るということや、壊れた場合でも元の形に復旧出来るという状況を作ることです。

その為には、材料の仕様を変えずに長く作り続ける製造計画が必要ですし、それを施工出来る職人や技術者を絶やさないということも大切です。

安くて早いことがいいという時代ではなく、自分たちで長く維持管理出来ることがいいという時代にならなくてはいけませんね。今後の間取りの変化として、家庭で夫婦共々仕事が出来たり、子供が家で授業を受けられる環境を作ることもきっとトレンドになるでしょう。

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