お知らせ : ページ 269

「電球形蛍光ランプ(ボール電球形状100ワットタイプ) 再社告」 点検&交換

電球形蛍光ランプ2005/05~2012/04までに製造・販売した100ワットタイプのボール電球形状の蛍光ランプで、ガラスカバーと本体の接着強度が一部弱いものがあり、ランプ寿命時に極めて稀に内圧が高まるとガラスカバーが破損・落下する可能性のあることが判明。消費者に、製品の使用中止と代替品との無料交換を再度呼びかけている。
東芝ライテックが製造し、日立アプライアンス、三菱電機オスラム、NECライティング及び三洋電機が販売した製品の一部も対象に含まれる。これまでに破損・落下したガラス片でのけが等は発生していない。

また、ランプ寿命時に回路上のコンデンサの単品故障でランプ内の気圧が高まり、稀にガラスカバーが外れる可能性があるとして、2007/07に交換を告知したボール電球形状の同対象製品(TOSHIBA、HITACHI、SANYOブランドのみ)は、再度、無料で交換する。(R+編集部)

関連記事:電球形蛍光ランプ(ボール電球形状100ワットタイプ)ご愛用者の皆様へお知らせとお願い(東芝ライテック)

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外部(玄関)用輸入ドアのヒンジは、定期交換

輸入住宅の多くに採用されている北米の玄関ドアや勝手口ドアは、木製だったりスチール製だったり、最近ではファイバーグラス製のものもあるが、おおむねどれも相当な重量がある。

頑丈に作られているということもあるが、ステンドグラスをペアの強化ガラスの間に入れた三重ガラスを用いていることやドアの大きさが理由であることが大半だと思う。その為、ドアを支えるヒンジ(蝶番)は通常3セットだが、極端に重い場合は4セット付いていることもある程です。

輸入ドアのヒンジは、ステンレス製で表面に金メッキを施してあるのだが、常に開け閉めを繰り返す場所なので、こすれ合って劣化することも仕方がない。まあ、おおよそ15年も持てば御の字な気がします。

ヒンジの劣化・摩耗は、ドア自体の下がりを助長したり、垂直に取付けたはずのドアが傾いたりするので、ドア下の敷居を擦って開閉が固くなったり、ロックが掛からなくなったりする原因になる。つまり、セキュリティにもよくはない。

建具屋さんにドアの取付け位置を調整してもらうのも方法なのだが、やはり根本原因のヒンジを新しいものに交換することが大切だ。

ただ、ヒンジには様々な形状があるので、出来る限り同じ形状のものを選んで頂きたい。何故なら、大きさや形が違うと以前取り付けられた位置と若干差が出来てしまい、微妙にずれが生じてしまう。

そんな時は、私たちのような輸入住宅のプロに相談して適切に対処することが大事かも知れませんね。

アメリカ人は手慣れたもので、ホームセンターに行って自分で交換するのでしょうが、日本では材料を探すことも難しいですから。

そういった点で国産の玄関ドアは安心、なんて言う人もいるかも知れませんが、国産ドアだってメンテナンスは必要なんです。ただ、日本の住宅は、メンテナンスをする前に家が解体されてしまうから、それが分からないというだけですね(笑)

<関連記事>: 輸入の玄関ドアは、重くて丈夫 (2018年2月15日)

輸入ドアの調整・修理でお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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壁の角を丸くするだけではありません

四角い壁の角が丸かったら、どんなに壁が優しく見えるか想像したことはありますか。写真をご覧頂くと、その優しさや美しさがご理解頂けるのではないでしょうか。

子供たちが、壁の角に頭をぶつけても痛くないですよね。確かに少し手間は掛かりますが、私たちホームメイドは、内装の壁の角を全て丸く仕上げます。

それも、他の住宅メーカーのように、有害化学物質を含んだビニールクロスの施工は、ホームメイドでは行いません。

私たちは、健康的で安全なカナダ製水性塗料 パラペイントでインテリアを仕上げます。それは、北米では一般的な、ドライウォールと呼ばれる美しい塗り壁です。

このドライウォールの施工は、下地作りが一番大切です。美しい下地作る為に、カナダの天然石膏で出来た安全なパテをよく練って壁に塗りますから、元々ベージュ色をした石膏ボードがこんなに白くなってしまいます。

壁が丸くなっている部分が緑っぽくなっているのは、ブルノーズというメタルコーナー材に張ってある紙の色が薄っすら見えているからです。

あと、丸い壁の一番下には、幅木と呼ばれる直線の化粧幕板を施工します。ですから、そこの部分だけは、ブルアダプタを使って四角くデザインします。だって、下地の壁が丸いと、直角に施工される幅木との間に隙間が出来てしまいますからね。

こういうちょっとした工夫が、美しいインテリアの壁を造り出しているんです。

勿論、こうした施工は、フローリングを張る前に行わなければいけません。そうしないと、床材に石膏の粉が飛んで染み込んでしまいますから。ドライウォールの美しさは、材料と手順、施工のスキルによって、出来が大きく左右されるのは言うまでもありません。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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内部結露を起こしたペアガラスは、早めに交換を!

輸入サッシでも国産サッシでもペアガラスのガラスとガラスの中空層を確保したり、ガラスの間に湿気が入らないようにしたりする為に気密性を生むシール材(スペーサー)で四方を囲んでしまうのが一般的。

(一体で形作られたペアガラスを称して、「シールド・ユニット」と呼ばれます)

シール材の多くは、金属で出来ておりその中に乾燥剤が封入されている。

ただ、家が動いたり、サッシ自体が温度変化によって伸び縮みしたり、サッシの製造過程においてシール材でうまく密閉出来ていなかったりすることがしばしばある。あと、ガラスにヘアクラックと呼ばれる割れが入ってしまう場合も同様だ。

そんな時、ペアガラスの間の空間に湿気を含んだ空気が侵入する。その空気は、一旦中に入るとなかなか抜けず、気化したり、水に戻ったりを何度も繰り返すからやっかいだ。そうなると、いくら乾燥剤を入れていても何の役にも立たないからシール材の金属を錆びさせたり、藻やカビが繁殖したりすることとなる。

最近ガラスが何だかボヤーっと雲が掛かったみたいになってきたなと感じたら、ペアガラスの内部結露を疑って下さい。

もし内部結露が原因であれば、すぐにペアガラスの交換メンテナンスを行うことをお勧めします。放っておくとシール材がボロボロになって、サッシからの雨漏りやガラスの脱落を引き起こさないとも限りません。

特に輸入サッシは、オーダーから納入まで2~3ヵ月は必要となるから早めの対処が大切です。メンテナンスを相談するところがない方は、補修のお手伝いしますが、どのサッシメーカーのものでも対応出来るとは限りませんから、その点予めご諒解下さいね。

そして、こうした事例は、ある別の部分の問題をも思い起こさせます。

その場所は、高気密を謳う構造体の壁や天井・屋根裏。特に、グラスウールやロックウール、発泡ウレタンなど吸放湿作用のない断熱材が入った気密空間は、ペアガラスの構造と何ら変わらないのですから、一旦内部結露を引き起こす微小な隙間が生じたら、中が見えない分恐ろしい気がします。

だから、私たちはセルロースや天然ウールの断熱材を使った中気密・高断熱の構造体を目指しているのです。湿気や水分を侵入させないということを考えるより、侵入したらどう対処するかを考えているビルダーが、正しい建築屋だと私は思います。

<関連記事>: こうなったら、ガラス交換しかありません (2017年9月24日)

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同じ輸入住宅でもこれだけ違う

今回は、階段のデザイン及び部材の選定・施工についてお話しましょう。

輸入住宅にとって階段周りは大きな見せ場であると言っても過言ではありませんが、そのやり方はビルダーによって様々です。

ただ、基本的な納まりというものは決められていますから、それを守りながらアレンジを加えることが大切です。

北米の階段材メーカーは、推奨すべき納まり(納め方)を明示しているところもありますが、それ通りに施工するかどうかは、工事をする工務店の裁量に任せているというのが現状でしょう。

それは、階段が組み立てられた状態で北米から出荷されてくるのでなく、バラバラの部材を注文して、それを現場で組み上げるという手法が一般的なので、何をどう施工するかは工務店の判断に依るということなんですね。

ということで、他社で実際に施工された階段とホームメイドが施工した階段とでどう違うのかをお見せしたいと思います。

この写真の他社さんは、名古屋でも有名な輸入住宅ビルダーですが、こうしたミスを犯してしまうんです。

私たちは、北米で通常行われる施工方法を取っていますが、材料を間違えたり、費用を安くしようとしたりすると、このようにデザインや施工が変わってしまいます。

階段の美しさには、リズムと秩序が要求されます。より美しいデザイン、完成された美しさを目指すのであれば、それ相応の知識とセンス、そして少しの手間と費用が必要なんですね。

他社さんのこうした施工が絶対的にいけないということはありませんが、どちらが好きか、どちらが美しいかは、住み手の価値観だと思います。

ただ、ビルダーは常に勉強し、常にデザインを追究する姿勢を忘れてはいけませんね。手間を惜しんだら、負けですから。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

<この階段を施工した作品>:大人のブリティッシュトラッド ~B邸~

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ナイアガラには、こんなホテルも・・・。

10日~15日に掛けて、岐阜市の輸入住宅 N邸のお客様ファミリーをカナダ・トロントにお連れした。

つい1か月前くらいに輸入建材を視察に行ったばかりだが、お客さんの家具やインテリアを選びに行くのは、本当に久しぶり。今回、行きたいというご要望があったのが急だったので、いつも宿泊するB&Bが全く予約出来なかった。

ということもあって、趣向を変えてナイアガラ近郊の美しい街、ナイアガラ・オン・ザ・レイクにあるビンテージホテルに1泊するという計画を立てさせて頂きました。部屋は多少大きめという以外、まあ一般的なシティホテルと然程雰囲気は変わりませんが、外観やロビーのデザインは豪華そのもの。

さすがにビンテージというだけありますねぇ。勿論、外壁はレンガ積みですよぉ。ホテルの周りや街中に野生のリスがいっぱいいますので、お客さんの子供さんたちは大喜びでした。

こうした光景は、日本ではあり得ないですが、大都会トロントでも同様の風景があるんです。不思議な国ですねぇ、カナダは。

皆さんも輸入住宅を建てて、一緒に行ってみませんか?
私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

関連ページ: カナダ無料招待ツアー

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輸入サッシ(マービン社製)のメンテナンス

マーヴィンもそうなんですが、アンダーセンにしろハードにしろ、輸入サッシの建具の気密性や防水性を高める為にウェザーストリップと呼ばれるパッキン(シール材)が取り付けられている。

こうした部材の多くは、プラスチックやゴムで出来ているので10年もすると劣化して破れてきます。ずっと開け閉めしている訳ですから、こういう時はご苦労様の意味を込めて取り替えてあげるのがいいと思います。

ただ、生半可に輸入住宅を施工している工務店や輸入資材についてよく知らずに施工した住宅メーカーでは、どんな部材が必要か、どうやったら交換出来るかもアドバイス出来ないアマチュアが多くいることは確かです。

こんな時、どうしたらいいか分からないという方は、相談して下さい。出来るだけ対応するように致します。今回この写真を送って頂いた方も、そんな方の一人でした。

勿論、こんな小さな部材ですから、手配する私たちは殆どお金にはなりません。でも、長く住める輸入住宅を日本に定着させたいという私たちの理想を実現する為には、大切なサービスだと思っています。

これから新築する皆さんは、どうか信頼出来る輸入住宅ビルダーさんにお願いするようにして下さいね。新築をご計画の方や家のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。

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正しくない施工のドライウォールじゃ、ダメなんです

岐阜市の輸入住宅 N邸では、外壁のレンガ積みが終わり、ドライウォールの下地施工もほぼ完成しました。

ドライウォールを仕上げる為の塗装はまだ終わっていませんが、下地だけでも本当にきれいです。写真だけで本物の美しさをご覧頂けないのが残念ですねぇ。

さて、今回は、ドライウォールの本物と偽物でどこが違うかをお見せしましょう。(勿論、途中の施工も全然やり方が違いますが、それはまたの機会にご説明したいと思います。)

正しい当社の施工と他社の間違った施工の写真を比べると、どれくらい違うかお分かり頂けますね。石膏ボードの張り方も全然違うでしょ。使っている石膏パテも、私たちのような天然石膏でなく、化学物質を含んだ国産の化学石膏のパテを使っているのが分かります。化学石膏のパテを使う理由は、塗ってからの乾きが早い為、すぐ次の工程に取り掛かることが出来るからです。つまり、安全性や美しさより、施工業者側の都合である施工性を重視しているのです。

石膏ボードの張り方が違うと、壁にクラックが入るリスクが高くなります。石膏パテの材質が違うと、石膏ボードのジョイント部分(つなぎ目、目地)の柔軟性がなくなります。内装の枠材等を取り付けると、枠の下になっているジョイント部分にパテが施工出来ないばかりか、枠材等が汚れないようにカバーする手間(緑の養生テープ)が増えてしまいます。

材料や施工の順序を正しくしないのは、施工性を上げて工期を短縮し、高い利益を確保する為であって、お客さんの利益や思いを考えてやっている訳ではありません。

仕上げてしまえば分からないから安上がりにやってくれというお客さんは、私共のお客様ではありません。いい仕事や美しいデザインこそ、私たちのお客さんが望んでいるものであるとホームメイドは考えます。

いくら安くても、間違った施工では誰も納得しないですよね。これ以外にも、ドライウォールの施工にはいろいろなノウハウが詰っています。この「お知らせ」記事やHPで、その詳細を広く公開していますので、どうぞ参考となさって下さい。

自分たちの秘密にせず、あらゆる情報を皆さんに提供するという私たちの考えや建築に共感され、資材の入手や施工・建築を希望される方は、ご相談下さい。

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まるでお城でしょ

岐阜市の輸入住宅、N邸のレンガ積み外壁の工事が完了しました。

約1カ月掛けて、カナダの2人のレンガ積み職人が積み上げました。ここは、地元の小学生たちの通学路だったことから、彼らと子供たちとの挨拶が朝夕の日課となりました。ネイティブな英語に接する機会が少ない日本ですから、こうした交流は子供たちにとっても素晴らしい経験だったのではないでしょうか。

さて、如何でしょうか、白っぽいグレーのレンガ積みの外観は?南面にそびえ立つ2つの塔屋。石造りにも見間違うくらいの重厚感。そして、レンガ職人ならではの卓越した技術。どれをとっても、私たちの全ての力が結集しなければ成し得なかった建物だと思います。

全ての施工が完了するまでは、まだまだ時間が必要ですが、これからも施工の移り変わりを見守って下さいね。

さあ、次のレンガ積みは、愛知県半田市です。こちらも楽しみにしていて下さいませ。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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カナダのレンガの堅さは、ここにある

以前、カナダのレンガの品質が素晴らしいという話を書きましたが、その時ゆっくり長い時間を掛けて、それも徐々に温度を上げながら焼かれていることをお伝えしました。それでは、本当にカナダのレンガが、東南アジアや中国で作られるレンガより堅くてしっかりしているという証拠をお見せしましょう。

写真は、岐阜市でレンガ積みの施工をしている輸入住宅のN邸の現場に落ちていたレンガのかけらです。窓などの開口部や壁のコーナーを納める時、どうしてもレンガをカットして適当な大きさにする必要が生じます。そんな時、こうしたレンガの切れ端が出来てきます。捨てるのはもったいないですが、いい仕事をする為には仕方のないことですね。

写真をよくご覧ください。粘土や細かい砂粒に全く隙間がないのが分かりますでしょうか。つまり、レンガを焼く前にしっかり練って粘土の中の空気を抜いてから焼き上げているのです。また、土や砂が高温で溶けて一体化してしまっている状況も見て取れます。

まるで、地層深くで圧縮されて出来た石のような断面のレンガです。また、こういったレンガですから、雨水は表面に付くだけでレンガの内部にまで侵入できないのです。カナダのShaw Brickのデータですが、24時間レンガを水に浸した状態で吸水率は1~3%ですから、雨ごときでは何ともないと言えるでしょう。まさに、陶器の土鍋と同じです。

だから、高い外壁を積めるだけの強度が出るんですね。レンガ同士をぶつけると金属のように高い音がするのも、如何に密度が高く強度があるかの証です。割ってみて初めて分かる、カナダ製のレンガの素晴らしさですね。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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