お知らせ : ページ 297

待ったが掛かったオープンハウス

春日井の巨大ログのオープンハウスを5月26日(土)・27日(日)に予定していたのですが、まだちょっと時間が掛かるということで、施主(私の友人)から少し待ってて欲しいと連絡があった。施主自身でログを磨いていたので、それに相当時間が掛かったんだと思います。もしかしてまだ磨いてるのかも・・・。
本当は、ゴールデンウイーク前にやる予定だったのが、更にずれ込んできています。

私たちは、ログの建方工事だけしか担当していないから、内装や設備工事の状況はさっぱり分からないので、予定を施主に聞くしかないというのが、難しいところですね。施主のこだわりなんだろうなぁ。まあ、慌てずにいい家を創って欲しいですが・・・。
ということで、今週末に予定を入れて頂いていた皆さん、もう少し待ってて下さいまし。多分、6月16日・17日くらいかな??もしかしたら、6月9日・10日にできるかも・・・・。

また、日程確定しましたら、お知らせします。

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ホームメイドの透湿性防水シートは、全然違う!

写真は、外壁材を貼る前の家の外側を写したものです。壁に張ってあるのは、外部からの雨や水漏れから家の構造材を守る為に使われる透湿性防水シート(防水紙)。

私たちが使っているこの輸入の防水紙は、普通の住宅メーカーさんや輸入住宅ビルダーが使っているものとは、ちょいと違う。

いや、全然違うと言っても過言ではありません。

防水紙の主な役目は、外側から侵入しようとする水分(雨)をシャットアウトして、内側に寄せ付けないことなんですが、その他に内側にある木や構造用合板から出る湿気(空気又は水蒸気)を通過させて、外側へ放出するという役割も担っています。

この性質を称して、「透湿性防水シート」と防水紙を呼ぶんですね。

これを施工することで、雨の侵入を防ぎ内部での結露を防止して、住まいを長持ちさせてくれるというのが今までの考えでした。

一般の住宅メーカーさんが使う従来の防水紙は、最初に開発したアメリカの会社名からタイベック・シートと呼ばれ、輸入住宅メーカーのみならず殆どの国産住宅メーカーも採用しています。(名前を変えているかも知れませんが、同じものと考えていいでしょう)

さて、この上の写真は、一般的な「従来の防水紙」と私たちが使う特殊な「現在の防水紙」を並べてみたところです。

ホームメイドが施工するウェザーメイト・プラス(青いシート)は、何やらエンボスのような網目の加工がしてありますねぇ。そして、従来の防水シートは表面に凹凸がなくツルッとした感じです。

では、それぞれのシートの表(外部側)と裏(内部側)にマジックで文字を書いてみましょう。(従来の防水紙の左端にある黒い線は、施工下地の位置確認用に元々印刷されていたものです)

建物にシートを張る時に外側になる方には、「ほー」、内側になる方には「む」をマジックで書きました。

表(外部側)の面は、多少にじみ方が違いますが、内部側に書いた「む」の文字が見えています。ということは、揮発性のインクを湿気と仮定すれば、どちらも内部側から外部側に湿気を放出していることが分かりますね。

この点では、どちらも壁の中の湿気を屋外に放出するという性能を発揮しています。

さて、今度は、裏(内部側)から見てみましょう。

「従来の防水紙」では、表(外部側)の「ほー」の文字がにじんでいるのに対し、「現在の防水紙」では、文字がにじんでいないのがお分かりでしょうか。

つまり、「従来の防水紙」は外部側からも内部側に湿気を通してしまっているのです。言い換えれば、どちらの方向からも湿気などの空気を通すというのが、特徴です。

夏、室内をクーラーで冷やしていれば、当然家の構造体も徐々に冷やされます。日本の夏は高温多湿ですから、外気の湿気が防水紙をすり抜け内部に侵入します。それが、冷えた建物の内部(構造体)に接すると液体である水に変化する訳です。

そうなると、ご存知の通り、防水紙は大きな分子の水を通しませんから、壁の内部で水がたまってしまい、結露を起こすのです。夏のあいだ中、構造体に毎日水が蓄積されたらどうなるでしょうか?

もうお分かりでしょう。一般的な防水シートを施工した建物では、構造の木はボロボロになり、金属は錆び、グラスウールのような断熱材はカビてしまいます。

この現象は、数年前からアメリカで問題になりましたが、日本では誰も知らないか、知らせようとしていないんです。それは、住宅メーカーや業界を守る為かも知れません。また、日本の住宅業界の人間は勉強していないということです。

でも、私たち ホームメイドの防水シートは、内部からの湿気は放出しますが、屋外からの湿気(空気)は内部へ通しません。不思議ですねぇ。ですから、夏場の壁体内結露は起こらないのです。(水分については、従来品同様どちら側からも通しません)

こんなことからも、私共の建築が他社のものとは違うことがお分かりでしょうか。私たちの考えや建築に共感され、施工や購入を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>: 壁体内結露の発生原理 (2012年11月26日)
<関連記事>: この外壁用防水紙が、すごいんだ (2014年1月3日)
<関連記事>: 窓交換時の防水下地処理 (2016年8月27日)

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危険な防蟻処理剤は、使わない!

土台の木が、オレンジ色をしているのが分かりますか?

そう、これが防蟻処理の薬剤を塗ったところです。色は、オレンジ以外にグリーンやクリア(透明)なものもあります。着色は、塗ったかどうかを分かるようにするという意味だけです。

この現場は、S林業さんの現場でしたが、これが普通の住宅メーカーの施工と思って差し支えありません。また、メーカーの多くは、柱や壁の部分も床から1mくらいまで薬剤を塗っているのが殆どです。(多分、この後施工するんでしょうね)

土台は、ヒノキの集成材、柱はヒノキ又はスプルース(SPF)の集成材ようです。ヒノキは香りがあってシロアリが付きにくいのですが、集成材に使われる木は、まだ若い間伐材が多く使われます。間伐材は、堅い木の中心部(心材)が比較的少なく、辺材(木の外周部)と呼ばれる部分が多いのが特徴です。辺材は成長が盛んだった部分ですので、水分を多く含んでいて繊維が柔らかいのです。ですから、シロアリにとって集成材は、比較的食べやすいと言えるでしょう。

更に、薬剤は木の表面にしか塗布されていませんから、そこを突破されれば中身の部分は、食べ放題となる訳です。余談ですが、最近、防蟻処理に比較的安全なホウ酸(ボロン)を塗るビルダーもいるようですが、表面塗布であれば同様に駆除の意味はあまりないような気がします。

また、フローリングを貼る為の下地材として針葉樹合板が貼られていますが、オレンジ色の土台とほぼ同じ高さになっています。これは、生活環境のフローリングの直下に、こうした薬剤が塗られていることを意味している訳ですから、アレルギーやシックハウスなどの健康被害のリスクのことが気になります。

シロアリに食べられる前に、住んでいる人間に蓄積されるダメージの方が心配ですね。

私たちの施工と比べて、如何でしょうか? こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

防蟻処理に関する記事:「薬剤でのシロアリ予防はあり得ない。最高の予防は目視!」(2013年1月4日)
土台に関する記事:「土台になる木材は、木曽ヒノキ!」(2007年3月29日)
ムク材に関する記事:「ムク材の自然な割れは、当たり前」(2013年4月19日)
<関連記事>: 土台伏せの施工だけでも、書くこと満載! (2013年11月26日)

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Cleopatra

クレオパトラという名前の通り、優雅なバスタブですね。

大きさは、何と1.9mを越える直径です。

写真でも、女性が一人で入っているのがもったいないくらいだと思いませんか?

デザインは、プトレマイオス王朝首都のアレキサンドリアをイメージしたのか、ウエーブの効いた豪華な雰囲気になっています。

こんなバスタブを設置するなら、浴室は6~8帖くらいのスペースが欲しいです。大型のジェットバスでリラックスするなんて、最高ですね。こうしたデザインの商品や建築をご希望の方は、ご相談下さい。

<関連記事>: カナダのバスタブは、美しい (2015年3月27日)

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5月26日(土)・27日(日)に、オープンハウスの日程が変わりました!!

5月12日(土)・13日(日)で予定していた巨大ログのオープン・ハウスですが、ゴールデン・ウイークに仕事が進まないといったことから、もう少し時間が掛かる旨、友人であるお施主様より連絡がありました。予定して頂いていた皆さんには、ご迷惑をお掛けしますが、日程の変更を宜敷くお願い致します。

新しいオープンハウス
日程:5月26日(土)・27日(日) 午前10時~
場所:春日井市町屋町字町屋3872-1 地図はこちら

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春日井市で、巨大ログハウスのオープン・ハウスを計画中!

昨年の11月にカナダのログビルダーと一緒に組上げた春日井市のログハウス。

建方(構造組み)工事しか担当しなかったので、その後どうなっただろうと思っていたら友だちであるお施主から、現在の外観写真が送られてきた。これが、その写真。結構、かっこよくできたじゃないですか。

カナダのイースタン・ホワイトパインの巨大丸太の迫力は、写真では伝わらないかも知れないけれど、美しい外観になったのは皆さんにも理解して頂けるかな。

お施主様の厚意で、ゴールデン・ウイーク明けの5月12日(土)・13日(日)にでも私たちがオープン・ハウスを開催させて頂きます。また、それが確定しましたら、皆さんに告知させて頂きますのでご興味のある方は、見にいらして下さいね。

丸太を組上げた直後の写真を紹介しているブログはこちら
こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

<作品紹介>: カナダ ハンドカット ログハウス ~Y邸~

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スプルース (SPF)

スプルースは、一般的に「ベイトウヒ【米唐檜】」と呼ばれています。

ベイトウヒは、マツ科トウヒ属の常緑針葉樹で北米大陸に生育。北はアラスカから南はカルフォニア北部に分布。北米では計画植林・計画伐採をしているので、環境にもやさしいのが特徴です。また、シベリア大陸の北洋エゾ松も同種です。

日本で流通しているスプルースは、実は「SPF」と呼ばれるものなんです。

「SPF」は、スプルース(Spruce)、パイン(Pine)、ファー(Fir)の頭文字をとった呼称で、それぞれトウヒ属、マツ属、モミ属の樹種を総称していて、ベイトウヒ一種類だけじゃないんですね。

私たちは、SPFを2x4工法の住宅の構造材として使います。日本のヒノキと同じような強度を持ち、しなやかで柔軟性に富んでいます。まあ、総ヒノキ造りみたいなもんでしょうか。

最近、日本の在来工法の住宅メーカーでも、コストの問題などで木を接着剤で合わせた集成材を多く使っているようですが、接着の耐久リスクなどを考えると極力こういった無垢材の構造材を使って欲しいなと思います。

(集成材は、合わせることによって木の目が交錯するので、一般的に強度が増すと言われています。ですから、強度を補う部分では必要ですが、全てをそうしてしまうのはどうでしょうねぇ)

あと、2x4の構造材として、Hem Fir(ベイツガ) や Douglas Fir(ベイマツ)が使われる場合もあります。これらは「SPF」に比べて材が多少固いので、ネイル・ガン(釘打ち機)で釘を打つ場合は、欠損や割れに気をつける必要があります。

また、大手メーカーは「SPF」が低コストな上に、白くて木目が優しいという理由から和室の造作材に使います。でも、この「SPF」は、数年で茶色に変色してくる性質があるので、和室にはやはりヒノキを使いたいですね。

輸入住宅をSPFで建築する私たちですが、和室の造作材は日本の木にこだわります。それは、適材適所の考えからです。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

尚、SPFや2x4工法を詳しく知りたい。そんな方の為のカナダ林産業審議会(COFI)のサイトは、下記よりご覧頂けます。

<関連サイト>: カナダ林産業審議会
<関連記事>: ホームメイドの輸入住宅は、いい音出るかも・・・

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Hem Fir (ベイツガ)

この木は、カナダ西海岸ブリティッシュ・コロンビア州という地域に生育している針葉樹。私たちは、一般に「Hem Fir(ヘム・ファー)」とか「Hemlock(ヘムロック)」という呼び名を使います。

アメリカ大陸のツガということで日本ではベイツガと呼ばれますが、実はツガとモミの両方の種類が存在する混合種で利用されます。生育地域が似ていることや樹種の性質に殆ど見分けが付かないということで、全てを含む形で「ヘムファー」と表現されているようです。

見た目は、少し赤みを帯びた色をしています。また、マツほど男性的な木目でなく、少し大人しい感じがしますね。パイン材のような節も少なく、クリアな地肌がこの木の特徴です。また、針葉樹ですから、パイン材やヒノキのように柔らかいんですよ。

私たちは、主に幅木(Baseboard)や廻り子(Crown)等の内装材、木製ドアやその枠材としても利用します。柔らかく大人しい感じが何にでも合わやすいという理由から、こういったものに使われるのでしょう。

日本でも昔は、ツガを縁側の床材(縁子板)として使っていたのですが、最近は無垢の木を住宅建材に使っていないメーカーが殆どですので、こんないい木は使われません。

ベイツガについてもっと知りたいなら、 下記のカナダツガ・パートナー協会のサイトをご覧下さい。

<関連サイト>: カナダツガ・パートナー協会
<関連記事>: 木の温もり

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通気を促す基礎パッキン

土台になる木材は、木曽ヒノキ!」というタイトルの記事を書かせて頂いた際に出てきた基礎パッキンを上から見たのが、この写真です。

これには、裏と表があってその機能が違います。こちらの面は、土台となる木を支える為に接触面積を大きくとっています。但し、密着してしまうとそこに水分が溜まる恐れがあるので、細い溝をライン状に彫っています。

裏面は、空気の流れを阻害しないように、風の通路となるような感じにしてあります。強いて言えば、橋の欄干のような感じでしょうか。

厚さ2cm程度しかありませんが、6m×10m程度の家の外周なら、(縦6m+横10m)×2辺×厚さ0.02m = 0.64平米 の換気面積を取っているのと同じになります。

通常の換気口は 幅0.4m×高さ0.15m = 0.06平米 ですから、基礎パッキンと同じ換気面積にするなら、10~11個の換気口を付けることになります。その分、基礎には大きな穴(開口)がたくさん明きますから、換気口だと強度的な問題が生じるという訳です。

そして、その厚さ(2cm)分だけ家の床下が全体的に浮いて空気が全面に流れる構造を作り出しているので、常に乾燥した床下を実現するんですね。そうすることで、薬剤を使わずにシロアリの侵入しにくい自然な環境を作り出します。

この基礎パッキンは、これ以外にもいろいろなメリットや仕掛けがありますので、詳しく知りたいならキソパッキング工法のサイトをご覧になると便利です。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>: 通気機能のない基礎パッキンもある (2013年4月29日)
<関連記事>: 面ではなく、点で支える (2016年10月9日)

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土台になる木材は、木曽ヒノキ!

丁度、雨が降った日に撮影したので少し濡れていますが、私たちは、防蟻処理の薬剤を構造材(材木)に塗りません。

シロアリよりも、住んでいる人間への健康被害が大きいと思うからです。だって、家にずっと住んでいるのは、シロアリじゃなくて、皆さんの家族ですから。

でも、日本の殆どの住宅メーカーや工務店は、1階の壁1mくらいの高さまで薬剤を塗ってしまいます。それは、塗らなかったことで後でシロアリの被害が出た時、問題となることを恐れるからです。塗ってあれば、やるべきことはやってあるから責任はないという理論です。

こんなことを当然のこととしている日本の住宅行政も、本質を見誤っているとしか言いようがありません。子供たちのアレルギーや花粉症、シックハウスの問題も、こうしたところから生まれてきたのではないかと思います。だから、私たちは、物理的にシロアリが嫌がるような工夫をします。

まずは、ベタ基礎。床下全面に鉄筋入りのぶ厚いコンクリートを打ちます。地震に強いし、土をもぐってきたシロアリが、侵入することはありません。(シロアリは飛んでくるより、土の中のコロニーから蟻道を作ってくることの方が多いんです)

次は、基礎パッキン。これは、基礎と土台との間に石を多く練りこんだ樹脂製のパッキン材を挟み込むやり方です。

そうすると、土台全体が基礎から離れて浮いている形になります。そうすると、その隙間から床下全面に風が入り、床下空間が乾燥します。通常、シロアリは、湿気を好みますから、こういう床下環境は大嫌いです。

そして、最後に、ヒノキの土台を使います。それも、木の中心部である心材が入ったもの(心持ち材、又は芯持ち材と呼ぶ)です。ヒノキやヒバは、ヒノキチオールという虫のきらいな物質を含んでいます。(ヒノキのよい香りは、この物質なんです。) また、心材部は辺材部と比べて、堅くて強い匂いを発します。だから、シロアリが食べにくいという状態を作れるのです。(勿論、絶対に食べられないということはありません。食べるような環境を極力少なくするということです)

こんなことを考えながら、ホームメイドの家づくりは進みます。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

防蟻処理に関する記事:「危険な防蟻処理剤は、使わない!」(2007年4月30日)
ムク材に関する記事:「ムク材の自然な割れは、当たり前」(2013年4月19日)
<関連記事>: 土台伏せの施工だけでも、書くこと満載! (2013年11月26日)
<関連記事>: 通気を促す基礎パッキン (2007年3月30日)

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