2軒並んだレンガ積み
赤い総レンガの家
2003年、名古屋市天白区平針でイエローブラウンのレンガを使って建てたH邸。
今回は、その隣にお母様が住まう赤レンガを積んだ家を造りました。勿論、レンガを積んだのはカナダから来たレンガ職人。まさに、美しいレンガ積みの競演です。
100年経っても変わらない重厚感。そんな風情を感じるお宅です。
14,000個と8,500個のレンガの競演
イエローブラウンのレンガは、14,000個。赤いレンガは、8,500個を使用。厚さ90mm、重さ3kgもあるレンガを1個ずつ積みました。
国産のサイディングの厚さは、12~15mm。厚さだけでもその断熱性が全く違うのが分かります。
そして、レンガは、色落ちや塗り替えも全くいらない究極の外壁材でもあります。剥がれる危険のある薄いレンガタイル張りとは一線を画す積みレンガ。だからこそ、美しさは永遠です。
一体なのに、それぞれが独立した空間のLDK
キッチン・ダイニング・リビングそして2階の空間は吹抜けでつながっています。
それぞれの個別の空間でありながら、ゆるやかに一つの大きな空間として感じるようにプランされています。限られた空間でも広く感じる工夫が、ここにあります。
奥のダイニング・スペースは八角形に切り取られ、外観上のアクセントでもあります。吹抜けからの明るい朝日を感じながら、朝食を取るなんて素敵じゃないですか。
また、お母様の健康を気遣って、こちらの家も全館冷暖房システムを採用。室内はどこでも同じ温度ですから、吹抜けだからといって空調効率を気にする必要はありません。
玄関ホールを見下ろす階段の窓
吹抜けになった玄関を見下ろせるように開いた4つの窓。そこから玄関ホールのKichler社製ペンダント照明が顔を覗かせています。
窓の四辺は、角を丸くした“ブル・ノーズ”。*ドライウォールの壁は、光の陰影を美しく表現します。ドライウォールの壁なら、こんな雰囲気が出せるのです。
階段材は、無垢のパイン材を使用していますから、足ざわりも柔らかく優しさをデザインします。
* ドライウォールとは、石膏パテで仕上げた壁や天井に体に安全な水性塗料を塗る仕上げ方法 (カナダ製水性塗料パラペイント使用)
カナダでソファも購入
これは、家を建て始めた2007年にお客様をナイアガラの滝にお連れした時の写真です。
トロントを観光しながら、家の資材や家具、雑貨など、日本では手に入らないものを見に行けるなんて楽しいですよね。
購入した家具は、建築資材と一緒に船便で。あなたの住まいでも、こうした夢を実現しませんか。チャンスは、今しかありません。
関連ページ:カナダツアー&プランニング
八角形に切り取られた吹抜け
先程、紹介したダイニングの吹抜け。ハーフサークルの窓がこの吹抜けのアクセントになっています。
高さは、約5m。高い天井から吊り下がったアイアンのシャンデリアが、ナチュラルな輸入のマービン社製木製窓とマッチしています。輸入サッシは、LOW-E断熱コーティングされたペアガラス。熱線だけでなく、有害な紫外線をもカットします。
だから、インテリアの日焼けも少なく、夏冬快適に過ごせるのです。