お知らせ : ページ 204

どんなドアラッチでも付けられるとは限らない

先日、名古屋市の輸入住宅に住むお客様から玄関ハンドルのラッチ(バックセットとも言う)が壊れて、ドアが開けられなくなったという連絡を頂いた。

そこのドア・ハンドルは、Taymor(テイモア)社という北米のメーカーのものでしたが、取り敢えずいくつか在庫のものを持って、メンテナンスに伺った。

不具合は、ドア・ラッチ内部のバネの問題のようで、簡単にはラッチをドアから外すことが出来なかったのだが、ご主人の協力もあって何とかラッチを壊してドアを開けることに成功した。

その後、持参したラッチをいくつかドア・ハンドルのトルク・ブレードと呼ばれる回転軸に差そうとしたのですが、どれも形状が合いません。

そこで仕方なくドア・ハンドルの装着を諦めて、別のメーカーであるWeiser社のドアノブを仮に付け替えることとしました。だって、このままでは防犯上問題がありますからね。

その後、Taymor社の玄関ドア用ラッチがアメリカから入荷しましたので、取り置き頂いていた既存のドア・ハンドルと一緒に、輸入したラッチを取付けました。

こういう部品もドアノブ・メーカー間で統一してくれると助かるのですが、致し方ないですね。それにしても、ドア・ラッチ如きの輸入資材でも学ぶことはたくさんあるものですね。

ドアやドアノブでお困りの方は、お問い合わせ下さい。
輸入窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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アンダーセン TW 窓バランサー交換

岐阜市のお客様から輸入サッシ アンダーセンのメンテナンスのご依頼を頂いた。上げ下げの窓を開けても、少し下がってきたり、上窓が固くて下がらなかったりという不具合があるというものでした。

写真を送って頂いて確認した処、Andersen社のTilt-Wash Double-Hung Window(ティルトウォッシュ・ダブルハング・ウィンドウ)というタイプの上げ下げ窓です。

以前アンダーセン社が製造していたダブルハングは、上枠内に装着されたバランサーから伸びた糸で建具(サッシュ)を吊り下げて開閉をやりやすくするというものでしたが、この窓は新しいタイプのダブルハングで、バランサーの糸が露出していないのが特徴です。

また、名前の通り、建具を室内側に倒すこと(チルト)が出来、外側の窓ガラスの掃除などがしやすくなっているのです。メーカーによっても、製造年代によっても、窓の開閉方式は様々です。当然、使用されているバランサー自体や交換方法も違います。(アンダーセンのTW窓でも、200と400シリーズで全く違います)

そういった知識や経験を多く持っている輸入住宅ビルダーなら、建てた後のメンテナンスも安心です。価格以上にそういうビルダーとの出会いが、家づくりには大切です。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: アンダーセンのバランサー交換 (2014年10月1日)

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結露で黒ずんだPella社製掃出しサッシ

輸入住宅好きの方であれば、日本でも知っている人は多いペラの輸入サッシ。ペラが有名なのは、何と言ってもアルミクラッドの木製サッシでありながら、日本の防火基準をクリアした数少ないサッシであるということですね。

だから、準防火地域でも難なく使えるという訳です。Pella Windowsの成功を受けてか、Marvin等の輸入サッシでも防火認定を取得するようになりましたが、先鞭を付けた点でペラの功績は大きいでしょう。

そんなペラのサッシですが、この輸入住宅では窓ガラスに付いた結露でその周囲の木部がこのように劣化を起してしまいました。外部の雨水の侵入が原因で木製サッシが劣化することは多いのですが、室内側の結露で劣化してしまうというのはあまり例がありません。

昨日、スラブ・コンクリートで床下地を施工した場合の問題点について記事に書きましたが、この家はまさにスラブ床の上にフローリングを張った室内だったのです。

私が伺った際は、それ程湿気を感じませんでしたが、冬場になると2階の床まで結露してしまうらしいのです。それは、2階の床の直下が玄関ポーチの天井になっていて冷たい外部の熱が2階に床に伝わって、温められた室内の湿気が床の部分で水分に変わってしまうからなんですねぇ。玄関ポーチの天井内には全く断熱材が入っていませんでしたので、セルロースのような湿気をコントロールする断熱材を入れてやれば、その効果は大きいはずです。

吸放湿性のある木のような自然素材を多用する輸入住宅であっても、どんどん湿気が供給される状況にあっては全くその素晴らしい性能が発揮出来ません。まずは、この湿気による結露を抑える対策を練って、その上でティンバー・ケアを塗るなどして、劣化した木製窓のメンテナンスをしてあげる必要がありますね。

そうすれば、家族の皆さんもシックハウスにならず健康に暮らして頂けますし、この窓も長く使って頂けるはずですよ。

結露や劣化でお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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床下空間のない家は、シロアリや湿気に注意!

普通、住宅というものはコンクリートで出来た立ち上げ基礎(布基礎)の上に壁(柱)を立てたり、床組みを載せたりして構造体を造ります。最近は、ベタ基礎と言って耐震補強された鉄筋入りのコンクリートで床下全体を覆ってしまってから、その上に立ち上げ基礎を載せる工法を施工するのが一般的になりつつあります。

いずれのやり方にしても、床下では基礎のコンクリートが露出していて、人が入れるだけの通気空間が取れています。

でも、図にあるように布基礎の床下側に土を入れて、布基礎の上端近くを土間コンクリートで敷き詰めたスラブ工法では、床下には通気空間は取れません。つまり、空気の流通が全くないのが、スラブの特徴でもあるのです。

スラブ床は、土地の地熱が直接家に伝わるように考えられた工法ですが、布基礎とスラブ・コンクリートは一体成型では造られていませんから、その間に割れや隙間が生じます。そこから土の中に巣くっているシロアリが、侵入してきたらどうなるでしょうか。

私が以前営業マンとして勤めていた工務店でも、そういう問題があることを工務や社長が知らずにスラブ床を施工した時があって、私自身が痛い思いをしただけでなく、お客様にも迷惑を掛けてしまったという苦い経験があります。(普通ならこういう話は伏せておきたいところですが、世間にこういう問題を公開することで、誰かの役に立つかも知れないという思いで書いています)

図の場合、布基礎の周囲をポリスチレンの断熱材で覆っていますから、簡単にそれを食べて上へ上へとシロアリが上がってきます。床下は勿論ですが、基礎の外側のポリスチレンの表面もモルタルで化粧してありますから、侵入を早期に発見することが難しいのです。

スラブ床は、地面の湿気が室内に直接入り込むという性質もありますから、湿気の多い場所で施工するには問題があるのです。ポリエチレンの防湿フィルムを張ってはありますが、薄いビニールですから、必ずいつか破れてくるというのは誰の目からも明らかです。

また、床下の上下水やガスの配管のメンテナンスがほぼ不可能というのもスラブ床の欠点でもあります。

土地の湿気が少ない地方で、建物の周囲にシロアリのコロニー(巣)が存在しない敷地で、壁からインフラの配管を取り入れているという住宅なら、問題はありませんよ。でも、そんな家が、日本のどこにあるのかを私は知りません。

シロアリや湿気・結露・カビの問題でお困りの方は、お問い合わせ下さい。何らかのベターな解決策を見出すべく、一緒に対応を考えますよ。

<関連記事>: 床下環境のない家は、要チェック! (2011年6月30日)

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カナダ Loewen社の掃出しサッシの部品調達

幅が4mもありそうな大型の4枚パティオ・ドア。これだけ大きいと迫力がありますねぇ。

このおうちは、私共の会社から程ない日進市内にあるのですが、他社で2004年に建てられた全く知らないお客様でした。1ヶ月程前のこと、突然そのお客様が私共のところにいらっしゃって、ローウェンのアルミクラッド・サッシの部品を調達出来ないかという相談を頂きました。

当時、この掃出しサッシを輸入した際は、百万円単位の金額がしたそうですが、内側のドアハンドルに付いているロック・ノブが取れてしまったとのこと。ロック・ノブが自由に使えないと、ドアも気軽に開けられませんし、セキュリティ上も不安ですよね。

もしこれが調達出来ないとなると、家を維持するという点でもあまり気分はよくないかも知れません。こちらを建てた際の輸入業者さんは、恐らく既に廃業されていて連絡が付かない状況でした。ですから、北米から自社で輸入をしている私共のような特異なビルダーを探さなければいけなかったのでしょう。

今回もちゃんと部品を特定し、調達することが出来そうです。

これから発注手配となりますが、Loewenのように国内で販売代理店がない輸入サッシが取り付けられているおうちにお住まいの方は、本当にメンテナンスが大変ですよね。相談先がなくてお困りの方は、お問い合わせ下さい。

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11月4日にアメリカ経由カナダのローエン社から、無事この新しい部品が届きました。

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玄関ドアの閉まりが、悪くないですか?

ここのところ、台風などで湿った南風が日本列島に流れてきて、気温の割に蒸し暑い感じがしませんか?梅雨時もそうなんですが、こういう湿気を感じる時期は、輸入のドアも湿気で膨張するのです。

また、輸入住宅のドアは重いですから、長年使っているとドア・ラッチ側にドア自体が傾いてきます。そうなると、ドアとドアの上枠との間の隙間が、左右で違ってきてしまいますね。

こうしたことが重なってくると、ドアとドア枠とがだんだん接するようになってきて、ドアの開閉がきつくなってきます。そして、ドアの下端が、敷居部分に当たって擦れてくるなんてことにもなってきます。

更に、湿気などでドアが歪んできたりすると、上下だけでなく内側・外側の方向も含めて、三次元で建て起しを調整しないといけませんから、直すのに結構技術が必要となります。

こうした調整は、10年に一度はやって欲しいのですが、殆どの皆さんはそのうち何とかなるだろうと放置していますから、ドアが擦れて傷ついたりドア・ラッチがストライク(ラッチが入るドア枠側の受け金物)に入らなくなってロックが出来なくなったりします。

そうなると、防犯上も大変なことになりますから、定期的なドアの調整やヒンジの交換は必修です。まだ家の建具調整を一度もしたことがないという輸入住宅ユーザーは、是非この機会にメンテナンスをしてもらって下さい。

特に玄関は家の顔ですから、スムースになると気持ちがよくなりますよ。もしこれを放置すると、そのうち玄関ハンドルやデッドロックに負担が掛かり、これらの部品が破損するなんてことにもなりますから気を付けて下さいね。

輸入の玄関ドアや勝手口ドアの調整でお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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白熱電球は、デザインする

昨日、青色発光ダイオードの研究・開発で日本人がノーベル賞を受賞したというニュースが流れました。

昔から青色の発光ダイオードが出来たら、ノーベル賞ものと言われていましたから、それはそれはすごい発明だと思います。お蔭で日本の照明器具やディスプレーなどで強い光と省エネの両方を実現出来る製品が生まれました。

でもねぇ、美しいインテリアや癒しを感じるほんのり温かな空間を演出するには、やっぱり白熱電球なんですよね。世の中には、経済性以外でも価値があるものがあると思います。

ただ、こうした世の中の流れですから、白熱球はどんどん電気屋さんの店頭から消えていってしまいました。これでは、キラキラ光る輸入のシャンデリアもなくなってしまうなんてことにもなりかねません。(実際には、そのうちLEDのシャンデリア球も開発されるでしょうけどね)

そこで、私たち ホームメイドでは輸入住宅にお住まいの皆さんに白熱電球を提供しようと考えています。将来供給がどうなるかは分かりませんが、現段階では仕入れ先の確保は出来ています。

60W&40W クリア普通球は、いずれも税別250円(送料別)。40W&25W クリアのシャンデリア球(口金E12)は、いずれも税別300円(送料別)です。価格は、2014年10月現在ですので、今後変動することもございます)

輸入の照明器具に欠かせないクリア・ガラスの白熱球を確保したいという方は、電球の種類と必要数量をご確認の上お問い合わせ下さい。

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木製窓やドアには、防水塗料を塗りましょう

先日石川県の輸入住宅で古いアンダーセン社の上げ下げ窓(ダブルハング)のバランサー交換をしてきたという記事を書きました。

バランサーを交換したサッシは4つ。そのうち南側にあった1つの窓の建具(サッシュ)を外した時に撮った写真がこちら。繊細なAndersenのナローライン・シリーズですから、窓の枠材が余計に細く見えますが、その木の枠部分に雨が染みたような跡がありますね。

この日は晴天でしたから、通常雨の影響はないのですが、外側に張られた樹脂枠のつなぎ目から長年雨水が侵入したのか、内側の木部にまで雨染みが出てきていました。まだ染み程度の状況ですから、木枠自体には問題ありませんが、このまま放置しておけば必ず木部は劣化してサッシの交換などの大ごとになることは必至です。

まずは、雨漏りの原因となる外部の樹脂カバーのつなぎ目や樹脂枠とガラスとが接する部分をコーキングなどで防水して、その上で室内側の木部もパラペイントのティンバー・ケアなどの防水塗料を塗りましょう。(ガラス部分は、ガラス用のコーキングで施工すると更に効果的です)

ティンバー・ケアは、防水性能があるばかりか、木の割れをも抑える働きをしますから、木製ドアやサッシにはもってこいです。そうすれば、輸入のアルミクラッド(又は、PVCクラッド)・サッシや純粋な木製サッシでも長く使っていけるはずです。

素敵な木製サッシは、メンテナンスにも手を掛けてあげないとその美しさが失われてしまいますから、ご注意下さい。

輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: アンダーセンのバランサー交換 (2014年10月1日)

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新築よりも、その後が大切

多くの皆さんは、新しく家づくりをされる際は、夢と希望に満ち溢れ、ご自身の思いを出来るだけ実現しようと努力します。勿論、それ程の期待をせずに、そこそこの見栄えであれば、安い建売り分譲でもいいやという方もいらっしゃるでしょうが、そういう考えの方は少数かも知れません。

ただ、そこで見逃してはいけないのが、家を長く保全してく為の維持費です。例えば、3000万円で家を建てたにしても、外装の塗り替えなどで10年後には200万円近い費用が必要となります。

また、人間が時々病気になるように、家も雨漏りしたり、部材が破損して補修や交換が必要になったりします。これは、経年劣化や部材の寿命といったものも関係してきますから、10年毎のルーティーンのメンテナンスとは別にお金が掛かります。

車でも車検以外の時にちょこちょこ直しが必要になりますから、長くモノを使うという考えにおいては避けては通れません。

車やバイクの場合は、ブレーキ・パッドくらいは自分で交換するという車好きもいらっしゃいますが、家となると外壁やデッキを自分で塗ったり、防水コーキングを自分で打ち直したりという方は、殆どいないというのが現状です。

これが日本の皆さんでも出来るようになると、維持費は下がってくるのですが、もう少し文化的なレベルが欧米並みになることを待たなければいけません。

こうしたことは、建てた家を原状回復するだけであって、更にパワーアップさせようというものではありません。車をチューンナップしたり、タイヤにお金を掛けたりするように家のデザインを新築以上にしようという人が少ないのも、日本人と欧米人の文化レベルの違いによるところが大きいでしょう。

現状維持がせいぜいというものは、目新しさは全くありませんから愛着もどんどん失われていってしまいます。そうなると、古いものを壊して、新しいものにしようということになる訳です。だからこそ、日本では趣のある古い建物が残っていかないのです。

これは、リフォームを手掛けるビルダー側にも問題があります。出来るだけ安くなるようにしなければというプレッシャーに負けて、素敵になるようにひと手間加えましょうという提案が出来ないのです。そういうデザイン的なアドバイスや将来計画が苦手というのも、日本の住宅業界がまだまだ稚屈だという表れです。

新築したら、次のステップアップを夢見ましょう。何年後かにはガレージを加えるのもいいでしょう。お風呂をジャグジーにするのはどうですか?二世帯やペット対応に造り替えるのもいいですね。照明器具を輸入照明に変えたり、アメリカのように内装を塗り替えしたりするのも楽しいですよ。

こうした長期的なリノベーションを実現する為に貯蓄をしてこそ、財産となり得る素敵な家づくりが達成出来ると思いませんか。これこそ、解体ゴミを出さない究極の省エネでもあります。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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Velux社製ソーラー・バッテリー・ブラインドの保証

2年程前にお客様からの要望で天窓にブラインドを取付けた。トップライトは、ベルックス社のアルミクラッド。

室内側の木製インテリアが本当に美しい天窓ですが、そのままの状態では明るすぎるということで後付けでブラインドを取付けました。最近のものはソーラーで蓄電してブラインドを作動させるというから大したものです。

一昔前のベルックスのトップライト(スカイライトとも言う)は、窓の開閉こそ電動のものがありましたが、ブラインドは手動で行うものが殆どだった気がします。ただ、ソーラーで動くとは言え、スイッチのコントローラーは電池を使わなければなりませんから、動力源を何も必要としないという訳ではありません。

さて、今回そのお客様から、ブラインドが動かなくなったという連絡がありました。まあ、人間が作る機械ですから、いつまでも故障しないというものはありません。ここをいつも注意していないと家を維持することは出来ませんね。

あと、この製品は3年もの長期保証が付いているものらしいのです。いや~、Veluxさんやりますねぇ。日差しに一番近い過酷な天窓ですが、ブラインドを3年は無償で修理してくれるというのは嬉しいですね。

因みに、天窓自体は10年保証(製品によって、ガラスのシールや内部結露が20年保証のものもあります)。これもなかなかすごいですよね。

勿論、施工方法・使用方法の間違いや改造、天災などの不可抗力、並行輸入品、ブラインドの色あせ等には保証が利きませんからご注意下さい。ベルックス社製トップライトを含む天窓の点検については、下記記事をご覧下さい。

<関連記事>: トップライト、点検・メンテナンスのすすめ (2013年8月23日)

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