お知らせ : ページ 203

インテリアは、自身で作り上げていくものです

以前、輸入の照明器具と鏡が付いているだけのインテリアの写真をアップしたことがありますが、それから2ヵ月近くが経ちました。

この写真は、先日リノベーションが完了したことを記念して、お客様が私たちを呼んでパーティを催して頂いた際に撮らせて頂きました。リノベーションしてからお客様の手で家具やカーテンを探し、ゆっくりですがインテリアも整ってきたようです。

ブルーグレーにペイントされた壁にツヤのある白い枠。そこに映えるのは、クリスタルが添えられたシルバーの輸入照明。そして、少しクラシックなデザインの白いヴァニティ机。ただ、白と言っても実は少しだけ黒い顔料が混ぜてあってそれがお洒落感を醸し出しています。

大人びたデザインですが、少し乙女チックなインテリアは、輸入住宅好きな女性でしたら、憧れるかも知れませんね。こんな雰囲気は、国産塗料では無理。きっと、パラペイントでしか出せないと思います。でも、ペイントの下地が古いビニールクロスだなんて誰も思わないでしょうね。

私たち ビルダーは、壁や照明等のベースとなるインテリアを揃えただけ。このデザインなら、このカーテン。このカーテンならこの家具でしょ、なんて想像を膨らませながらインテリアを完成させていくのは、あくまで住み手であるお客様です。

お客様自身がお持ちのイメージを描けられる方向に導いてこそ、本物のビルディング・デザイナーと言えるのではないでしょうか。インテリアの進化は、まだまだ続きます。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

<このおうちの作品紹介ページ>: リノベーションで美しく ~H邸~

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レンガ積み外壁のメンテナンス

レンガの家は、外壁自体は100年経ってもメンテナンスが必要ないと思いますが、レンガ以外の外装部分のメンテナンスは定期的に必要です。主なところは、屋根の軒部分とか窓周り。

軒については、以前別の記事でもお話ししましたが、ここにはレンガを用いることが出来ないので、コンクリートのサイディングを施工して塗装します。ですから、10年程度で塗り直しが必要となる訳です。

そして、窓周りですが、窓の上に重いレンガを積む為に、分厚い鉄板(アングル鋼)を支えとして入れてあります。鉄板ですから、錆びないように塗装を施してありますので、前出の軒のように塗り直しや錆落しをしなければなりません。

また、サッシとレンガ積み外壁とが接する部分は、構造部分に雨水が侵入しないように防水コーキングを施してありますから、コーキングが痩せたり劣化したりしたら、打ち直す必要が生じます。

(サイディングの外壁の場合は、サイディングのつなぎ目部分もありますから、更に仕事量は多くなります。また、レンガ・タイルの場合は、目地の割れやタイルの脱落などの問題もありますから同様に補修に手間が掛かりますね)

こうした作業は、DIYでやれる場合もありますが、日頃忙しいご家族がやる時間がなかなか取れないかも知れません。ただ、こうした部分に問題がないかは、誰でも目視で点検出来ますから、いつも注意して見て頂くことをお勧めします。

いつまでも美しいレンガ積みの輸入住宅を維持していく為にどうぞ点検・整備をお忘れなく。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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昔は、スチール・ドアでしたよね

90年代の輸入住宅ブームが始まった頃、玄関ドアの多くは木製が使われていましたね。

当時、日本の玄関ドアと言えばアルミでしたから、天然木のドアそれも美しいステンドグラスが入ったアメリカ製というのは、憧れや豊かさの象徴でした。

今でも国産はアルミ製、輸入住宅は木製という住み分けがされていますが、勝手口のドアとなると輸入住宅で木製を使うことはそれ程多くなかった気がします。

それは、勝手口が家の北側や西側にあることが多く、人に見られる場所ではなかったことと、比較的湿気が多い場所であった為、木が腐ることを嫌ったのが理由かも知れませんね。

そこで、当時採用されたのが、金属パネルで表面を覆ったスチールドアと呼ばれる断熱ドアでした。

現在では、スチールで出来たものに代わって、ファイバーグラスで出来たドアが勝手口だけでなく、玄関ドアでも多く使われるようになってきましたが、これは雨風や太陽の強い日差しによるドアの劣化が比較的少ないという理由です。

ただ、ファイバーグラス製のドアが全くメンテナンスしなくていいという間違った考えは禁物です。必ず表面の塗装の塗り直しは必要なんですよ。

さて、そんなスチール・ドアですが、やはり新築から10年以上経過すると、写真のようにドアの表面に錆びが所々目立ってきます。まだこの状態では大きなダメージにはなっていませんから、外壁の塗り替えをする際にでもドアの塗り直しを一緒にやりましょう。

錆びさえ付かないようにすれば、スチールだって長持ちするのです。あのエッフェル塔や東京タワーだって鉄製なのに雨ざらしですから。

私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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煙突なしでOKですよ

愛知県春日井市でリノベーションした輸入住宅 H邸。外装に加えて、インテリアも本格的に手を加えたという記事を書いてきましたが、こんなものも設置してみました。

それが、このガス暖炉。以前は、ただ壁に穴が明いているだけのマントルピース風の空間だったのですが、そこに暖房機能と癒しの炎を演出するガス暖炉を置いてみました。

薪を使った暖房用ストーブとは違って、煙突を接続する必要はありません。ですから、ここにはガスの引き込みと電源としてのコンセントを新たに追加しました。

都市部では薪を調達するのも一苦労ですし、着火がうまくいかないとか、煙突や暖炉内の掃除が大変とか、ご近所への迷惑とかが気になるなんて人もいらっしゃるでしょうから、そんなご家族が気軽に暖炉の雰囲気を味わえるガス暖炉はうってつけかも知れません。

もっと気軽に電気式暖炉なんてものもありますが、炎がどうしても作り物的な感じになってしまいますし、暖房機器としてはあまり機能を果たしてくれないということを考えると、ガス暖炉は夢と機能の両方を楽しめるいい素材ですね。

新築だけでなく、リフォームやリノベーションを行う際に、ガス暖炉や薪ストーブ、電気式暖炉の設置をしたいという方は、ご相談下さい。

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冬場を前に屋根裏を点検しましょう!

アルミクラッドの木製輸入サッシなのに、ガラス付近が結露を起すという輸入住宅(木造2x4工法)にお住まいのお客様から、屋根裏の状況写真を撮ってもらいました。

屋根を支える屋根垂木(たるき)と呼ばれる材木と屋根材の下地となっている構造用合板と接する部分に黒い染みが出来ているのが分かりますか。また、垂木には水が流れたような跡がありますし、垂木の一番高いところが更に黒くカビて変色している状況です。

こうした状況は、普通雨漏りと勘違いしがちですが、実際は室内の暖かい湿気のある空気が屋根裏まで上昇して、寒い冬の屋根付近で水分に変化することで発生する結露の場合が殆どです。その証拠に夏場はいくら湿気が多い空気であっても、屋根裏が水(雨)で濡れている状況はありません。(湿気でジメジメはしていますが・・・)

こういう場合、暖かい空気を外に放出できる換気棟を必要量設置することで解消することが可能です。

ただ、このおうちの場合、グラスウールの断熱材が密閉された袋に入っていない露出した状況ですから、湿気や水分が中に入って使いものにならないかも知れません。恐らくこの断熱材は、24時間の換気装置を屋根裏の熱からカバーする為に設置されたものなのでしょうが、アルミの気密袋に入れている意味がなくなっています。

まあ、私たちならセルロースや天然羊毛を断熱材に使いますから、吸放湿作用を働かせる為に逆に断熱材を極力露出させますが・・・。

何れにしても、このまま屋根裏の結露を放置すれば、合板や垂木、断熱材が傷んでしまい、交換を余儀なくされますから、早めに対策をしなければなりません。こういう住宅は、実は日本に相当多いというふうに思っていますので、機会があれば小屋裏を覗いてチェックして下さい。

この問題は、木造でも軽量鉄骨造でも起こります。発見が早い今なら、少しのカビや染み程度の汚れだけで済むかも知れませんよ。結露や換気の問題等でお困りの方は、お問い合わせ下さい。

<関連記事>: 屋根裏に結露はありませんか? (2016年7月16日)
<関連記事>: 費用は掛かるが、壊さずに済みますよ (2018年2月6日)

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木製サッシの窓枠の劣化

これは、ウェンコ(サミット)社製のダブルハング・サッシ。上げ下げ窓の上窓(アッパー・サッシュ)の写真ですが、ボトム・フレーム(下枠)が全体的に黒ずんでいるのが分かりますでしょうか。

ちょっと逆光で見にくいとは思いますが、室内の湿気による結露というよりは、屋外の雨水が侵入して木枠を徐々に劣化させたとみるのが、正しいと思います。

アルミクラッドの輸入木製サッシですが、アルミ部分の納め方には2種類のものがあるようです。1つは、Roll-out タイプ。これは、木製サッシおよび窓枠の表面にアルミが巻き込んでいるタイプです。

Roll-out タイプのアルミクラッドは、窓枠や建具の木製フレームの屋外側にアルミ板を直接張り付けた状態になっています。こうすれば、木製窓が風雨に曝されることもありませんし、錆びないアルミで覆われているので、いつまでも美しさが保たれると考えました。

しかしながら、アルミ・カバーは一体成型されている訳ではありませんから、必ずアルミの板同士が接するつなぎ目が存在します。また、アルミでカバーされた部分と窓ガラスとが接する部分も存在します。アルミ枠のつなぎ目や枠とガラスとが接する部分の防水コーキングが悪くなると、雨がアルミの内側に入り込んで、木部で内部結露を起こします。

その水分は表面張力によって内部に留まりますから、木のフレーム内部に全て吸収されて木製部分が腐ってしまいます。Wenco(Summit)を含めて問題のある多くの輸入サッシは、Roll-out タイプのアルミクラッドであるのと、雨仕舞い(防水処理)の問題で木製部分が腐るというクレームが大量に発生しています。

そして、アルミクラッドでもう1つの種類が、Extrusionタイプ。こちらは、アルミを押し出し加工し、木製窓枠の外側にアルミの窓枠がもう1つ取り付いたようなデザインで窓が造られています。

こちらの場合、アルミが本体の木に接する部分が少なく、厚みのあるアルミの部分を越えてこないと水分は木部に到達することがありませんから、比較的リスクは小さくなると言えます。

勿論、こうしたアルミの納め方によってだけでなく、それ以外のサッシの構造的な部分も関係しますから、一概にExtrusionタイプなら安心という訳でもありません。こうした問題の多くは、雨の後に窓を全開したり、日頃窓の防水を気に掛けたりしていれば、コーキングなどで雨の侵入やそれによる劣化を食い止めることが可能です。

ただ、そういうことを輸入住宅ビルダーの誰一人として教える人間がいなかったですし、そういう文化を理解していない日本人が、格好だけで闇雲に輸入サッシを取り入れたことに問題があったと言えます。

木製の輸入サッシは、見た目も美しく国産サッシにはない性能やデザイン性がありますが、何も手入れしなくていいという間違った理解では長持ちしないことを皆さんも忘れないで下さい。

木製の輸入サッシでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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ファイバーグラス製輸入ドアの木目塗装

サーマトゥルー(Therma-Tru)、ピーチツリー(Peachtree)、メソナイト(Masonite)、トリムライト(Trimlite)など、最近の輸入住宅の玄関ドアは、表面がファイバーグラス製のものが多くなってきました。

以前は、木製のものこそ輸入住宅のステータスといった感じがあったのですが、日に焼けたり風雨に曝されたりして木の表面が劣化してしまうという問題で、劣化の少ないファイバーグラス製の玄関ドアが用いられるようになったという訳です。

でも、ファイバーグラスって、実はFRPのパネルで出来ていて、何もしなければただのプラスチックの板にしか見えないのです。

そこでアメリカ人たちは、木目の表情をパネルに付けて、そこにステインで塗装をするという方法を編み出しました。上の写真は、玄関ドアのパネルに塗装をしている途中ですが、塗装した所と未塗装の所とでは全然違いますよね。

これだけ美しい木目だと、普通の人は全く木だと思ってしまいます。

でも、こうした塗装を施すには、熟練した技術とノウハウ、十分な作業時間が必要となります。勿論、専用の塗装キットがないと、同じようには出来ません。

ただ、木目と言っても塗装であることに変わりませんから、10年くらいで塗装の塗り直しやメンテナンスが必要となります。塗装が剥げた状態では、せっかくの輸入住宅の顔が台無しですからね。

ファイバーグラス製ドアの塗装や塗り直しについては、ホームメイドにお問い合わせ下さい。玄関の木製ドアのメンテナンスについても相談に応じますよ。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: 輸入の玄関ドアを塗り直そう! (2014年9月17日)

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レンガの家の外装メンテナンス

会社を興して最初に建てさせて頂いたレンガ積みの輸入住宅、愛知県東海市のF邸。もう13年も前になるんですねぇ。そのことだけでも感慨深いものがあるのですが、私たちがレンガ積み外壁の家で初めて外装まわりのお化粧直しをする最初のおうちとなりました。

現在はこのように足場を立てて、輸入サッシの窓周りや軒などのサイディング部分の防水コーキングをしたり、窓上のアングル鉄筋の塗装を塗り直ししたりしています。

レンガ積みですから、外壁は新築当時と全く同じで何ら修復するようなところはありませんし、屋根も40年の耐久性があるカナダのアスファルト・シングル材を葺いていますから、現状を点検するだけとなっていますが、それ以外の外装はちゃんと見てあげる必要がありますね。

また、ペアガラスの中に雨水が入り込んでいる窓もあるので、ガラスの交換手配も進めています。Willmar(ウィルマー)社のアルミクラッド・サッシですが、この時代の製造ロットの一部でペアガラスの曇りの問題が出ているようです。

ただ、こうした輸入サッシでも、窓への雨の侵入を早期に発見し対策を施しておけば、こういうタイミングでちゃんとメンテナンスすることが可能です。長年住んでいれば、何某かの問題が発生するものです。そう、永遠にノーメンテナンスなんてことはあり得ません。

問題を放置し何も対策をしておかなければ、きっとこの家の窓も木部が腐り、構造体にまで影響するようなことがあったかも知れません。だから、お客さんとビルダーとの長いお付き合いって、本当に大切なことなんですよ。

それにしても手の掛かる子(家)は、かわいいものです。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方はご相談下さい。

このおうちの概要は、「レンガ積みの家 憧れの洋館 ~F邸~」へ。

窓やドアの修復・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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窓からの漏水

窓から雨が入ったという話は結構頂くのですが、そのうちの半分以上が何故かハメ殺し(FIX)の窓。ハメ殺しの窓は、可動しないサッシのことですから、開閉に伴う振動や力の影響を受けないはずです。

でも、何故か雨漏りしちゃったって話が多いんです。

この輸入サッシは、ペラ社という窓メーカーのアルミクラッド・サッシ。ボウ・ウインドウと言って弓型に弧を描く輸入住宅らしいデザインの窓です。

そのうちのハメ殺し窓の1枚が、このようにアルミの建具枠のコーナー部分が開いています。こんなに隙間が開いていると、そりゃ雨水は入ってきますよね。

16年くらい前に施工された窓ですが、室内側の木部が相当傷んできているのに、今まで誰もこれに気付かないなんて不思議です。この傷みが、最悪木造の構造体にまで及んでいたら、大変なことになりますよ。

恐らくこの窓1枚を外して交換することになると思いますが、建具(サッシュ)だけでなく窓自体の木製フレームにも問題が生じていないかが心配です。こればかりは、建具を外してみないと分かりませんが・・・。

輸入サッシのメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: ペラのサッシを交換しました (2015年4月6日)

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各社で違う輸入ドア・ラッチ

昨日、ドアノブ・メーカーが違うと、使われているラッチの形状が違うという記事を書きましたが、実際にラッチを見てみましょう。

並べてみたのは、Kwikset(クイックセット)、Weiser(ワイザー)、そしてTaymor(テイモア)のドア・ラッチ。どれもフェース・プレートが頭の部分に付いたタイプを比べてみましたが、フェース・プレートがないドライブ・イン・ラッチも各社用意をしています。

全体的な形状としては、どれも同じ大きさではありますから、輸入のドアに開けられたノブ穴にはどのラッチでも挿入出来るようになっています。ただ、ドアノブとラッチとでメーカーが違う場合、部品の互換性はあまりないと考えた方がいいでしょう。

それは、ドアノブ(ドアレバー)を回すと回転するトルク・プレート(回転軸)の形状が各社で異なっている為、トルク・プレートが差し込まれるラッチの穴もそれに合致したものでなければならないのです。

つまりドアノブとラッチは、同じメーカーのものを使うのが、輸入のドアノブでは基本となります。こういうことを知らないと、消耗品のラッチを交換する時に全然ドアノブに入らないなんてことも起こります。

輸入住宅にお住まいの皆さん、どうぞ気を付けて下さいね。ラッチが壊れたら、すぐに交換出来ないかも知れません。そういう場合は、セキュリティで不安を抱えることになりますから、ドアの開閉がおかしいと感じたら、私たちのようなビルダーに相談して部品の準備をしてもらって下さい。

殆どのビルダーさんは、自社で部品の在庫を持っていませんから、すぐに取り付けしてもらうという訳にはいきません。北米から取り寄せる場合、輸入費用が比較的少ない船便なら2ヶ月、費用が掛かっても早く欲しいというなら航空便で2週間必要です(あくまで、メーカーに在庫があればの話ですが・・・)

因みに、これら以外にも北米の輸入ドアノブ・メーカーは、Schlage (Dexter)やEmtek、Baldwin、EZ Setなんて会社もあります。

<関連記事>: 古い輸入住宅のドア・ラッチ (2019年2月23日)

ドアノブ・ドアレバーでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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