お知らせ : ページ 288

ドアストップ(戸当り)~ヒンジ取付タイプ~

皆さん、あまり気にされている方は少ないでしょうが、私たちは結構細かな部分まで輸入資材にこだわって家づくりをしています。

その一例が、ドアストップ。室内のドアって、一つの家でおおよそ10本は付けられます。ただ、ドアの付く場所は様々。ドアが壁などに直接当らないように、戸当りを付けるのですが、うまく取り付け出来ない場所も結構あるのです。

そんな時、北米のドアストッパーはデザインや機能で輸入住宅を引き立たせてくれるのです。今回紹介するのが、このヒンジ(蝶番)取り付けタイプの戸当りです。

ドア本体側とドア枠側とに柔らかなゴムや樹脂のキャップが付いているので、どちらの側も傷めることが少なくなります。また、ドアを開け閉めする際、テコの原理が働く為、この戸当りには大きな力が掛かってきます。

ですから、私たちは、戸当り自体の強度を上げて壊れにくくしたものを使います。(ヘビーデューティタイプ) 戸当り一つと言えど、あなどれないでしょ。

価格:650円(税別、送料別) 購入希望の方は、お問い合わせ下さい。

<関連記事>: ドアストップ(戸当り)~幅木取付タイプ~ (2010年1月24日)

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オーニング窓のメンテナンス

名古屋のとあるお客様から、浴室のPVC(樹脂)窓を開け閉めする為の部品が、結露で錆びてしまって困っているという相談を頂いた。

早速、状況を見に伺ったのですが、築16年で尚且つ湿気の多い浴室ということもあって、ブラケットの片側3分の1が脱落してしまっている状況でした。つまり、2本のビスで留まっているべきオペレーション・アームが、1本でしか留まっていないという危険な状態。

そのうち、もう片方も負荷が掛かって壊れてしまうといった感じだったので、相談頂いてよかった気がする。

北米の窓の場合、多くのサッシ・メーカーが同じ部品を使っていたりするので、私たちが扱っていない窓でも必要な部品を取り寄せることが可能なのです。

でも、その為には、どこのどういう部品で、サイズや形状はどうかなどをしっかりチェックする必要があるし、英語で海外メーカーに問い合わせをし、調達するといった仕事も出来ないと難しい。

今まで建てられた輸入住宅にお住まいのお客さんからのこうした問い合わせは増えるような気がします。手間・暇が掛かる割には、全く利益に繋がらない仕事ですが、困っている人の為、社会の為に貢献するということからすれば、私たちがやらなければいけないことのように思います。

もしこうしたことでお困りの方は、お問い合わせ下さい。私たちは、出来る限り対応しますよ。

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ダーク&ブラック

アンティークさを醸し出すダークカラーのキッチン・キャビネット。そこに真っ黒なカウンターを組み合わせると古びたイメージを感じさせる。

アイランドには、ラジエントヒーター式のコンロが設置されているが、その上にはレンジフードではなく、ロートアイアンの照明器具が吊り下げられ、中世風のイメージを強く意識させる仕掛けが美しい。

アクセントには、赤。これ以上の色は、この空間には必要はない。こういう場合、設備等も黒か銀のステンレスを組み合わせると、最新の機器でも違和感なく視野に納まってくるのは、不思議です。

古びた感じは、色が単一でない床タイルからもデザインされる。それは、キャビネットよりも床の明るさを上げることで、空間的な広がりを犠牲にすることがないよう考えられている。

複数シンクがあるのは、パーティの準備を仲間と共同で行う北米ならではのレイアウト。

こんなキッチンを日本で設置するのは、なかなか難しいかも知れないが、夢のあるディスプレーだと思いますねぇ。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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屋根の塗り直し用国産塗料

私が以前勤めていた会社では、輸入の外装材を施工していなかった時、屋根はカラーベスト、雨樋は塩化ビニール、外壁はコンクリート・サイディングのリシン吹き付け塗装仕上げといった材料を使っていました。

これらは、今でも日本の住宅では一般的なものばかりですが、如何せん10年程度で塗り替えが必要となってしまいます。

でも、この際、問題となるのが施工の簡略化や不十分な材料使用です。多くの消費者は、施工業者を決める際に価格だけで業者を選択してしまいます。そう、塗り直しなんか、どこがやっても同じだと思っているんですね。

でも、実際は価格、つまり施工時間や材料を少なくする為に、施工前のブラッシングや洗浄作業を適切にやらなかったり、洗浄後の下塗りをやらないとか、上塗り塗装を2度塗りしないなどということでコストダウンを図っている塗装業者は、大勢います。

今の建築業界にモラルがないというのは、本当に嘆かわしい限りです。

ということで、これらを塗り直しをする際、どんな塗料が使われるのか、一部ですがご紹介しますので是非自身のおうちの塗り替えをする際には、十分にチェックして下さいね。

1.カラーベスト屋根材用 下塗り塗料:
瓦を除く多くの国産の屋根材は、コンクリート板の上に防水塗料を塗ったものです。そこで、こうした屋根材は再塗装することが必要となってきますが、その際上塗り塗料を密着させる為に、Sealer(シーラー)と呼ばれるこの下塗り塗料を最初に施工します。

ただ、この塗料は乾燥していない状態では、霜や寒さに弱いので、寒い日は午後3時くらいまでで作業を終了し、夕方までに乾燥させる必要があります。水性ですから、比較的安全に作業が行えます。

2.カラーベスト屋根材用 上塗り塗料:
アクリルシリコン樹脂の塗膜が、酸性雨や日差しによる劣化を防ぎます。健康という観点からすると難しいところですが、防カビ・防藻性の機能も持っています。勿論こちらも水性ですから、比較的安全に作業が行えます。

3.金属及び樹脂、モルタル用 下塗り塗料:
水性塗料が使えない部分に、この溶剤系アクリル塗料を下塗りに使います。耐凍害性、密着性に優れているということで、多くの外装材の再塗装下地として利用されています。

単に塗装といっても、このように用途や場所によって塗料を使い分ける必要が生じます。また、その施工条件も塗料によって変化します。

こうしたことを一般の皆さんが全て知るというのは難しいことですが、聞けば親切に特徴や施工方法・手順を説明してくれる施工業者を見つけることが大切です。その為のコミュニケーションは、欠かせませんね。

私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>: 安いって、本当にいいことなの? (2009年9月28日)
<関連記事>: 屋根の塗装が必要なのは、日本だけ (2014年8月3日)

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ドライウォール下地、完了!

以前、構造がむき出しの時に、ブログ記事でご覧頂いた大きなアーチ。

大きく開いた開口部は、通常構造強度としては弱点になりますから、大きな材木の梁を入れて上からの力が強く掛かっても大丈夫なように補強します。

また、四角い開口では面白くありませんから、下地を組んでアーチ状の壁になるように施工します。

これは、これで構造の強度をいかに出すかが分かって興味深いものがありますが、ドライウォールの下地施工が完了したら、こんな感じになりました。仕上げの塗装をする前の段階ですが、なかなか綺麗でしょ?

こういう仕事をするには、たくさんの石膏パテとたくさんの職人の手間が必要ですが、やっぱりやったらやっただけのことはありますね。

エッジが丸くなった開口部は、地中海のしっくい壁の建物を連想させてくれます。

これから、ここにPARAで色を塗っていく訳ですが、仕上がったらきっとソフィスティケーティッドな雰囲気になると思いますよ。

また、同じアングルで定点観測のようにご報告しますので、お楽しみに。尚、こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

<関連記事>: これぞ本場のドライウォール!

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こんな大きなアーチ壁、見たことないでしょ。

現在、現場はドライウォールの施工真っ最中なんですが、その前に撮った写真がこちらです。

大工さんが、2x6の柱材に切り込みを入れて、アーチの形に曲げて作ってくれました。こんなにゆったりとしたアーチの壁の下を、何人の人が横並びでくぐれることでしょうか。

広いパーティ会場にもなるようにアレンジしたダイニング(手前側)とリビング(奥側)との間に、こんな大開口のアーチがあると壮観です。勿論、このアーチも角を丸く仕上げるブルノーズのドライウォール仕上げで施工します。

そうした仕上げをするには、特別なコーナー材が必要ですが、そういう資材を自前で持っているのが、ホームメイドのいいところ。在庫もマニアックですよねぇ。

人がやらない楽しいことにチャレンジしたいといつも思います。だから、そういうお客さんだけが、うちを探してくるんでしょうねぇ。

いずれにしても、仕上がりましたら、また写真をお見せしたいと思いますので、ご期待を! こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

<関連記事>: これぞ本場のドライウォール! (2010年3月13日)

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11月28・29日にイギリス人によるレンガ積み現場をお見せします!!

11月初めから1ヶ月間、イギリスから来た2人のレンガ職人が、名古屋市守山区のC邸の外壁を積んでいます。名古屋では滅多に見られない本場のレンガ積み外壁の施工です。

今回は、オーソドックスですがアンティークなデザインの赤色レンガ、Heritage Antiqueという名前のレンガを使っています。玄関のポーチ柱には、グレーのレンガをアクセントに使ったコイン・コーナーをデザインしてみました。
イギリスの職人の技術やレンガ積み外壁の迫力をご覧になりたい方は是非見においで下さい。なかなかこんなチャンスはありませんので、是非、この機会をお見逃しなく!!

日時;11月28日(土)・29日(日)午前10時~午後5時
現場住所:名古屋市守山区中志段味南原2685-324
現場地図はこちら
オープンハウス チラシ

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この巻尺、レンガ積み専用です

今日、カナダ人のレンガ職人が会社に遊びにやってきた。勿論、遊びと言っても仕事の話をしに来たんだけど・・・。ホームメイドの仕事の仕方やこれまで造ったレンガの家の施工など、いろいろお互いの理解を深める為にミーティングをしました。

その後、実際に私たちが施工したレンガ積みの家を見に、一緒に出掛けました。その時、彼が見せてくれたのがこの巻尺。でも、メーカーが異なるレンガには、それレンガ専用の巻尺を使わなければいけないのです。

だから、彼が使っている巻尺と私たちが持っているレンガ積み用巻尺とでは、目盛りの取り方に若干の違いがある。勿論、日本で売られている一般の巻尺とは全く異なっています。

レンガの大きさに対して、目地をどのくらい取って積んでいくと窓の天端にきっちり合うかが、これを使うと簡単に分かるのです。まあ、素人が見ても全然分からないんですけどね(笑)

普通の人は、家なんて大きなものは大雑把な寸法で造っているという印象かも知れませんが、実はミリ単位で調整しながら造っていくものなのです。家づくりには、大胆さと緻密さの両方がなければいけません。

細かなことばかり考えていると家全体の統一感や完成度を見失うことがあります。逆に、全体像だけを頭に描いていると、納まりがきれいにいかないなんてこともあるのです。そういうことを一緒に考えてくれる建築屋との出会いやコミュニケーションの長い時間が、本当は一番重要なんですが、建築屋もお客もコスト第一という人が殆どなんでしょうねぇ。家が、すぐに出来上がってしまいます。

相変わらず30年で壊される家を造っていく風土は、こうしたところに垣間見えるのかも知れません。

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柔よく剛を制す

日経ケンプラッツという建築屋向けのサイトから送られてくるDMメールを見ていたら、「長期優良木造3階建てが<想定通り>倒壊」という記事が目に付いた。

いったいどんな記事なんだろうと思い、読んでみたら笑えない話なんだけど、笑えた。写真がその実験後の様子なんだけど、実は奥の倒れた家の方が耐震強度が確保された住宅だというのだ。確かに、その実験動画を見ると、最初に手前の家の土台から1階の柱が抜けてしまっている。つまり、その段階で構造的に崩壊してしまったというのだ。

(木造3階建て住宅の倒壊実験は、上記映像をクリックしてご覧下さい)

でも、もう少し見ていくと、強度の出ている家は土台と柱がしっかり固定されてしまった為に、上層部の揺れに対応できず、そのまま横倒しになってしまったというのが、写真の状況です。

手前の家は「柱脚が外れたために、いわゆる『タッピング現象』を起こした」と言っているのだが、もしこれが現実の家ならば人命を守ったのは、明らかに強度のない家なんだよねぇ。

勿論、通常は土台の下に基礎があるので、柱が外れた家が揺れと共に移動するという状況にはなり難い。だが、強度一辺倒の考え方が、一番素晴らしいとは言い難いということを私たちに教えてくれているような気がします。

きっと、法隆寺などが現代にまで残っているのも束石(つかいし)の上に柱が載っているだけという単純構造だからじゃないのかな。現代建築の浅智恵を見た気がした。私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>: 「耐震に対する考え方が変わる?

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Ariane

ホームページの「その他の商品」のページで紹介しているOrpheeというバスタブによく似たデザインですね。

こちらは、ちょっとだけOrpheeよりも大きなサイズになっています。縦横が60インチですから、1,524mm。Orpheeは、54インチですから、1,372mm。その差、152mm。

こんな少しの差なら、別にたくさん種類を作る必要はないと思うのですが、そこがカナダ人のこだわりなんでしょうね。勿論、こちらもWhirlpool(ジェットバス)ですから、ジェットの口が6個標準で付いています。

日本では室内のスペースが限られていますから、どちらか言うとOrpheeの方が、スペースの有効利用が可能かも知れませんが、浴室が広くて少しでもバスタブも大きくしたいという人にはいいかも知れませんね。

こちらも、床に埋め込んでしまうことが可能ですが、サイドスカートを付けて床から少し高い場所に設置することも出来ますよ。日本人の傾向からすると、サイドスカート付の方が一般的な気がしますが、欧米のようにしたいなら床埋め込みにしても面白いですね。

あと、皆さん、こういったバスタブは日本の浴槽と比べて深さがそれ程深くありません。おおよそ50cmが基本ですので、どっぷりお湯につかるというよりは半身浴を楽しみながら、ご夫婦やお子さんと会話を楽しむという生活スタイルであることをお忘れなく。

日本なら湯舟に熱燗でしょうが、これならカクテルかワインといったところでしょうか。

こうしたデザインのバスタブや建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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