お知らせ : ページ 292

知多 K邸 オープンハウス 追加情報!

12月13(土)~14日(日) 開催のオープンハウスの新聞折込みチラシが完成しました。ビルトイン・ガレージのあるアメリカン・ポップな輸入住宅を皆さん、見にいらして下さいね。
詳細は、下記をクリックしてご確認下さい。

知多 K邸 オープンハウス チラシ

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知多市 K邸が完成! 12月13・14日にオープンハウスを開催!!

10月に途中現場を皆さんにお見せしたビルトイン・ガレージのある知多市 K邸が、いよいよ完成する状況となってきました。年末までの入居を目指してきましたので、何とか間に合ってよかった、よかった。で、この家のテーマは、「60年代のアメリカン・ポップ」
この家も他のお客様の家に負けず劣らず、見所がいっぱい詰まっています。
たくさんあり過ぎるので、簡単に項目だけ、ご紹介しますね。

1.アメリカンなWHITEのガレージ・シャッター
2.ビッグ・アメリカンが入る大きなガレージ・スペース
3.ステンドグラス入り玄関ドア
4.ダイニング・カウンターを兼ねた白い輸入キッチン
5.ストライプ・カラーのアメリカンなオーニング・テント
6.冬の結露や夏の日焼けをしない輸入サッシ
7.ステップ・フロアでリズミカルな空間を演出
8.子供部屋は、最初は広く
9.奥様の作業動線は、一直線
10.30年保証の美しい屋根材
11.アメリカンな外観
12.ドライウォール
13.無垢の内装材
14.おしゃれな輸入照明

本当に、こんなに見るところがあるの?・・・いえいえ、もっとあります。まずは、現地で本物を見て下さい。それから細かいところをご説明します。是非、この機会をお見逃しなく!!

開催日:12月13日(土)~14日(月)
時間:午前10時~午後5時
場所:愛知県知多市岡田北部区画整理地内1街区3-2

こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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コンサバトリー

コンサバトリー

最近、一般住宅でも設置する家を見かけるようになったコンサバトリー。

壁だけでなく、屋根(天井)までもガラスにして、光をたくさん取り入れた空間を造る温室のような建物です。この写真は、とある施設内のレストラン。

多くの人が出入りする為、場違いなエアコンが天井にあるのは致し方ないですが、極端に明るくしていないところは、いいですねぇ。

コンサバトリーというと、その多くが南側の一番日当たりのいいところに設置されるのですが、日本のように夏の日差しが強烈な地域には南側に設置するコンサバトリーは、あまりお勧め出来ません。

元々、天候が不順だったり、気温が低いヨーロッパで考え出されたものだということを知らずに形ばかりを追い求めるのが日本人の悪いところです。私だったら、家の北や東の落ち着いた場所にこれを持っていきたいですね。

フランスなんかでは、北側の部屋は一番いい部屋として考えられています。それは、暑さ寒さや明るさの変化が他の部屋より少ないので、静かな時間を過ごせることが出来るからです。

カーテンや照明器具に気を遣って、おしゃれなインテリアを演出出来れば、お友達とのアフタヌーンティーも美味しくなると思いますよ。コンサバトリーは、敷地空間さえあれば後からでも設置出来ますので、手軽に家のイメージ・チェンジをしたい方にはお勧めです。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

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カラフルな壁 ~知多市 K邸~

月曜に洗面・トイレ・玄関の床に貼るタイルを決める為に現場でお客さんと待ち合わせをした。

コンセプトとしては、明るくビビッドなアメリカン・ガレージ・ハウス。タイルを選ぶに当たって、やっぱりインテリアの壁がどんな色になるかを頭に入れておかないと、トンチンカンなイメージになってしまう。

そこで、予めドア枠や内装枠を付けるところに、ドライウォール・ペイントの試し塗りをしておいてもらった。一番左の部屋(トイレ)は藤色、真ん中の部屋(奥様の小部屋)は、くすんだピンク、写真右の子供さんの部屋は淡い空色。(部屋の外側になる廊下は、真っ白)

日本のペンキと違って、パラペイントはいい色出してるでしょ。

タイルも柄が入ったものでなく、単色のすっきりした色のものを一緒に選んだ。

枠は、真っ白なものを付ける予定なので、壁や床の色とのコントラストが、美しく出ると思います。若いご夫婦には、こんなアメリカンな家がお似合いです。

作品紹介ページ: 知多市 K邸

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張ればいいってもんじゃない

日本の殆どの家は、サイディングという外壁材を貼っている。大きなパネルのものや横方向にラインが入ったものなど様々。

でも、普通の国産サイディングはおおよそ10年で塗り替えを必要とする。カナダのように25年も保証するなんてものはあり得ないのが現状です。だから、10年に1度は、屋根を含めて100~200万円くらいの塗装工事費用を覚悟しなければいけません。

ただ、こうなったら、塗装だけして我慢するか、貼り替えるか、どちらかしかありません。家というものは、新築してから常に自分自身の重さと家財道具の重さに耐えなければいけない宿命をもっています。

だから、どんな家も若干の縦方向の縮みがあるのです。

この外壁は、タイル調のパネルサイディングと呼ばれるもので、いくつものタイルに見えるものが一枚のコンクリート板になっているんだけど、張る時に遊びを作らずに、パネルをそのまま上に載せたようだ。

家が縮もうとしているのに、サイディングはコンクリートなので縮めない。だから、パネルとパネルのジョイント部分に無理が働いて、このようにサイディングが前に押し出されてしまったのだ。

逃げ場を失うと、最悪サイディングに多量のクラックが入ることもある。経年劣化によるコーキングの色の変化くらいは、塗装すれば何とか元に戻る。でも、押し出されたサイディングは、元には戻らない。

そんな中、最近防火規制の関係で、サイディング自体の厚さを大幅に厚くしないといけなくなった。というより、厚いものしか生産されなくなった。これって、家に更なる負担を余儀なくさせるってこと?

ジョイントの遊びのことを考えない業者さんが張った外壁は、これから相当問題になるだろうね。(こんなこと、見積には書いてないから施工に信頼が置けるってことが大切なんだけど・・・)

外壁ばかりいじっても、窓ガラスはそこまで火事に耐えられないのにねぇ。

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石膏ボードのジョイント補強は、紙でなきゃダメ!!

以前、石膏ボードを貼った壁や天井にクラックが入らないようにする為には、紙で出来た専用のジョイント・テープが絶対条件だ、というお話を書きましたが、それをもう少し詳しく説明させて頂きます。

まず、一般の住宅メーカーで使われるプラスチックのメッシュテープを石膏ボードと石膏ボードとのつなぎ目(ジョイント目地)に張った状況を再現してみましょう。この写真は、ボードを上下に引っ張ってみたところです。

メッシュ・テープは、人間の力でも簡単に伸びてしまい、それぞれの石膏ボードが上下にずれてしまいます。そして、そのずれが大きいと、プラスチックの繊維がこのようにちぎれてしまうのです。

これでは何ら役に立ちませんから、ただの気休めであって補強の意味が全くありません。

次に、紙で出来たドライウォール専用の北米製ジョイント・テープは、どうでしょうか。

こちらは、比較的厚手の紙で出来ているのですが、人間の力ではどうにもならないくらいジョイントが動かない状態です。

皆さんもお分かりだと思いますが、薄いコピー用紙でさえ水平方向に引っ張る場合は、相当な力でも破れないという特性を石膏ボードのジョイント強化に利用しています。そういった特性を生かして施工するのが、本当の建築、真のドライウォールなのです。

これは、パラペイントのような水性塗料で仕上げるドライウォールだけの施工ではありません。ビニール・クロスを張る内装でも下地となる石膏ボードは同じですから、紙で出来た専用のジョイント・テープを使わないでクロスを張るのは、施工不良と考えるべきでしょう。

また、写真をご覧頂くとお分かり頂けると思いますが、石膏ボードの端から5cmくらいの幅の部分が少しえぐれています。こうしたボードをテーパーボードと呼ぶのですが、これは、厚手の紙テープとそれを固定する為の天然石膏のパテ(カナダ製)が十分に入れられるように凹んでいるのです。

でも、残念なことに日本の住宅メーカーは、こうした専用の紙テープやテーパーボード、天然石膏パテを全く使わないのが現状なんです。だから、すぐに壁のボードのつなぎ目にヒビが入ってみすぼらしいインテリアになってしまい、築30年もしないうちに建て替えなんてことになるのです。

皆さんは、日本の住宅メーカーの未熟な施工をどう思いますか?新築される際は、どうかこうした材料を適切な施工で使ってくれるように、ビルダーさんにお願いしてみて下さい。

尚、こうしたドライウォール用資材や美しい施工を希望される場合は、ご相談下さい。

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ホームメイドの構造用合板は、雨に濡れても大丈夫?

2x4工法(枠組み壁工法)と呼ばれる木造の耐震構造で私たちの輸入住宅は造られるのですが、それに欠かせないのが外壁や床組み、屋根などに貼る構造用合板。これを下地材として貼ることによって、地震に対する強度が格段にアップすると言われています。(下地:外壁材やフローリングを貼る前のベースの部分)

ただ、合板と言っても種類がたくさんありますし、強度や用途も様々。構造用合板は、一般に使われているコンパネ・べニヤ板とは用途も強度も全然違います。そこで、愛知県知多市の輸入住宅 K邸で使ったものの写真を見ながら、耐震性のあるこの構造用合板なるものを考えていきたいと思います。

まず、私たちが壁及び床に使ったものに押されたスタンプをご覧下さい。表示は、下記の項目に分かれています。

<壁用 JAS認定 構造用合板>
1 品名:構造用合板(低ホルムアルデヒド)
1.1 寸法:12.0 x 920 x 1820 mm
1.2 接着の程度:特類
1.3 等級:2級
1.4 板面の品質:C-D
1.5 ホルムアルデヒド放散量:F☆☆☆☆
1.6 製造者名:XX社 XX工場

写真上がホームメイドの壁用合板ですが、一般に使われる9mm厚のものに比べて、丈夫な12mm厚のものを使っているのが分かりますね。(厚さが、33%アップ)

また、写真下の床用合板も、一般に使われる12mm厚のものでなく、ホームメイドでは丈夫な15mm厚のものを使っています。(厚さが、25%アップ)

これだけでも、相当な強度アップになるんです。勿論、至るところで様々な補強を加えていますが、それらについては、また後日紹介していくこととしますね。

<床用 JAS認定 構造用合板(T&G、サネ付)>
2 品名:構造用合板(低ホルムアルデヒド)
2.1 寸法:15.0 x 920 x 1820 mm
2.2 接着の程度:特類
2.3 等級:2級
2.4 板面の品質:C-D
2.5 ホルムアルデヒド放散量:F☆☆☆☆
2.6 製造者名:XX社 XX工場

次に、接着の程度の話ですが、私たちは「特類」という区分の合板を使います。

普通のものは「1類」なんですが、2x4工法は構造を組む順番が、1.一階床、2.一階壁、3.二階床、4.二階壁、5.二階天井、6.屋根伏せ、という具合に下から順次数日掛けて組み上げていくので、屋根を伏せるまでに雨が降って床が濡れる状況になります。

そこで、耐水性能のある「特類」を使うんですね。

私たちが使う針葉樹構造用合板には、すべてアルカリフェノール樹脂接着剤が使用されています。この接着剤はホルムアルデヒドの放散量が少ないだけでなく生物劣化や化学変化が少なく、耐久性、耐水性に優れるという極めて重要な特性を持っています。

この接着剤は硬化する過程で有害なホルムアルデヒドを共縮合する形で取り込み、合板表面から空気中にホルムアルデヒドが放散するのを防ぐ特性を持っています。

この為、この合板はホルムアルデヒドの放散量が極めて低く、JAS規格に定めるホルムアルデヒド放散の最上位等級である特類を取得しています。(F ☆☆☆☆、フォースターは当たり前ですね)

だから、カナダの針葉樹合板 CANPLYでは「ゼロホルマリン」と広告宣伝しているんです。

ただ、粘りのあるヤニを多く含んだ針葉樹の合板は、水に濡れると表面にヤニが浮いてくるんです。また、それが空気に触れて、黒く酸化します。だから、雨が降った後にお客さんが見ると、カビが生えたかのように黒ずんで汚なくなった合板が心配になるようです。でも、このヤニこそが、木本来の持つ粘りや柔軟性を保つ重要な油分であることを忘れてはいけません。(人間でも油分が足りないと、お肌がカサカサしてよくないですよね)

私たちは、極力合板を濡らさないように、ツーバイガードというプラスチックの粘着シートを貼るのですが、合板の表面の木の凹凸の中にどうしても水分が入り込んでしまうので、水分が中で蒸れて余計ヤニが浮いてきてしまうんです。

施主の立場として気になるのは人情ですが、カビではありませんので、どうぞ心配しないで下さいね。

但し、構造用合板の上にフローリングを張る際は、ツーバイガードを剥がして十分乾いてから施工することを忘れないで!

それから、いくら耐水合板と言っても、外壁や屋根の雨漏り、内部結露によって、常に湿気った状態に曝されれば腐朽菌などで劣化・腐敗してきます。耐水とは、多少雨に当たっても僅かな歪み等が出る程度で性能的な問題はないという意味ですので、間違えないで下さいね。

更に、表示の詳細を知りたいという方は、ウィキペディア「構造用合板」でじっくり確かめて下さい。それにしても、マニアックやねぇ~。「こんなに細かいこと、誰が知りたいの?」なんて言われそう。でも、誰も教えてくれないこういう基本的な話って、本当は一番気遣いが出来ていなきゃいけない部分だと思うんです・・・。

<参考サイト>:COFIプライウッド
<参考サイト>:国産の石巻合板工業 構造用合板

2x4工法の構造やその材料について質問のある方は、お問い合わせ下さい。こうした私たちの情報公開の姿勢や建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>: 雨が入ると、こうなってしまう (2013年10月1日)

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知多 K邸 構造見学会 追加情報!

10月11(土)~13日(月) 開催のオープンハウスの新聞折込みチラシが完成しました。途中現場ならではの普段見えない部分を是非ご覧下さいね。詳細は、下記をクリックしてご確認下さい。
知多 K邸 オープンハウス チラシ

こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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Sliding Patio Door のロック破損

輸入の掃出し窓と呼ばれる大きな引き違いサッシには、こうしたロックセットの金物がドアに埋め込まれている。

前にも話をしたことがあると思いますが、掃出し窓のガラスは強化ガラスでしかもペア(二重)なので、泥棒さんもなかなか手を出せない。このロックセットも、モーテシィーロックと呼ばれるタイプのもので、壊すのにも相当の労力や時間が掛かると言われている。

でも、こうしたロックセットでもメンテナンスが必要なことがある。先日も東郷町のA邸でロックが壊れたという連絡があった。ラッチという引っ掛け部品が操作レバーを動かしても作動しないというトラブルだ。

実は、このロックセットの内部に小さなスプリングが仕込んであって、そのバネの反動でラッチが出たり引っ込んだりするのだが、非常に小さなもので劣化によってどこかに飛んでいってしまうことがある。

こうした機械ものは必ず寿命があるので、調子が悪くなってきたら早めに相談して欲しいな。そうすれば、鍵が掛からないという不安を考えなくて済む。まあ、交換しても1万円も掛からないですから・・・。

万一、掃出し窓に鍵が掛からなくても、輸入サッシなら大丈夫。掃出し窓の片側ガラス窓(外側)は固定式なんです。そう、片側しか動かない構造なので、内側のサッシのレールに何かつっかえ棒でも入れておけば、もうサッシは動きません。

そういうところも、北米では防犯性を考えているんですねぇ。マーヴィン社製スライディング・パティオ・ドア等の詳細は、マービン社HPをご覧下さい。

新築をご計画の方や輸入サッシのメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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下塗り塗料が、ドライウォールには大切なんです

私たちは、普通ドライウォールを新築住宅に施工する際は、色の付いた上塗り塗料を塗る前に、PARA(パラ ペイント) #5799という下塗り塗料(プライマー、シーラーと呼ぶ人もいます)を塗っておきます。

これは、下地の石膏ボードに上塗り塗料を直接塗ると、塗料が下地のボード等に染み込んでしまい、上塗り塗料の色の載りや密着性が損なわれるのです。それを防ぐ役割を果たすのが、このプライマーです。

また、下地のボードは、通常ベージュやグリーンの色をした紙で表面が覆われていますので、その色を白い下塗り塗料が隠してくれるという役目もあるのです。そう、上塗り塗料を塗るだけだと、下地の色も反映されたインテリアになってしまう恐れがあるのです。

プライマーを塗った室内と塗らない室内では、実は大きな差があるんですねぇ。また、私たちはこれ以外にも特殊なプライマーを持っています。それは、リフォーム・リノベーション用のプライマーです。

リフォーム用のプライマーは、「#777 Super Stick」や更に強力な「#888 Super Adherent Primer, Block-Out」の2種類が存在します。(どちらも内装・外装、両方に使用可)

#777は、新築用としても使えますが、主にリフォーム・リノベーション用として使います。長く使っていると室内の壁も汚れますよね。それは、ドライウォールであってもビニールクロスであっても同じです。

そういった生活空間で蓄積された汚れを隠すのが、この#777なのです。だから、店舗改装の下塗りにも使えるんですね。

国産のプライマーの多くは、リフォーム用として作られておりません。インテリアを塗装するという文化がないですから、そういったものが発達していないということが言えるかも知れませんね。ですから、安全な水性でこれだけの性能を持った製品があるというのは、日本のペンキ屋さん・リフォーム屋さんにとって驚きでしょうね。

また、#888 Block-Out は先にお話した通り、更に強力に下地の汚れを隠す為に開発されました。(勿論、新築でも使えますよ。)

お店や商業施設、人が集まる空間では、油やタバコのシミが一般家庭の比ではないくらい壁や天井を汚しています。それを少し拭いたところで、そのうちそれが表面に浮き上がってきてしまうのです。そんな時、この#888が活躍します。油汚れでも下地のところでシャットアウトしてしまうので、あとあと壁に不具合が発生することはありません。(国産のプライマーでは、汚れの封じ込めはまず不可能です)

勿論、上塗りの塗料の載りもいいので、下地の色移りもなく新築同然に生まれ変わります。

これらのプライマーは、上塗り塗料と同様に石膏ボード、ビニールクロス、木、コンクリート、金属(但し、水性なので錆びる素材は下処理が必要)など様々なものに塗ることが出来ますので、ドライウォールではないインテリアでも塗り重ねることが可能です。

これらのカナダ製塗料は、全て水性。有害なホルムアルデヒドも製造過程から排除されているので、国産のものより安全性が高いんですね。日本はまだまだドライウォールが普及していないですがクロスの塗り替えから始めてもらえれば、きっと塗装仕上げの素晴らしさが一般に理解してもらえるような気がします。

何れにしても、一度試しに塗ってみて下さい。国産のものでは考えられないカナダ製プライマーの凄さを実感して頂けると思いますよ。塗料の購入やドライウォールの施工のご依頼は、お問い合わせ下さい。

プライマーについて書いた関連記事: 必要なことは、ちゃんとやる

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