お知らせ : ページ 208

クラッド・サッシは、メンテナンスを!

今年の夏は、やたらに雨や曇りの日が多い天気となりました。木製の輸入サッシにとっては、非常につらい状況でした。

アンダーセン社のクラッドサッシのような木製窓は、外側は樹脂(他社の場合、アルミ)ですが、建具(サッシュ)や窓枠の下側や上側、その両サイドまで樹脂が覆っている訳ではありません。だから、うちの窓はクラッドサッシだから雨でも平気なんて思っていると、そのうちそういった部分に水が入り込み、劣化や腐れが発生します。

ウッディで美しいデザインのインテリアにする為には、必修とも言える木製サッシですが、まめな窓明けによる乾燥が大切です。でも、こう天気が悪いとそれもままなりませんね。

あと、外側の樹脂にしても一体成型で作られてはいませんから、その継ぎ目の箇所やガラスと接する部分は防水性が悪くなる恐れが生じます。樹脂の下はすぐ木ですから、放っておくと腐れの原因にもなりますので、3~5年に一度くらいご自身で窓の点検を行って下さい。

もし隙間が空いていたり、様子がおかしかったりするようなら、防水の為にコーキングを打つなり、ウェザーストリップ(パッキン材)を交換するなりすべきです。窓からの雨漏りが原因で、構造部分まで劣化してしまうなんて話は少なくありません。

そんな時、頼りになるのが私たちのような輸入住宅ビルダーです。数あるパッキン材の中から、その窓に適切な部材を選び出し、特殊なコーキングも駆使出来ます。ただ、まずは自分自身でやってみることも大切ですから、トライしてみることはいいことです。

そして、最も木製サッシや木製ドアで大切なのは塗装です。一般的には室内用のニスのような塗料を塗るのが一般的ですが、耐候性や防水性がないばかりか、本来木が持つ呼吸作用を抑制してしまいます。

そうなると、木が無理に塗膜を破ろうとして、塗装に細かなひび割れを発生させます。この場合、全く塗装の意味がなくなってしまうのです。

だからこそ、クラッド・サッシのような木製の窓や玄関ドアには「Para ティンバー・ケア」のような屋外木部専用塗料を塗って下さい。美しさを保つ為には新築時に塗ることが一番ですが、補修やメンテナンス用としても十分効果を発揮します。

耐候性や防水性に優れ、木の呼吸作用を止めない安全な水性塗料「Para ティンバー・ケア」。油性塗料のような嫌な臭いもなく、自然オイル塗料のように頻繁な塗り直しも必要ありません。是非一度お試し下さい。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。塗料の購入や施工をご希望の方は、お問い合わせ下さい。

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レンガ積みでもメンテナンスは大切です

このお宅は、私共が会社を興してすぐに建てさせて頂いた輸入住宅です。ですから、新築からもう13~14年経っている訳ですが、レンガ積みの外壁の美しさは当時と殆ど変っていません。

アンティークな雰囲気のあるレンガを使ったということもありますが、デザインの変化や機能・強度の劣化がないという点では100年の耐久性も嘘ではありませんね。

ただ、こうして造られた輸入住宅でも全くメンテナンスが必要ないかと言えば、そうではありません。屋根の軒や軒下は、サイディングに塗装したものが使われていますし、雨樋も塩化ビニールのものであれば、劣化してきます。

雨樋については、現在私たちはアルミ製のものに焼き付け塗装を施したものを使っていますから、メンテナンスはそれ程必要ないと思いますが、軒材については、どうしても定期的な塗装が必要となります。でも、外壁全部を塗装したり、将来張り替えたりすることを考えたら、随分経済的ですよね。

そして、レンガ積みの場合、窓の上のレンガを受ける為に鉄で出来たアングル鋼が窓上に入れてあります。これもいずれ錆びてきますから、一緒に塗装をするようにしましょう。また、窓周りの防水の為に、コーキングを周囲に入れ直すことも忘れずに。

それと屋根についてですが、私共では30~40年保証という北米製のアスファルト・シングル屋根材というものを使っていますから、当面メンテナンスをすることはありませんが、カラーベストのような塗装された屋根材であれば、軒と同時期の10年毎に屋根の塗り直しも必要です。

メンテナンスせずに、出来るだけ長く使える素材を用いていますが、全てが永久にメンテナンス・フリーとなる訳ではありません。色や機能に変化が生じたら、それはメンテナンスのサインです。早めに対処して資産価値を高める努力をしていって下さいね。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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玄関ドアの防犯対策

輸入住宅には、ステンドグラスが入った輸入の玄関ドアは、必修アイテムと言っていいだろう。また、木製ドアも素敵だけれど、耐候性があって美しいグラスファイバーで出来たこうしたドアもなかなかいいものである。

ただ、輸入の玄関ドアには、一つだけ弱点がある。それは、生活習慣の違いによるところが大きいのだが、アメリカでは外部ドアは内開きというのが当たり前なのだ。

内開きの場合、ドアがぶつかる戸当たり(ドア枠)は、ドアの外側に位置するから、枠に隠れて外側からはドアのラッチは全く見えない。つまり、ラッチをこじ開けてドアを開放させるということが難しいように出来ているのだ。

でも、外開きの場合は、ドアとドア枠との隙間が屋外から丸見えになってしまう為、セキュリティの問題が発生する。こういう場合、ガードプレートを付けてラッチ部分を見えなくするか、鍵をもう一つ付けてダブル・ロックにするかしないと侵入のリスクが大きくなる。

勿論、写真のように両方を施工するのが一番なんだが、物理的に無理な場合もあるので、臨機応変に対策を打って欲しい。輸入住宅のセキュリティ対策でお困りの方は、お問い合わせ下さい。

<関連記事>: 輸入玄関ドアの安全対策 (2012年2月4日)

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中古住宅、購入しやすく リフォーム融資優遇へ 政府が検討

政府は中古住宅を購入しやすくするため、低利融資と税制の優遇措置を拡大する方針だ。中古住宅を取得した際、個人には内装などの改修費を低利融資する新制度をつくる。耐震工事などを施せば住宅事業者も税減免する方向で検討する。割安な中古住宅を求める消費者は多いが、地震対策やバリアフリー化など改修が必要なケースが大半だ。資金支援を拡充して、増える空き家の解消にもつなげる。

政府が検討するのは、住宅金融支援機構が民間金融機関と組んで貸し出す35年の長期住宅ローン「フラット35」の拡充だ。現在は最低金利が年1.69%と民間金融機関に比べて低い。これまでも新築だけでなく中古住宅の購入時に利用できたが、来年度には中古物件の取得時の改修費用にも充てられるようにする。

日本の中古住宅の流通量は住宅市場全体の1割強にとどまっており、英米の8~9割に比べて大幅に低い。官民団体の調査では中古住宅のリフォーム費用は約600万円(中央値)と高額だ。中古住宅を購入しても改修費用は民間銀行から別枠で借りる必要があり、増改築して中古住宅に住みたい消費者が二の足を踏む理由となっていた。

新制度では個人が中古住宅を買ってリフォームする場合、購入費と改修費をフラット35で一括借り入れできるようにする。一体型ローンを提供するために国土交通省が年度内にも政令を改正する。フラット35の利用が増えると見込まれるため、国交省は2015年度予算の概算要求に機構への出資金の積み増しを盛り込む方針だ。

住宅メーカーや改修事業者には、税制優遇を拡大する方向で検討する。中古住宅を買い取って耐震などの改修工事をする再販事業が対象だ。中古住宅の再販では、事業者が物件を取得する際と個人が住宅を購入する際に、不動産取得税と登録免許税が二重にかかる。

税負担を引き下げるため、政府は今年4月から2年間に限って個人にかかる登録免許税の税率を従来の0.3%から0.1%に引き下げた。国交省はさらに来年度の税制改正要望で、住宅事業者にかかる不動産取得税を免除する特例措置を盛り込む方針だ。税負担がさらに軽くなるため、販売価格も下がって個人が中古住宅を安く買えるようになる。

政府は中古住宅とリフォーム市場の拡大を成長戦略の一つと位置づけており、20年までに市場規模を合計20兆円と10年比で倍増する目標を掲げる。また高齢化で日本は空き家の比率が1割を超えており、防災や治安面からも中古住宅の取得を促して増大する空き家対策につなげる。

2014/8/12 日本経済新聞 電子版より

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そろそろ考え始めて下さいね

昨日、政府は第2次安倍改造内閣の発足を発表した。経済再生を推し進め、2015年10月に消費税を8%から10%へ上げる為の布陣であるという見方をする人も多いだろう。

8%への増税後、景気の下振れは思ったよりも少なかったというが、自身のまわりは然程変わり映えしていない感じがする。とは言え、地元名古屋のグローバル企業 トヨタは、過去最高の利益水準にあるのだから、私の知らないところで景気はそこそこよくなっているのかも知れない。

さて、家づくりという観点からこのニュースはどう考えたらいいのだろうか。まず、本当に増税を実施するかだが、財政状況や世界からの注目等を考えるとほぼ確実に実行されると考えられる。

過去の状況から考えると、10%に上がることによって増税前に建築需要が喚起されるのも必至です。8%に上がった時と同じですね。でも、その時は需要過多になって建築資材や職人の不足、価格の高騰が起りました。

現在でも復興需要等で建築業界の人材難が取り沙汰されている現状からすると、増税前の状況は更に深刻かも知れません。そういった点でも増税ギリギリに建てるという計画は、あまりお勧め出来ませんね。

また、駆け込み需要というやつは、いい仕事をしたいビルダーにとっては百害あって一利なし。

早めに話をつけて、契約から4ヶ月で完成してお金にしてしまおうなんていう住宅会社と違い、良心的なビルダーなら希望に沿ったプランニングには2ヶ月程度掛かりますし、その後の詳細設計図作成や行政への建築申請にも1~2ヶ月必要です。

その後着工となる訳ですが、100年に亘る美しさや耐久性、愛着を得る為には手間・暇掛けた施工が欠かせません。レンガ積み外壁しかり、北米式の塗り壁であるドライウォールのインテリアしかり、いいものは時間が掛かるものなのです。

そういったことを行っていくと、着工から完成まで6ヶ月以上の期間を要します。つまり、プランニングから完成までのトータル期間は、10ヶ月以上となるのですから、今計画をスタートしても来年の7月以降でないと竣工しないのが現実です。

増税まではもう少し先とお考えだった方も多いでしょうが、それ程残された時間がないということを心しておいて下さいね。慌てることはありませんが、のんびりし過ぎることもチャンスを逃すこととなるかも知れません。

新築・リフォーム、修理を計画しようとお考えの方は、そろそろご相談下さいね。

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戸締りは、大丈夫?

この写真は、輸入の樹脂サッシ Insulate社のロック部品、サッシュ(サッシ)ロックです。上げ下げ窓のシングル・ハングやダブル・ハングの建具(サッシュ)の鍵を掛けるものですが、これが破損してしまうことがあるんです。

まあ、それ程頻繁に起こることではないんですが、建物の構造が自重によって下がってしまったり、地震によって歪んでしまったりすると、窓の枠や建具にもその影響を与えます。

そうなってしまうと、ロックの開閉が固くなって無理に鍵を掛けたりしなければいけなくなるなんてことが起こる訳です。そんなことを繰り返しているうちに、ロック部品が破損したり、ロック部品を固定しているネジがバカになってきたりします。

そうなってしまうとサッシュ・ロック(クレセントとも言う)やロック・キーパー(ロック受け金物)の交換等が必要となりますので、そうなる前にサッシュ・ロックの位置調整をして下さい。

但し、ネジが効かなくなってしまった場合は、サッシュ・ロックの位置を全く違う場所にしなければならないこともありますので、その点はご理解下さい。

何れにしても無理は禁物。一旦壊れてしまったら、防犯上問題となってしまいます。病気と一緒で、何事も早期発見・早期治療が大切ですよ。だって、すぐに新しい部品が手に入るとは限りませんから・・・。

輸入サッシのメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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ペアガラスの結露

今回も輸入樹脂サッシのペアガラスの内部結露についてご相談を頂きました。

窓メーカーは、Viceroy(ヴァイスロイ、又はバイスロイ)社。カナダで建材を広く取扱いしている会社です。このメーカーの窓は、上げ下げ窓のダブルハングのバランサーが切れたというお宅の交換メンテナンスの際に見させて頂いたことがあります。

ガラスの内部結露を起したのは、横に開くケースメントと呼ばれるサッシです。写真のように、左右に開くダブル・ウインドウの向かって右側の窓が、水滴で曇っているのが分かります。

ご存知の通り、ペアガラスですからガラスは内と外に1枚ずつ。実は、結露は季節によって変わります。夏場は、クーラーによって冷やされる内側のガラスに水滴が付着します。逆に冬場は外側のガラスに水滴が付着するのです。

勿論、結露はガラスとガラスとの間の空間でですよ。こうして結露と蒸発を何度も繰り返すことで、そのうちガラス内に藻のようなものが付いてきますし、ガラス内の気密を保持する為のスペーサー(金属製やゴム製)も錆びたり、劣化したりしてきます。

また、高性能な断熱ガラスを使っている輸入サッシでは、Low-Eコーティングの被膜が劣化で剥がれてくるなんてこともありますね。

そうならない為にも早めにガラスを交換するようにして下さいね。但し、輸入サッシを扱ったことがない普通のサッシ屋さんでは、出来ないと断られるかも知れません。その際は、お問い合わせ下さいね。

輸入住宅の窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: 窓のメンテナンスは、どうするんだろう? (2011年11月29日)

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Alside(アルサイド)/Alpine(アルパイン)社製 掃出しサッシの網戸

名古屋にある不動産屋さんから、管理しているアパートの網戸を交換したいので相談に乗って欲しいというご依頼を頂きました。10年程前に施工された輸入サッシらしいのだが、建築会社は倒産してしまい相談先がないらしい。

輸入窓メーカーは、アメリカ・オハイオ州に本社を置くアルサイド/アルパイン社らしいのだが、私自身は名前を初めて聞く会社だ。建築会社は、賃貸アパートや建売り分譲を得意としている会社でしたから、よくこんなメーカーの窓を探して取付けしたものだと逆に感心しきりだ。

そしてよくよく調べてみると、アメリカではメジャーな樹脂サッシメーカーで、西海岸にも工場があるらしい。だから、安くて仕入れも比較的しやすいというメリットがあって、調達を決めたのだろう。

ただ、多分、この窓を取り扱っているところは、既に日本にはないでしょうね。品番は分からないが、ラフオープンの寸法も分かっているし、何とか網戸の交換品を手に入れられるようにアメリカ・サイドと交渉してみようと思います。

それにしても、いろいろと相談がありますねぇ。それも全国からですから、私たちのような小さな会社だとほんと大変です。まあ、頼りにされるというのは、有り難いことですけどね(笑)

そうそう話は変わりますが、今日は関東大震災が起った「防災の日」。当時竣工した帝国ホテルのレンガ積み外壁や東京駅の赤レンガは全く被害がありませんでした。

地震に強いレンガ積み外壁って、素晴らしいですよね。でも、過信は禁物。地震などの災害には十分気を付けましょう。

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釣った魚にエサはやらない?

昨日、今日と春日井市の輸入住宅 H邸で、リノベーションした状況をお見せするオープンハウスを行いました。結構新聞折り込みでチラシを撒いたのですが、今一反応がよくありません。

ここのおうちの周囲には、輸入住宅といった類の住宅が少ないこともあるでしょうが、日本人自体がリノベーションやリフォームに慣れていないということも関係しているのかも知れません。

このおうちも築17年ということで、修理すべき部分も多くあったのだが、私たちの提案はリノベーションであった。つまり、単に壊れた部分を直すのではなく、以前の状態以上に家の価値を上げ、エレガントに仕上げるということが、主目的でした。

普通の白っぽいビニール・クロスをブルーのパラペイントで塗り、輸入の鏡やクリスタルの付いた照明器具で全く違う雰囲気を作り出したりした。こういうことって、アメリカやヨーロッパでは一般的に行われていることですが、どうも日本人には馴染みがない。

建てたら建てっぱなし。ガスレンジや給湯器、クーラーが壊れたら新しいものに交換するくらいで、内装を一新しようなんてまず考えないですよね。

また、外装についても、以前と全く同じ色を塗ったり、隣近所と然程変わらない無難な色で塗装する。確かにそうすれば、防水や耐久性はよくなるかも知れないが、デザインを美しくしようというものではありませんね。

こういうことを何故か日本ではリフォームと呼ぶんです。それは、修理の域を出るものではないんです。私たちのリフォーム・リノベーションは、お客様が色やインテリアの分かる人間と一緒に計画を進めるべきものであると考えます。

皆さんのおうちは、10年、20年でデザインを一新していますか。新築時には出来なかったことを実現させようと思っていますか。まさか、釣った魚にエサはやらないなんてことを考えてはいないですよね。エサをやり、水を換えてやることで、魚も家もイキイキとしますし、その価値も上がるんです。

そういう家が増えれば、街が美しくなり、日本の資産価値も大きくなる。そういうことでしか、生活の豊かさはアップしないと思いませんか?修理・補修なんていくらしても、楽しくないでしょ!

こうした私たちの考えや建築に共感され、新築・リフォームを希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>: これが、ホームメイドのリノベーションだ! (2014年9月25日)

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スタッコ・フレックスの外壁でも割れる

柔軟性があって割れにくい。耐久性も他の塗り壁材と比べるとはるかに長持ちするはずのスタッコ・フレックス。

その為、USJやTDLなんかの建物でも使われているということなんだけど、私たちが4年前くらいに建てさせて頂いたおうちでは、屋根の棟(一番高いところ)に向かって一直線に割れが入ってしまっている。

通気胴縁を入れた上で、コンクリート・サイディングを張ってその上からスタッコ・フレックスを塗っているんだから、施工的にはメーカーの指示通りに正しくやっている。作業を担当した職人さんも、メーカーで施工研修を受けた人にやってもらっているのだから、問題点が不明なんだよね。

特に、輸入住宅の2x4工法というやつは、垂直方向に縮むことはあっても、水平方向に引っ張られることはないと言っても過言ではない。だから縦にクラックが入るなんて、信じられない。でも、こうやって実際に割れが入っている訳だから、そこは真摯に受け止めなければいけません。

どんな素材であっても、絶対大丈夫ということがないといういい例です。そう、原発も絶対安全ではなかったのと同じですね。何れにしても、こうやってちゃんと割れを埋めて、壁の防水が切れないようにしておくことが大切です。

壁の伸縮が落ち着いてきたら、跡が残らないようにきれいに塗り直すこともやらなきゃいけませんね。外壁の補修でお困りの方は、お問い合わせ下さい。

<関連記事>: クラックの入らない塗り壁 スタッコフレックス (2011年1月25日)
<関連記事>: 塗り壁の外壁クラック (2018年10月24日)

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