お知らせ : ページ 228

造形美を感じませんか?

昨日は、階段の踏み板等をご覧に入れましたが、今日は階段手摺に使われる栗棒(手摺用の柱)をお見せします。勿論、こちらも赤毛のアンの故郷 カナダのプリンス・エドワード島の階段屋さんに、無垢のパイン材を削り出しして作ってもらいました。

太い方は、親柱(ニューエル)と言って手摺のスタート位置や曲りの位置に取り付けられます。細いものは、子柱(バラスター)と呼ばれ、手摺全体を支える為に用いられます。

通常、階段の手摺というものは強度が要求されますので、堅い広葉樹のオークやメープルといった木で作られますが、今回は柔らかな針葉樹であるパイン(松)で作ることに意義があります。

ですから、こうした柱材は、広葉樹のものより若干太めにして強度を上げるという工夫がなされているんですね。

このパイン材のナチュラル感は、子供さんが小さな明るいご家庭のイメージには持って来いの気がします。また、このナチュラルさを表現するのに、クリアの自然オイル塗装をすることもありますが、今回はチェスナットというブラウン系のオイルを塗ることにしています。

そうすることで、軽快さのあるパインという素材に、落ち着きというエッセンスが足されるのです。また、このスピンドル・デザインの装飾には、ブラウン・カラーがよく似合うはずです。それは、伝統という言葉でも表現出来るかも知れません。

そして、スピンドルが刻まれた位置にもご注目下さい。親柱と子柱で揃っているでしょ。階段手摺を取り付けると、連続してリズミカルに見えるように作ってあるんです。

まあ、これを文字で表現しても、皆さんにはよく分からないですよね。そのうち、また写真を撮りますから、ご期待下さい。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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無垢のものって、美しいでしょ

愛知県豊川市で新築中のレンガ積み輸入住宅 N邸。

さて、その内部に使うフローリングは、無垢のパイン材(松)。柔らかくて傷も付きやすいのですが、何よりその柔らかい肌触りや豊かな香りが家族を癒してくれるはずです。

合板で作られた国産のフローリングとは、比べものになりませんね。同じように木で作られているとは言え、無垢材は製材された後も調温や吸放湿作用があって、生きていますからね。

そんなおうちですから、床と連続性のある階段の素材を別のものに変える訳にはいきません。ですから、レンガと一緒に出荷してもらえるように、赤毛のアンの故郷 カナダのプリンス・エドワード島の階段屋さんに頼んで、パインの美しい階段材を作ってもらいました。

写真は、その段板(踏み板)と蹴込み板たち。慎重に丁寧にカンナ掛けされた表面の質感は、細かな産毛が生えたような得も言われぬ素晴らしさでしょ。これ程美しいものは、この階段屋さんにしか作れないかも知れません。

きっと、これをご覧頂いた皆さんには、私たちが本物にこだわって輸入住宅を造っている理由をお分かり頂けたはずです。本物には、本物でしか描き出せない質やデザインがあるんですね。そこにはストーリーや感動が存在します。

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いよいよレンガも大詰めです

愛知県豊川市で外壁のレンガ積みをしている輸入住宅 N邸。

1月の終わりごろに来日したカナダのレンガ職人たちの仕事も、終盤を迎えました。残すところ、三角形になった東側の妻壁部分だけとなりました。素晴らしい早さと正確さでここまで漕ぎつけました。

レンガも現場にあるのは、あと1パレット半。丁度使い切ったという感じですが、レンガのゴミが殆ど出ない。

通常は、窓やドア、そして建物のコーナーといったところでレンガの長さが納まらなくて、レンガをカットすることが一般的ですが、彼らはレンガの目地幅をうまく調節して、カットしなくても済むように積んでいきます。

勿論、全てそういう訳にはいきませんが、それでも出来るだけレンガがゴミにならないように気遣いしながら積んでくれます。さすが、本場カナダのプロのレンガ職人ですねぇ。

最後の一山あるレンガを、ブリック・ハンガーを使って今日は屋根付近まで運びました。

明日、全て積み終わったらレンガの外壁は完了です。いよいよ月曜日にはレンガ職人たちもカナダに帰ってしまいます。ちょっと淋しい気がしますね。

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ドライウォールは、道具も大切

ドライウォール下地をしっかり造るには、専用の道具が不可欠です。道具がなければ、正確な施工が出来ないですから、自ずと間違った材料ややり方をしてしまい、「なんちゃってドライウォール」の輸入住宅が出来上がります。

写真中央にある黒くて長い棒が、バケツに立て掛けてありますが、何だか分かりますか?これは、オートマティック・テーパーと言う道具です。通称バズーカと呼ばれますが、筒状の下の方にロールになった紙のジョイント・テープを取り付けます。

そして、バズーカの右手に見える手押しポンプを使って、筒の中によく練った天然石膏のパテ(コンパウンド)を流し込みます。

それが完了するといよいよ石膏ボードのジョイント部分にテーピングをするのですが、この道具があれば、専用の紙テープと石膏パテが同時に出てきてテーピング処理を一度にやってしまうのです。

これを使わないでドライウォールをやってますというのは、モグリですね(笑)

写真のバックに写っている壁が、そのテーピングを施した状態のところです。でも、これで下地工事が完了する訳ではありません。その上から更に何度もパテを塗り込んで、ジョイント部分を更に美しく、更に強くしていくのです。

一度にたくさんのいパテを載せれば、もっと簡単に早く出来るとお思いになるでしょうが、そうしてしまうと石膏パテの中の方がしっかり乾燥せず、柔らかな状態のままになります。

薄く何度も塗ると強くなるというのは、実は塗料も同じです。外壁の塗り直しで、塗装を厚塗りして一度しか塗らないという塗装業者さんもいるようですが、実はそれは手抜き工事なんですよ。

ドライウォールも塗装も手間を掛けたら掛けただけ、丈夫で強い状態が生まれるということを覚えておいて下さいね。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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昨日は、レンガ職人を観光案内

カナダ・ノバスコシア州から船積みされた外壁用レンガの到着が遅れている為、カナダのレンガ職人の仕事が暇になってしまった。

豊川市のレンガ積み輸入住宅 N邸は、もうあと少しで外壁のレンガ積みが完成という状況なんだが、海の天候に左右される船での輸入では致し方ない。レンガは、石の塊のようなもんだから、航空便で輸入するなんてことは費用的にもあり得ない。だから、そういう問題が起きることを覚悟の上で、レンガを調達しているのだ。

まあ、そうは言っても、協力してくれる輸入手続き業者さんの努力もあって、木曜には現場にレンガが到着する予定なんですよ。

そんなこんなで、暇を持て余すカナダ人たちを連れて、昨日は八丁味噌の味噌蔵見学、岡崎城見学、日本酒の酒蔵見学に行きました。こういうアテンドをこなすのは、結構気を遣うし、時間も使う。特に日本語が出来ない人たち相手だと、私くらいしかこの仕事をやれる人がいないから仕様がない。

でもねぇ、こういう気遣いをちゃんとしてあげると、またお願いしなきゃいけない時に、気を良くして来てくれるのだから頑張らなきゃね。これ、すごく大切な仕事なんです。

味噌はちょっと苦手だったようだけど、岡崎城に連れて行ったら忍者はどこにいる?とか言ってはしゃいでいた。写真の彼は、無料武者体験をさせてもらえるとあって、メチャメチャ楽しそうでしょ。そりゃ、こんな経験、日本人でもそうそうないですから・・・。

最後は、お酒を試飲して、すっかりご機嫌。帰りの車の中はもう冗談の飛ばし合いといった状態でした。そうそう、彼らは奥さんへのお土産に途中浴衣を買いました。さすがに外人さんは、レディに優しいですよね。 あと、オカザエもんのマスコットも買ってたなぁ~(笑)

きっとまた、彼らはレンガ積みに来てくれますよ。

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髪の毛が溶けるような強い洗剤は、流さないで!

洗面に使う輸入の水栓金具は、デザインも素敵で輸入住宅では必修アイテムと言える。

でも、お客様から排水のポップアップのフタが最近動かなくなったとか、排水管から水が漏れるとかいったトラブルが発生したという連絡をもらうこともしばしばある。

水漏れと思って調べてみると、室内の暖かく湿った空気が冷たい水道管に触れて、結露を起していることが一番多い。こういう場合、洗面キャビネット内にあまりものを置かないようにして、定期的にドアを開けて風通しをよくしたり、給水管や排水管まわりを雑巾で拭いたりするといった手入れをして欲しい。

ただ、稀なケースではあるが、何年も使っていると排水管の部品に使われている金属やプラスチックが腐食して、そういった不具合を引き起こしている場合もある。

写真では、排水ドレン(ドレイン)内でフタ(フランジャー又はストッパーと呼ぶ)とピボット・ロッドが連動しなければならないのだが、ピボット・ロッドの先が腐食して欠落している。

そして、ドレン・ボディと一体になっているはずのテール・ピースも腐食によって脱落している。こうなったら、水漏れしてしまうのは当然だ。

日本では、髪の毛も溶かしてしまうクリーナーをPRする洗剤メーカーも存在するが、そんな強い洗剤を流したら排水管の金属はたまったもんじゃない。写真のようにならないうちに、もっと優しい石鹸や洗剤を使うように心掛けて欲しいものだ。

勿論、こうした排水ドレンの部品は交換可能ではあるが、多くの輸入住宅ビルダーでは余分な部品を在庫していないし、部品だけ購入することが困難なところもある。

ホームメイドではこうした部品をいくつかは持っているが、全国から一度に問い合わせを頂いてもすぐに対応することが出来ないのが現実だ。

どうか皆さん、いいものは大切に使って下さいね。但し、困ったら早めにお問い合わせ下さいませ。

<関連記事>: ここんとこ、メンテナンスの問い合わせが多いなぁ~ (2014年5月16日)

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美しい下地のドライウォール工事

昨日、テーパーの石膏ボードを横長に張るのが、本物のドライウォールという記事を書きましたが、それがもっとよく分かる写真をお見せしましょう。

この写真も昨日の記事の写真と同じ現場、M邸です。壁も天井も、レンガを積んでいるかの如く、見事に横張りがされているのがご覧頂けます。

また、窓のような開口部分だけボードをくり抜いて、一枚もので張っているのも分かりますか?

石膏ボードを小さく切って、そつなくボードを使い切るという節約型の住宅メーカーは多いですが、それでは弱点となるつなぎ目がどんどん増えていってしまいます。そんなことをしたら、壁が割れてしまうリスクもどんどん大きくなっていきます。

割れにくい美しいインテリアとする為には、もったいないという気持ちは置いておいて、切れっぱしのボードを使わない勇気が必要です。後々のメンテナンスに掛かる材料や費用を考えれば、こちらの方が余程エコロジーであるはずですから・・・。

さあ、これからオレンジ・ピールを吹いて、パラペイントで仕上げますよぉ! こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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サンゲツ 防炎カーテン一部 性能基準満たない恐れ

サンゲツが販売した防炎カーテン2商品(限定した製造ロット分)で、消防法が定める性能基準を満たしていない恐れのあることが判明したため、該当商品を回収する。

該当商品は、総務省消防庁より2014/02/05に公表された製造会社から仕入れ及び顧客への販売を行っていた。(公財)日本防炎協会の調査の結果、該当製造ロットの商品が消防法の防炎基準を超えて燃え広がる危険性があったため、消防庁が製造会社に自主回収を指導している。(リコールプラス編集部)

・収録カタログ:2006-2009 アリア
製品番号:CK-11(廃番品)
製造ロット:7X113
試験番号:AO000006
製造年月日:2007/10

・収録カタログ:コントラクトカーテン vol.7
製品番号:PK-3497
製造ロット:2905
試験番号:A2100435
製造年月日:2012/09

当該告知: サンゲツ 「お詫びと自主回収のお知らせ」(平成26 年2月7日)

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下地の状態でも美しい

会社から程ない距離にある愛知県日進市で施工中の輸入住宅 M邸の内部。ドライウォールの下地工事が行われていましたので、写真に撮ってみました。

石膏ボードを基本に忠実に横張りしているのが分かりますね。そして、石膏ボードをレンガ張り(レンガのように千鳥に張る施工)をすることで、ボードとボードが接するジョイント部分が縦に一直線で揃わないようにしています。

勿論、壁のコーナー部分はそういうことは出来ませんから、入念に専用の紙テープを入れて、補強することも怠りません。

ジョイント部分やビスの頭を押える天然石膏の輸入パテは、塗りたての為少し黄なびた印象に見えますが、乾けば真っ白な美しい状態に変化します。

天然石膏は、国産の化学石膏のパテと比べて乾くのが遅いのです。それは、揮発性の化学物質を含まない水分だけで練られたパテだからです。それを薄く何度も塗り重ねます。そうすることで、中までしっかり乾いた強度と柔軟性を兼ね備えた下地が出来上がるのです。

開口部のアーチは、曲げ専用のブルノーズ・コーナー材を使って施工します。ブルノーズとは、通常のピン角コーナーでなく、優しい印象にする為に丸く角を仕上げる施工をそう言います。

ここにパラペイントを塗装して仕上げますが、この状態でも十分美しいと思いませんか?これぞ、本物の輸入住宅の仕事です。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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何日か前に撮ったレンガ積みの外壁

来日からほんの数日で積み上げたレンガの外壁。あの小さなレンガを、短い期間でこんなにたくさん積んでしまうんですねぇ。

壁の長さは、10m以上あるんですが、奥の方まで見事に一直線でしょ。そして、コーナーの部分もピン角で垂直に立ち上がっているのが分かりますね。

本物のレンガの家は、やっぱり美しいですねぇ。

彼らの作業は、2月20日過ぎくらいまで続きます。仕事をご覧になりたければ、愛知県豊川市の現場にご案内しますよ。是非、遊びにいらして下さい。

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