お知らせ : ページ 246

そろそろ建築確認申請の手続きです

7月15日の記事でいよいよ建て替え計画が始まるとお話しした愛知県日進市のM邸。

現在、確認申請の準備をしていますが、もう少し書類の作成に時間が掛かりそうです。早めに着工していきたいとは思っていますが、急いでやっていいことはありません。

写真の建物は、今お住まいのところですが、コンクリートで出来ていますから壊すのも大変です。解体する状況になりましたらまた報告しますが、9月には何とか出来るといいですねぇ。

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レンガの濡れた感じもいいもんです

最近、突然の雨が降ることが多くなってきましたね。ここ、名古屋でも30分程度スコールのように凄い雨が降るなんてことが普通になってきています。これも地球温暖化の表れなんでしょうかねぇ。

そんな雨が未明に降った日、夏のご挨拶(年に2回の定期訪問)の為に豊田市のMさんのレンガ積みの家に伺ってきました。ここは、木製のビルトイン・ガレージ・ドアが3つもある輸入住宅なんです。

アンティーク・グレー(正式な色名称は、ヘリテージ・グレー)の白っぽいグレーのレンガも雨に濡れて少し濃い色になっていますね。特にモルタルの目地のグレーが際立って見えるので、レンガのデザインもはっきり見えます。

カナダの焼きレンガは吸水性が低いので、表面が濡れてもレンガの中まで水分が侵入することはありません。まあ、ブリック・タイルと違って厚さも90mm程度ありますから、侵入したとしても構造部分まで届くことはまずありませんし、外断熱の効果も抜群です。

乾きが早いのは、建物の下の方だけしか濡れた感じが残っていないことからも分かりますね。また、雨だれのような汚れが付いていないのも、私たちのレンガ積みの技術が素晴らしい証です。(竣工は2010年ですから、もう3年近く経っています)

コンクリートで出来たサイディングの外壁は、表面を塗装すれば水分が外壁材にまで染み込むことはありませんが、塗装が劣化した時は水が外壁をも劣化させます。だから、厚さが15mmしかないコンクリートのサイディングは、10年毎に100万円近い費用を掛けて塗り直す必要があるのです。

レンガ積みの輸入住宅が、100年もの耐久性があるのはこんなところからも分かります。

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ドアノブのこんなところにもバネがある

先日、輸入住宅の玄関ドアに取り付けるハンドル・セットのメンテナンスについて記事を書きましたが、今回もその話題について書かせて頂きます。

今回トラブルを見つけたのは、室内側の開閉レバーやノブを回す際それらが元の位置に戻る為に、内部にあるスピンドルと呼ばれるパーツにバネが仕込んであるんですが、それが折れてしまうというものでした。

このバネ(スプリング)が折れても、戻らないというだけで操作に支障が出る訳ではないのですが、いちいち手で戻さなければいけないというのが面倒ですね。

小さな金属部品ですので、ずっと使い続ければそのうち折れてしまうのも仕方ないですが、一般のお客さんではノブの内部構造まで分からないでしょうから、どこをどうしたら直るのか、全く見当が付かないはずです。

でも、クイックセット(Kwikset)というメーカーのノブは、日本の輸入住宅の7割以上の家に施工されているでしょうから、メンテナンスで困っている方は相当いらっしゃるでしょうね。

まあ、こんなことまで書ける輸入住宅ビルダーは、私くらいかも知れないですけどね(笑) お困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスをご覧下さい。

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ラップ・サイディングの外壁は、波形です

ラップ・サイディングとは、横に長い板を重ね張りした外壁材を言います。重ねた感じが、戦国時代の武者の鎧(よろい)のようですから、日本では鎧張りなどとも呼ばれます。

私の小さい頃の木造校舎の外壁は、みんなこのデザインでした。(ちょっと古すぎますかねぇ・・・)

こうしたデザインは、アーリーアメリカンな家によく見受けられるので、北米の輸入住宅に憧れる方ではこんな外壁にしたいという人もたくさんいることでしょうね。

ただ、板を重ねたデザインですから、1枚1枚の板が少し角度のある外壁になってしまうので、スイッチ・パネルやコンセントの固定が難しかったり、斜めに取り付けなければならなくなったりします。

そんな時便利なのが、ラップ・サイディング用のスイッチ・コンセントベース。ベースの裏が角度に合せた波形になっていますから、ご覧の通りスイッチが壁に垂直に取り付けられるスグレモノです。

写真のものは、樹脂(PVC)サイディングのメーカーがアクセサリのひとつとして供給しているものですが、北米ではこうした部材が販売されているんですね。

こうしたちょっとした心遣いが、住宅の完成度や楽しさの違いに響いてきますから、ビルダーの知識や日頃の勉強は大切ですね。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

<木質ラップ・サイディングの家の作品紹介>: ルーフデッキのある白い家 ~K邸~

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こんな真夏に、暖炉?

今日は、薪ストーブの煙突パイプの施工についてお話ししましょう。何でこんなに暑い夏の真っ最中に薪ストーブなのかって?

実は、カナダの薪ストーブを冬までに施工するには、もうそろそろ計画を始めなければいけないんです。

何せ商品が出来上がるのに、発注してから2週間~1ヶ月程度の期間が掛かります。それを梱包してカナダの港から出荷するのに1週間。そして名古屋の港に来るのに2~3週間掛かります。そして通関・配送となる訳ですから、発注から現場に届くのに2~3ヵ月掛かってしまうという訳です。

つまり、8月に計画をしないと年末までに設置出来ないかも知れないということなんですね。

でも、施工例をご覧頂くと分かりますが、煙突のパイプをどこに通すのかによって、使う部材が異なってきます。勿論、長さも考えなければいけませんから、プランを立てるのに結構熟練を要するんですねぇ。もし違っていたら、施工も遅れてしまいますから大変です。

普通の輸入住宅メーカーでは、どこかの暖炉屋さんに一括で依頼してしまいますが、ホームメイドでは、こうした施工計画や部品の選定、施工まで全て自分たちで行います。

ほんと面倒なのによくやりますね。そういうところが変わりものの所以です。

あなたの家でも薪ストーブや暖炉の火を眺めながら、お酒を片手に音楽を聴くなんて如何ですか?

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住宅の火災保険の内容確認をしてみて下さい

ホームメイドが施工する輸入住宅は、枠組み壁工法(通称:2x4工法)と呼ばれる木造構造で造られています。

この構造は、「省令準耐火」に認定されたもので、通常の軸組工法の木造住宅と違って、火災に強い構造となっています。

ですから、場合によっては、通常の軸組工法の木造住宅と比べて、火災保険料が半分近くに抑えられている状況もあるらしいのですが、保険屋さん曰く、記入間違いや皆さんの思い違いなどから、通常の木造住宅として火災保険に加入しているという事例が多く見受けられるそうです。

(尚、保険料は各保険会社で異なりますので、ご注意下さい)

私共に相談頂いて内容を確認頂いているお客様では、こういった問題は起こらないと思いますが、念の為火災保険の内容をご確認下さいね。

もしかしたら、火災保険料が安くなるかも知れませんよ。家に関する保険の加入や見直しについて詳しく知りたいという方は、ご相談下さい。

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輸入ドアの玄関ハンドルは、ここに注意!

輸入住宅の美しい玄関ドアに付いたゴールドのドア・ハンドル。おうちにいらっしゃるお客さんに対して、ここはひとつの見せ場ですよね。

でも、いつも開閉している場所ですから、消耗もそれなりに激しいところでもあります。

一番多いのは、鍵がうまく回らず開けにくいというトラブル。これは、内部部品に少し油が足りないとか、錆びてきたとか、ドアが下がってデッドボルトのカンヌキがストライクに擦れてきたといったことが原因です。

油不足や錆は、グリースといった潤滑油を差してやればすぐに直りますが、ドアの下がりの場合は建具調整が必要です。でないと、ロックシリンダー自体が壊れ、防犯の問題が生じることになりますから、早めに対処するようにしましょう。

次に多いのは、ハンドルの上に付いた上下するレバー。

ここの内部には小さなバネが仕込まれていますが、破損すると開閉に支障をきたします。この場合、バネを交換すればいいのですが、クイックセットなどのドアノブ・メーカーはハンドル全体を交換するように要求してきます。バネだけでいいのに余分な出費が必要となる訳ですが、仕方ありません。

同様にデッドボルトのラッチ(カンヌキ)の下にあるドア開閉用のラッチもバネが破損してしまうこともあるようです。これは、ラッチ部品単体で購入出来ますので、壊れても比較的安価に交換出来ますね。

何れにしても、人間の作った機械ものはメンテナンスが必要ですから、ちゃんと理解してお使い下さいね。

家のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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1人2役の収納ドア

輸入住宅では、個室のクローゼットに鏡タイプのクローゼット・ドアを使うことがよくあります。以前私共が施工した八事のF邸や岐阜のN邸でも玄関のシューズ・クローク用のドアに写真のような折れ戸タイプのミラーバイフォールド・ドアを使いました。

この収納ドアのいいところは高さが2mもあるので、姿見としては絶好の大きさであることと、収納ドア自体が鏡ですから別に鏡を取り付ける必要がないことです。つまり、一挙両得ってやつですね。

それにこういうドアにすると、鏡に部屋が映り込みますから、鏡の中に部屋があるように見えて広く感じられることがメリットとしてありますね。

あと、折れ戸の場合、少し開き気味にすると三面鏡のように違う角度から体を映すことが出来ますから、更に便利です。

現在建築中の半田市のレンガの家、K邸でもこのドアを使う予定です。

結構いい商品だと思うのですが、どうして普通の住宅メーカーはこれを採用しないんでしょうねぇ?価格も木製のものと然程変わらないんですけどね。こうしたデザインの資材や建築施工をご希望の方は、ご相談下さい。

<関連記事>: 引き違いの収納ミラードア (2017年4月11日)

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Margot Austin’s P.E.I. Cottage

House & Homeというカナダのインテリア雑誌のウェブサイトがあるんですが、そこで紹介された「おうち拝見」のビデオをご覧に入れましょう。

私たちもこの雑誌をカナダから送ってもらっていますが、この雑誌で編集者をしているオースティンさんが所有する海沿いの別荘は、「赤毛のアン」で有名なプリンス・エドワード島(P.E.I.)にあります。

内装は、白を基調にして部分的に濃紺の色を配したマリーンデザインになっています。

屋根裏を利用した2F寝室となっていますので、ビデオを見る限り、2~3人程度が生活出来る空間のようです。ですから、この家は、30坪弱の小さなおうちなんでしょう。階段幅も狭くしたり出来るだけ余分なスペースを排して、オール・イン・ワンの一体化した間取りとしている点もコンパクトに出来る仕掛けです。

ダイニング・テーブルの奥にある玄関スペースも最低限必要な空間しかありません。また、そこには上がり框(かまち)のような段差は存在しません。

でも、最近のカナダ人も日本人と同じように、ちゃんとここで靴を脱ぐようになってきています。日本では、欧米の人は家の中でも土足と思っている人も多いと思いますが、そうではありません。

玄関の壁の一面のみ濃紺でペイントして、インテリアにアクセントを加えています。こういう遊びや色遣いが楽しいですね。

フローリングや天井もラフな木の無垢板を使っているのもワイルドでナチュラルな雰囲気を作り出していますが、それを白くペイントして清潔感を演出しています。ビニール・クロスや合板のフローリングで仕上げてしまう日本の住宅では、こんなデザインは出来ませんね。

部屋のインテリアは、ホームセンターやIKEA、アンティークなどで調達しているらしくお金は全然掛けていませんが、それを感じさせないようにセンスよくまとめ上げています。

まあ、私がインテリアの解説をするより、下記をクリックして実際にビデオを見て頂く方がよく分かりますね(笑) 結構楽しいし、勉強になりますよ。こんなおうちを創りたいという方は、ご相談下さい。

House & Home 「おうち拝見」ビデオ: Margot Austin’s P.E.I. Cottage

<関連記事>: デザインにこそ価値があります (2014年6月17日)
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少し物足りないくらいが、丁度いい

新築されるお客様の中には、「インテリアの壁の色をもう少し濃くしたい」とおっしゃられる方が結構いらっしゃいます。最近は、内装色をダーク系にするトレンドもありますから、特にそうなのかも知れません。

写真の寝室の壁も、当初お客様が希望されたドライウォール(塗り壁)の色は、もっと濃い抹茶色でした。

塗装の色見本サンプルをご覧になる時は、机の上に置いて見るでしょう。つまり部屋の光が直接当たった状態となりますから、陰も出来ず色が薄く感じられます。

でも、壁や天井に塗った時、そこには間接光しか当たりませんし、隣り合った壁同士が色を反射し合うので、自然と濃く(暗く)見えるものなのです。

ですから、インテリアの色を選ぶ時は、少し控え目にして考えなければなりません。こうしたことは、事前にテストするのは難しいですから、想像力でイメージする以外ありません。

そういった点で、色決めでは多くの経験のあるプロのアドバイスが重要となる訳です。勿論、最後の選択権はご自身にありますよ。

次に、濃い目の色が何故格好いいか、高級感が何故出るのかを考えてみて下さい。それは、時間が経過してアンティークになったものへの憧れとその時間的な価値を認めるから、素晴らしく見えるのです。

さて、それを新築時にするとどうでしょう?確かに最初からバッチリ決まったデザインとすることは可能でしょう。

でも、私たちの輸入住宅は、他社のように何十年というスパンで家の寿命を迎えるとは思っていません。100年後にはどうなるかを考えながら建築するのが、私たちの完成イメージです。

つまり、時間が経って自然と黒くなってくるということを想定すれば、床や内装材の色は自ずと薄めの色とした方が長く楽しめると私は思います。

勿論、床材が合板フローリングでは色も変わりませんし、それだけ長く使うことも出来ないでしょう。

内装部材の幅木や廻り子、ケーシングが、木目を印刷した塩化ビニール張りだとしたら、10年もしないうちに表面が割れてくるかも知れません。

ビニール・クロスの内装でも同じです。

無垢の木製フローリング、無垢の内装部材、PARA PAINTSで塗装した塗り壁のドライウォールなら、私がいない100年後でも、この家は十分アンティークとして存在していることでしょう。

一旦濃くしてしまえば、色を薄くすることは出来ませんが、薄くしておけば濃く塗り直すことも可能ですし、家具のチョイスの幅が広がるということを覚えておきましょう。加える楽しみを残しておくことは、いいことです。

フェイクと本物の違いや色の楽しみ方を、皆さんお分かり頂けますか?こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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