お知らせ : ページ 215

ペットや子供(老人)の見守りや防犯に!

セキュリティ対策が叫ばれる世の中になって久しいですが、アルソックやセコムなどのセキュリティ会社の高い設置費や警備の月々の支払がネックになって、防犯対策をしていないというご家庭も多いと思います。

私の家でセキュリティの機器を設置する場合、下記のようなことが出来れば使ってみたいと思うでしょうね。

1. 価格的にリーズナブル
2. 音で泥棒に威嚇出来る
3. 高画質で犯人を撮影出来る
4. NETに接続して、どこからでも部屋を見ることが出来る
5. 夜は赤外線撮影して、暗い中でも機能する

こんな感じなら1台あってもいいかなぁなんて思うんですが、今回ホームメイドでは、そうした機能を持った写真の「スマート・カメラ」を販売することにしました。価格は、35,000円(税別・送料別)。

有線や無線のルーター(Wi-Fi)があればNET接続出来ますから、iPhoneなどのスマホやタブレット、又はノートPCに専用ソフトを入れて外出先から室内を見ることが可能です。もし何かがカメラの前で動いたりすると、自動で写真を撮ってくれますし、スマホから遠隔操作してカメラの角度を変えて写真や動画も撮影出来ます。

それもHDですから、相当高画質ですよ。(高画質で見る場合は、光やLTEなどの高速通信で接続して下さいね)

更に、マイクやスピーカー、記録用SDカードのスロットも備えていますから、犯人の声や物音も確認出来ますし、こちらから犯人を威嚇したり、話しかけたりすることも可能です。こうした機能がありますから、防犯以外に留守番しているペットや子供たちとの会話や状況確認にも使えますし、遠く離れたご両親の見守りや介護状況の把握などにも使えますよね。

勿論、NET利用ですから、海外からでも、いくら使っても、定額のNET費用だけで電話料金のような高額なお金は必要ありません。また、相手側(室内側)には、カメラとコンセント、NET環境があるだけでいいですから、PCを起動させたり、スマホを持たせたりする必要もありません。

それから、こちらの機器は、国内のセキュリティ専門の会社が開発していますから、安ものの機械のように電波干渉などで不良作動することもないそうです。(作動がおかしい場合は、電源を一旦抜いて再度コンセントに差せばOKです)

防犯や見守り対策として、1つ設置してみては如何でしょうか。ご希望の方は、お問い合わせ下さい。

<関連記事>: 警備会社はすぐには来ない (2014年7月2日)

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2x4工法なら、こんなお部屋も作れます

カナダの住宅インテリア雑誌 House & Home に掲載されたWhite Cottage Bedroom と題されたお部屋です。

日本の木造構造である在来工法と違って、私たちが輸入住宅に採用する北米の木造構造 2x4工法は、屋根を支える梁(ハリ)や柱材が屋根裏空間にあまり出てこないのが特徴です。ですから、このように大きな部屋として屋根裏を利用することが可能なんですね。勿論、耐震性に問題は全くありませんよ(笑)

斜めになった壁は、子供たちや女性にとっては夢の空間かも知れません。ドライウォールで仕上げられた真っ白なインテリアは、籐や鹿革を編み込んだ素朴なラダーバック・チェアやベンチにピッタリですね。

こんな場所で朝涼しい時に目覚めたら、本当に気持ちいいでしょうね。ただ、屋根裏部屋(ロフト)は、太陽に一番近い場所でもあります。

ですから、小屋裏結露に強くて健康に安全な天然ウールやセルロースの断熱材を入れることは勿論ですが、屋根裏通気のスペースもしっかり取って、更に断熱対策や結露対策をしなければいけません。そうすれば、気候のいい時期には、窓からの風を感じて過ごすことも出来るでしょうし、厳しい夏の時期でも多少のエアコンで十分快適なはずですよ。

また、屋根裏部屋のいいところは、冬場下の階からの熱気が上がってきますから、本当に暖かいという点にあることも見逃してはいけません。そういった点では、夏冬で寝る部屋を移動してもいいかも知れませんね。そんな贅沢な遊びが出来るのも、本物の輸入住宅ならではです。

こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

<関連記事>: 屋根裏及び屋根裏部屋の結露対策(1) (2007年9月1日)

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光の屈折を利用したプリズム照明

ダイニング・テーブルの上に、こんな美しい輸入の照明器具は如何でしょうか。

この照明のベースの色は、輝きを放つポリッシュド・クローム(輝く銀色)。そして、そのまわりを取り囲むように、三角プリズムの形をしたたくさんのクリスタルが配置されています。ですから、銀色のベースに反射した電球の光が、たくさんのプリズムに当たって、何度も光りの屈折を繰り返します。

学校でも習った通り、プリズムによって波長の異なる光が分散しますから、様々な色に輝く美しいスペクトルがこの部屋全体を覆います。

また、照明器具の下には、レンズのような形をした球形のクリスタルが散りばめられていますから、ダイニング・テーブルへの光もゴージャスそのもの。ちょっと大人びたクリスタル照明を選ぶなら、この輸入照明をお勧めします。

また、この照明器具は、円形のペンダントの他に、壁付けや大きな楕円のものがシリーズ化されていますので、統一したコーディネートをすることも可能です。

因みに、こんな鏡も調達出来ますから、洗面に鏡と壁付け照明を同時に使っても素敵ですよね。さて、皆さんはどんなおうちを建てるんでしょうか?

ホームメイドでは、こうした輸入資材の調達を含めたデザイン・コーディネートもお引き受けします。ご希望の方は、ご相談下さい。

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Vent Door の窓開閉ラッチの破損

勝手口によく使う輸入のVent Door。ドアに上げ下げ窓が付いていて、ドアを閉めた状態でも換気が出来るということから、この名前が付いています。今回は、メーカー名も不明な古いドアの修理について、ご相談を頂いました。

サッシを持ち上げる為の持ち手(Sash Lift)の下にグレーの小さなパーツが付いていますが、これがラッチになっていて左右に動かすことで建具の位置を固定したり、固定を解除したり出来るという仕組みになっています。

今回、この小さなプラスチック部品が、フレームの奥で欠損したらしく、開けることが出来ない状態となってしまったようです。ただ、この古いパーツは、現在私たちが使っているVent Doorのものとは少し異なっているようで、北米で探していますがまだ同じものが見つかっていません。

メーカーでも分かれば、何とかなるかも知れないんですが・・。まあ、どうしても見つからないということなら、窓自体をドアから外して交換することも出来ますから、打つ手はあります。また、このラッチは窓の両側に付いていますから、片方だけが壊れただけではセキュリティ上も当面問題になることはありません。

それにしても、いろんな部品のメンテナンスがあるもんです。輸入住宅は、それだけ奥が深いということでしょうか(笑)

こうした輸入住宅の修理・メンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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とうとうやりました

先日、輸入サッシ・メーカーのマーヴィンが、古いスライディング・パティオ・ドア(掃出し窓)の網戸(Screen Door)を供給してくれないというお話を書きましたが、その案件の続報をさせて頂きます。

Marvin社製のそのスライディング・パティオ・ドア(WRPDR8068)は、Safe-T-Plus Patio Door というタイプのドアで、幅が8フィート(2.4m)、高さが6フィート8インチ(2m)もある大型のサッシでした。

ただ、こうした大きさは、他のシリーズなら普通にラインナップされているサイズで、破損等で使えなくなってしまった場合、十分再製作可能だろうとお客さんだけでなく、私たちも考えました。でも、このドアの網戸だけは、他のシリーズより若干大きく、特殊であるという理由で、マーヴィン・ジャパンでは注文を受けてもらえませんでした。

そういった状況では、普通のビルダーなら諦めてしまうのでしょうが、私はそうではありません。そう、偏屈ですからね。

北米からの輸入業務をやって頂いている知り合いを通じて、現地のマーヴィン代理店に働きかけ、マーヴィン本社にクレームを言ってもらえるように、別ルートでも粘り強く交渉しました。

アメリカ人相手の交渉は、道理や正論だけではうまくいきません。ある時は強く主張し、ある時はなだめ、ある時は譲歩も必要です。へそを曲げて、一旦ダメと言われてしまえば、それこそ一巻の終わり。今までの努力が無駄になるばかりか、期待して頂いたお客様にも迷惑が掛かります。

いろいろな方向から可能性を探り、力のありそうな人たちを介してどう結果までもっていくかという商売の道筋やセンスは、大手商社で働いていたサラリーマン時代に磨いてきました。

こういうことがいつもうまくいくとは限りませんが、今回網戸の再製作をしてもらうことにマーヴィン本社から了承を得ることが出来たのは、ラッキーという他ありません。いや~、やってみるもんですねぇ。

実際に商品が到着するまで、ぬか喜びする訳にはいきませんが、まずは大きなハードルを1つクリア出来たという感じです。私の思いに共感頂き協力してもらったブレーンの皆さんや、いろいろと現況を調べて頂いたお客様には、本当に感謝です。

世の中、何を言ったかより、誰に言ったか、誰が言ったかで得られる成果が変わるんですね。それは、家づくりでも同じということです。修理やメンテナンスの仕事は大変なことばかりですが、だからこそ輸入住宅業界に於いて私の存在価値があると思っています。

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<その後に頂いたお客様からのメール>
9月6日の夕方に、現場でたしかに拝受いたしました。スクリーンは、望んでいたとおりの仕様のもので、早速、窓枠に装着、調整し、問題なく機能することを確認しました。別途追加注文させて頂いたクランクハンドルもスムーズに使用出来ております。

当日の〇〇湖は、夕方から雨模様でありましたが、お陰さまで、樹海の中に秋夜の雨の匂いを愉しむことができました。

今回は突然のお願い事でありましたにもかかわらず、村瀬様はじめ皆さまからのご尽力を賜わり、ありがたいことと恐縮しております。今後とも何かとご相談を差し上げることがあるかと存じますが、どうか、これにお懲りにならず、末長くお付き合いくだされば幸甚です。

このたびは、まことにありがとうございます。とり急ぎ、御礼とご報告を申し上げます。 2014年9月8日
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輸入住宅でお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: 網戸がなくなったら、どうしますか?(2014年5月15日)

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これが、新しいタイプのロック・レバーです

最近、ミルガード社のスライディング・パティオ・ドア(掃出しサッシ)のロック・レバー(Snib)が、経年劣化で折れてしまうという話を書きましたが、その交換部品が入荷してきました。

新しくデザインされた改良型のレバーだそうですから、こうしたトラブルにも対応した強度になっているのか、小さな割に結構な重さが感じられます。

今回入荷したものは、既にお渡しする先が決まっていますが、他にも多くの皆さんからこの部品を購入したいというご希望を頂いております。こんな小さな部品一つでドアの鍵に支障が出ますから、何とかしてあげないと輸入サッシの評判にも係わります。

私たち ホームメイドで建てた輸入住宅のサッシでもないのに、手間・暇掛けて調達してあげるなんてお人よしと言われるかも知れませんね。だって、こんなレバーに時間を掛けて輸入をしても、何千円。逆に、新築案件の仕事だったら、何千万円になるんですから。

そんな効率の悪い仕事をするやつは、バカだと言われそうです。でもいいんですよ、私の思う理想や理念の方が、お金儲けや効率よりもずっと、ずっと大切なんです。

Milgard社の輸入サッシが、国内で販売されていない現状では、私たちのようなバカな人間がいないと輸入住宅という美しい文化がなくなってしまうかも知れませんから・・・。

InsulateやCertainteed、その他の輸入サッシや輸入ドアの修理・メンテナンスでお困りの方も、ご相談下さい。

関連記事: 輸入の掃出しサッシのロック・レバーは、よく折れる?(2014年5月14日)

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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<その後のお客様からのメール>(2014年6月26日)

ホームメイド 村瀬 様

平日夜遅く、昨日受け取りができなく、本日受け取りました。バランサーの本数、レバーを確認し問題ありませんでした。また早速バランサーを取り付けさせていただき、問題なくできたことご連絡します。

建て付けが悪くレバーのロックが掛かりませんでしたが、調整すれば何とかなりそうです。このたびはいろいろご対応いただきありがとうございました。

またこちらへお越しいただいたときにご相談させていただいたサッシのパッキンについても、確認でき次第また進めていきたいと思いますので、その時にはまたよろしくお願いいたします。

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壁体内結露は、静かに進行する

先日、マーヴィン社製の掃出し窓の上に取り付けてあった雨戸シャッターが、脱落してきたという記事を書きましたが、昨日室内側からも石膏ボードを開けて、外壁の構造内を確認してみました。

やはり、案の定、壁の中に雨が入り込んで、中に施工されていたグラスウールの断熱材や柱材(スタッド)も濡れてグチャグチャでした。前の所有者の時、窓か外壁かに漏水があったということで、サイディングを張り替え、その上からレンガ・タイルを張っていたにも拘らず、中途半端な改修工事でまた同じような状況になっているのは、日本の近代建築技術の未熟さを改めて感じました。

ここを建てた会社は、輸入住宅を全国展開して有名ブランドともなりましたが、経営手法を誤ってしまったが為か、15年以上前に倒産したフロンヴィル。今でもこの名前でビルダーをやっていらっしゃるところもありますが、名前を買ったり、フランチャイズで経営権を手に入れたりした建築会社ですから、この家や倒産したところとは直接関係はありません。

ですから、以前の所有者の方も、新築時のビルダーにリコールや補修をお願いすることも出来ず、関係のないどこかの工務店にお願いされたのでしょうが、その会社もいい加減だったということです。どちらの会社も外壁材は、防水紙を張った構造用合板の上に直貼りして、何も外壁通気を施工していませんでしたし、防水処理や施工手順が間違っていたという状態です。

そして、実はこのおうちの屋根裏部屋の外壁やサッシ周りに問題があるんじゃないかということで、石膏ボードを一部撤去した様子がこの写真です。

まず、ビニールクロスを張った壁を叩いてみても、石膏ボードが浮いているような感じだったんです。そして、固い柱がある時の鈍い音が全くしませんでした。また、何故かその時家が揺れるという状態も、何かがおかしいと判断した理由の一つです。

通常は、最後の砦の防水紙で何とか持ちこたえるはずなんですが、一旦中に入り込んで他に逃げ道のない雨水は、外壁材を打った釘穴や防水紙の隙間をつたって構造用合板を濡らします。

ここは、風も通らない密閉状態に近い空間ですから、少しずつでも水はどんどん蓄積されて、やがて構造用合板を通過して内部のグラスウールや2x4工法の柱材をも濡らしていきます。

多くのビルダーは、室内の湿気が壁の中に入らないようにと、石膏ボードを張る前に今でも薄いビニール・シートのベーパー・バリアを施工します。確かに、室内の湿気は入りにくくなりますが、一旦壁の中に水分が入ってしまうとそこから出られないのが、このベーパーバリアの危険なところ。

つまり、もろ刃の剣という訳です。

ベーパーバリアで守られた室内は、壁の中から水が浸みてきませんから、その危険な状況に住人は全く気付きもしません。だから、別の問題があった時に、偶然こうしてふと見つかるのです。

自然の摂理に基づいた施工や、素材そのものも自然のものを使わない限り、こうした問題はなくならないでしょうね。

あと、こんな状態でもシロアリは全く入っていませんでした。これだけ濡れているとシロアリさえも住めない状態だったのかも知れません。何せ、水分を含んだ柱(スタッド)が、カビや腐朽菌でスポンジや豆腐のようにフワフワでしたから(大袈裟ではないですよ・・・)。

限られた予算の中で、出来得る限りの補修をしてあげなきゃいけません。いや~、心が痛むし、施工も大変です。築20年。静かに進行する構造体の壁体内結露って、怖いですよ。何か心当たりのある方は、一度チェックされることをお勧めします。

これは、木造だけの話ではありません。鉄骨やRC造でも雨漏りがあれば、構造はすぐ腐食するのです。何かお困りの方は、ご相談下さい。

関連記事: こんな施工をする建築屋は、長くは続かない(2014年6月11日)
関連記事: 外壁(外装)材の直貼りは、リスクが高い (1)(2013年8月31日)
関連記事: 壁体内結露の発生原理 (2012年11月26日)
関連記事: 費用は掛かるが、壊さずに済みますよ (2018年2月6日)

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これが結構割れやすい

シングル・ハングのInsulate社製輸入サッシに装着されているチャネル・バランサー(Channel Balance)。

この部品の交換作業について先日書いてきましたが、交換の際に絶対必要となるのが、写真にあるTake-Out Clip(バランサー交換用クリップ)です。バランサーのプラスチック先端に、このクリップを引っ掛けて脱着するのですが、通常窓を開閉する時には、何の役にも立ちません。

多分一般のお客さんは、窓枠の両側に何やら小さなプラスチックの薄板が張り付いているくらいにしか思っていないでしょう。でも、これがないと、バランサーの交換が出来ないのですから、重要な部品と言えばそうなんです。

ただ、長年窓の近くで太陽の紫外線に当たっていますから、プラスチックも柔軟性がなくなり、クリップが硬化してきます。

だから、窓枠に張り付いているクリップを交換時に持ち上げるとクリップの爪の先が折れてしまうことがよくあります。そう考えると、シングルハング・サッシのバランサーを交換する際は、このクリップも一緒に交換が必要かも知れませんね。

ホームメイドでは、予備用にいくつかクリップを在庫しています。ただ、多くの輸入住宅のサッシ全部を取り替えるだけはありません。もしチャネル・バランサーと一緒に、このクリップも調達して欲しいという場合は、その旨お問い合わせ下さい。その際は、もしもの時用に少し余分にご注文頂くといいかも知れません。(色を気にしないなら、メタル製の銀色のクリップもありますよ)

国産サッシをお使いの方には、全然分からない話ですよね・・・。いや~、マニアックですねぇ。

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<関連記事>: シングルハング窓のバランサー交換に行きました(2014年6月14日)

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サイディングの目地(ジョイント・ライン)には、意味がある

昔、プロヴァンス風とか南フランス風とかいう感じの輸入住宅が流行した時、やたらに塗り壁の外壁にする家が多かったですよね。中には、わざと扇状にコテ跡を残して仕上げた塗り壁などもありました。最初は、もの珍しくて面白いと思った方も多かったと思いますが、最近はやる人が減ってきています。

まあ、わざとらしくそんなコテ跡を残した建物は、プロヴァンスにも南フランスにもないですからね。技術や素材のせいで、デコボコしたり、何らかのコテ跡が付いてしまったりしただけで、フランスの人も出来るだけきれいに外壁を仕上げたいと思っていたはずです。

そんなことはさて置き、昨日歩いていたら面白い外壁の参考例を目にしましたので、ご案内しましょう。

それが、この写真。左の方は、3尺x10尺(尺=約30cm)のコンクリート製パネル・サイディング(通称「サントウバン」)に塗装して外壁を仕上げています。右の方は、このパネル・サイディングを張った上に塗り壁材を塗って外壁を仕上げています。

左の方は、パネルとパネルのつなぎ目に防水用の水切りやコーキングが入れてあり、サイディングの目地(ジョイント・ライン)は露出していますね。右の方は、そういったジョイント・ラインをなくして、1枚の平面な壁に見せようとしたのでしょう。

でも、何年か経って、どうなるか? お分かりのように、コーキング材の成分が中から浮き出てきて、外壁に汚れた線を作ってしまっていますよね。

また、こうしたジョイント・ラインでは、地震や建物の垂直荷重の影響を受けて、コーキングや塗り壁材にヘアー・クラックが入ってしまったりします。そう、このジョイント・ラインは、言わば壁材の遊び(必要な隙間)なんですね。

ですから、外壁にサイディングを張る場合は、へたにこのジョイント・ラインを隠すような仕上げにはせず、堂々と見せるようなデザインにした方がいいと思います。(サイディングを張らずに塗り壁材だけで仕上げるのは、論外ですよ)

勿論、こういった壁の動きに追随出来るような柔軟性のある塗り壁材、「スタッコ・フレックス」という材料もありますが、許容範囲を超えた動きには追随出来ないことを理解しなければいけません。

また、デコボコした表面に仕上げると、どうしても雨や排気ガスの汚れが付着しやすくなることも覚えておいて下さいね。(両方の壁の劣化状態を比べると、分かりやすいかも知れません)

そういう場合は、塗り壁材を再度塗り重ねたり、パラペイントのリフォーム用の下塗りプライマー、「#777 Super Stick」や更に強力な「#888 Super Adherent Primer, Block-Out」を塗ってから外壁を仕上げることをお勧めします。これらは、下地の汚れが浮き上がってくるのをシャットアウトして表面に出さないという特性を持っています。これは、国産のプライマーにはない性能でもあります。

単純にサイディングの外壁と言っても、いろんなことがあるんですねぇ。レンガ積み外壁なら、こういった問題から解放されるんですがねぇ(笑) 新築をご計画の方や家のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。

<関連記事>: 下塗り塗料が、ドライウォールには大切なんです
<関連記事>: クラックの入らない塗り壁 スタッコフレックス

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住宅ローン金利が過去最低に 変動型0.5%台

2014年6月22日、日本経済新聞 電子版に、下記記事が掲載されていましたので、ご紹介します。住宅の新築・リノベーションを今後計画される方は、参考になさって下さい。

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住宅ローン金利が過去最低の水準を更新している。基準となる市場金利が低いままなのに加え、4月の消費増税後に住宅を買う人が減り、銀行間の競争に拍車がかかったためだ。金利変動型、固定型とも下げ続けており、利用者にとっては借りやすくなっている。物価の上昇分を差し引けば、実質金利はマイナスともいえる。貸し手の利ざやは縮み、銀行の収益を圧迫している。

通常半年ごとに金利が見直される変動型では、イオン銀行が今月10日に最優遇金利を年0.77%から0.57%に引き下げた。0.599%のソニー銀行などを下回り、主な銀行の中で最も低い金利となったもようだ。

三井住友信託銀行の6月の住宅ローン金利は、2年固定型の最優遇金利で年0.35%。前月に比べ0.05%下がり、過去最低を更新した。5年固定や10年固定といった、より期間の長いタイプも前月に続き過去最低となった。三井住友信託だけでなく、三菱東京UFJ、三井住友、みずほの3メガ銀行の金利も過去最低圏内にある。

銀行の住宅ローン金利は変動、固定型ともに2000年代以降、一貫して下がってきているが、今年4月から一段と下がった。長期金利が急騰しない限り、7月も過去最低の水準が続く可能性が高い。

消費増税後に金利引き下げ競争が激しくなったのは、新たな借り手が減っているためだ。増税前の駆け込み需要の反動でマンションや一戸建てを買う人が減り、3メガ銀の4、5月の新規実行額は前年同月に比べ2割ほど減った。

期間10年で金利が3%を超えていた00年代初頭など、金利が高い時期にローンを借りた個人の借り換え需要がピークを過ぎた要因もある。「今は2回目、3回目の借り換えの顧客が主流になっている」(ソニー銀)といい、より有利な条件を求めて個人が銀行を渡り歩いている状態だ。

住宅ローンは個人向け融資商品の柱で、残高の減少は将来の銀行の収益減につながる。少ない需要を取り込むだけでなく、顧客の流出を防ぐ目的で各行は金利の優遇条件を拡大せざるをえなくなっている。

一部のインターネット銀行は期間1年、3年で年0.35%の預金金利を提示している。同一の銀行内ではないものの、預金とローンの金利が並ぶ異例の事態も生じている。足元の物価上昇率は増税の影響を除いても1%を超えており、実質的に金利はマイナスになっている。

ローン金利の引き下げは預金金利との差である利ざやの縮小を招き、銀行の利益を減らす要因となる。貸し倒れの費用も含めると、既に収益環境は厳しくなっており、さらに金利を引き下げる余地も少なくなっている。大手行は重病にかかった場合に返済が免除される保険など、金利以外のサービスを拡充し、新たな顧客を取り込む方針だ。

(2014/6/22 日本経済新聞 電子版)
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