お知らせ : ページ 216

バラのステンド・グラス

以前西尾市で日本家屋の大規模改修(リノベーション)をさせて頂いたおうちで、今回和室とリビングとの間に間仕切り壁を造ることになりました。

あまり和室の方は使わないらしく、冬に和室からの冷たい空気がリビングに入ってくるらしい。両空間の間には、パーテーション代わりに造っておいた4枚折れ戸があるのだが、それを撤去してドライウォールの壁にしてしまおうというのである。

ただ、単に壁にしてしまうだけでは楽しくないということで、20cm角の可愛らしいステンド・グラスを埋め込むことにした。実はこの和室には、ダイニング側に接する壁に先回のリノベーションの際にステンド・グラスをはめ込んだ引違い窓が2ヵ所付けてある。

引違いだから、ステンド・グラスの入った建具は2つ。それが2ヶ所あるから、合計4つのステンド・グラスが既に組み込まれているという訳だ。それと同じように、リビング側の壁にもデザインの違う4つのステンド・グラスが入ることとなる。

その1枚が、このバラのステンド・グラス。

薄いピンクの花の部分は、カットガラスが入っているので、花弁が何枚も重なっているように見えませんか? また、パーツ毎に違った色、違ったデザインのガラスが入っているので、小さいながらも豪華でしょ。

通常は、ガラスとガラスとを合せる際に鉛のリムを用いますが、ここでは金色のリムを使っているところもいいですよね。更にこのステンド・グラスは、両側を強化ガラスで覆っていますから、割れる心配もなく安心です。

こんなアイテムが1つインテリアにあると、きっと楽しく暮らせると思いますよ。私たちの輸入住宅やリノベーションは、あなたの家にこんなお洒落なアクセントを添えることが可能です。

家づくりを一緒に考えたいという方は、ご相談下さいませ。

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ガードプレート、ブラック・エディション

先日、豊川市N邸で市販前のサンプル品を玄関ドアに取り付けしたという記事を書きましたが、金属メーカーにお願いしてとうとう市販に漕ぎつけることとなりました。今までは、輸入住宅で一般的なゴールド(金)色のものだけでしたが、これからはシックな黒いガードプレート(ドア・ガード)も販売させて頂きます。勿論、この色のガードプレートを販売するのは、国内でホームメイドだけです。

黒い色のドア・ガードは、ベネチアン・ブロンズのような濃いこげ茶色の玄関ハンドルとの相性もまずまずです。(実際に、豊川市の輸入住宅 N邸でもベネチアン・ブロンズの玄関ハンドル・セットと、この黒いガードプレートを一緒に施工しています)

ただ、今回のものは、手づくりで特注品となっておりますので、生産数量も10枚程度とあまり多くありません。また、ハンド・メイドですから、黒い塗装に多少の傷やムラがあります。その点、ご注文前に予めご承知置き下さい。

参考資料: 北米輸入玄関ドア用ガードプレート【PDF】

防犯対策として、この黒いガードプレートが欲しいという方は、お問い合わせ下さい。

<関連記事>: まだ市販されていませんが・・・(2014年5月12日)

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こんなワンちゃん・スペースは、如何?

先日引き渡した愛知県日進市にある輸入住宅 M邸では、こんなスペースを造りました。

犬好きなご一家で大きなワンちゃんも飼っています。普段は、人の集まるリビングやダイニングに一緒にいるのですが、叱られたりして塞ぎこみたい時に、今まで隠れるところがありませんでした。

そう、ワンちゃんだって、一人(一匹)になりたい時は、あるらしいです。そういうワンちゃんの思いをご家族が汲み取って、階段スペースの下をくり抜いて、ワンちゃん専用のスペースを造ってあげました。

入口のドアもオーク無垢材の階段手摺(バラスター)を使っていますから装飾があってお洒落ですよね。ワンちゃん専用スペースの上にも収納を造りましたから、手軽に使いたいものを入れておけます。

因みに、このスペースは、奥様がいつもいるキッチンから見える場所にありますし、お客さんがいらした際にお通しするリビングからもブラインドになる位置にしてありますから、ワンちゃんも安心してくつろぐことが出来るんですよ。

オーダーで造る輸入住宅ならではのアイデアですよね。犬や猫などのペットを飼っていらっしゃる方で、そういう気遣いをした家づくり(新築・リフォーム)がしたいという場合は、ご相談下さい。

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1軒分だと、このくらい

先日、滋賀県の中古の分譲物件で、Insulate(インシュレート)社のシングルハング・サッシをメンテナンスした際に交換したチャネル・バランサー。

コイル・バランスを使うタイプの窓は、建具(サッシュ)を手前側に倒すことが出来ますが、チャネル・バランスという部品を使うタイプでは、建具(サッシュ)を上に持ち上げて外します。

ですから、北米ではこのバランサーを、Non-tilt window channel balance なんて呼ぶんですねぇ。

きっと、輸入サッシを使ったことがない人には、何のことか全然分からないんでしょうが、輸入住宅にお住まいの半分くらいの方は、どちらか片方は分かるかも知れません(笑) まあ、私の記事は、それくらいマニアックな内容だということですね。

それにしても、バランサーがたくさんあるでしょ。1軒分交換するとなると、このくらい用意しないといけません。

普通の輸入住宅で、全部が全部シングルハングの上げ下げ窓ということはありませんが、横に開くケースメント・サッシや上に開くオーニングでもオペレーティング・ギアやハンドルなどを10年程度で交換、メンテナンスする必要があります。

さて、皆さんのおうちのサッシの調子はどうでしょうか。そろそろメンテナンスしなきゃとお考えの方は、是非交換してみて下さい。新築の時のあのスムースな動きが戻ってきて、気持ちいいですよ。

Insulateの輸入サッシに限らず、バランサー等の窓パーツの交換でお困りの方は、お問い合わせ下さい。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: シングルハング窓のバランサー交換に行きました(2014年6月14日)

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デザインにこそ価値があります

日本の住宅メーカーは、やたらと性能や仕様について力説します。しかし、多くの場合、それらはどこのメーカーでも手に入る当たり前のものであることが殆どです。

耐震性が低い住宅がどこにあるでしょうか。本当に安全かどうかは別にして、健康住宅の指針であるF☆☆☆☆(フォー・スター)等級の内装材を使用していない家などどこにもないですよね。太陽光発電もしかり、オール電化もしかり・・・。

私たちのレンガ積み外壁ドライウォールのインテリアなどといった差別化出来る商品を持っているビルダーなど、今の世の中いないと言ってもいいでしょう。

だから最後には、大手は大量仕入れでコストが安いだとか、大きな会社はブランド力もあり、信用出来るとかの話でお客様を説得します。でも、住宅メーカーで100年の歴史がある会社などありませんし、安かろう悪かろうでは、いくらコストを抑えた金額でもその価値はありません。

お金を出すだけの価値って、何なんでしょう?

それは、家づくりの楽しみと出来たものへの満足度にあると言えるかも知れません。それは、お客様自身で抱いていた想像を、遙かに超えた家になっていることが必要です。そう、自分が出したお金以上の出来栄えが要求されるはずです。

そこには、ビルダーのデザイン力やセンスがなければいけません。これは、お金を出せば、絶対買えるものとは言えません。

でも、お金を出さなきゃ、買えないものではあるはずです。絵の具の固まりである絵画や美しい声のポップ・ミュージックは、何億という価値を生み出すこともあるでしょう。感じるものにこそ、人間は大きな満足や癒しを得るのです。洗練されたデザイン・センスや感動が必要な方は、ご相談下さい。

<関連記事>: こんな柔らかな景色は、壁の角が丸いからだけ? (2014年4月12日)
<関連記事>: やっぱり寝室は、落ち着く雰囲気で (2014年4月5日)
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<関連記事>: 独創的なインテリア・デザインを創る (2013年8月3日)
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コンクリートの下地でも安心出来ない

6月11日にレンガ・タイル張りの家の雨戸シャッターが脱落してきたという記事を書きましたが、もう少し詳しく状況を見てみましょう。この写真を見ると、雨戸シャッターの下の木質サイディングもスライス・ブリックの下のコンクリート・サイディングも、防水紙の上に直接貼る「直貼り」だったことが分かりますね。

また、木質サイディングとコンクリート・サイディングとがぶつかる接点に防水的な気遣いがされていなかったことも分かります。(防水紙は、その接点ラインで切れ目(ノコ目)が入っていますし、雨戸シャッターの周囲をコーキング処理してあるだけで、このコーキングが劣化して切れてきた際の手当が何も考えられていないといった状況でした)

以前記事にも書いた通り、外壁材の内側に通気層を取らない施工(直貼り工法)は、万一雨が外壁内に侵入した時には雨漏りや外壁の劣化、最悪構造材の腐食を引き起こすこととなります。

レンガ・タイルを構造体に直貼りせずに、コンクリート・サイディングを下地に張ってあるから雨漏りは問題ないだろうと考えたのでしょうが、このようにサイディングのつなぎ目が動いてしまい割れが入っていては、雨の侵入を防ぐことは出来なくなります。

当然、割れが入った部分で、上に張ってあるレンガ・タイルも一緒に割れて剥がれてしまいました。

この家の場合、更に悪いことが重なりました。それは、構造体の柱の間隔が北米と同じ407mmであったことです。通常、日本の2x4工法では、柱の間隔を455mmとするのが一般的ですが、間隔が狭ければそれだけ柱の数も多くなるので、強度も増すという考えで407mmのピッチで施工する輸入住宅ビルダーも多くいます。

それはそれでいいことではありますが、国産のコンクリート・サイディング(パネル・タイプ)の大きさは、910mmの幅で造られています。柱が455mm間隔であれば、サイディングのつなぎ目と柱の位置が丁度重なり、サイディングのつなぎ目を柱に釘等で打ち付けることが可能です。

でも、柱が407mm間隔であれば、サイディングのつなぎ目と柱の位置がずれてしまい、つなぎ目を柱に釘等で打ち付けることが出来ません。つまり、ジョイント部分が釘打ちされても、12mmの厚さしかない構造用合板にしか釘が利いていないということになります。

だから、季節の温度変化や地震、家自体の重みなどで、少し家が動いてしまうと、外壁材のつなぎ目が割れてくるということになってしまう訳です。ここでも、外壁の通気工法を採用して、胴縁というスペーサーがサイディングのつなぎ目に当たるように入れていれば、動くリスクも減らせたでしょうし、外壁内の乾燥を促すことも出来たと感じます。

確かに直貼りすれば、それだけ手間も減らせますし、お客さんに提示する見積金額も少なく出来るでしょう。お客さんは、同じ見栄えで見積が安ければ、そちらを選ぶのは必然ですが、それだけで住宅メーカーを選ぶのは危険です。

勿論、名の売れた有名メーカーだから安心ということもありません。広告・宣伝やブランドと、技術や知識は別ものです。実際、この家を建てた新築時のビルダーは、名古屋の輸入住宅では、相当有名どころですからね。(何年か後に外壁が雨漏りをしたことで、レンガ・タイルの外壁に造り替えたのは、別の業者さんですが・・)

どうやってそれを見極めるかは、こうした情報をHPやブログを通して、ちゃんと公開しているかを確認したり、直接話を聞いたりすることで、そのビルダーの技術や知識レベル、誠実さや人間性を確認する以外方法はありません。

いくら安く造っても、10年しないうちに雨漏りしたり、壊れたりしてきたりしたら、それ以上の心労やお金が必要となります。さて、皆さんは、どこで家づくりをお願いされますか? 今でも外壁は、レンガ積みよりレンガ・タイル(カルチャード・ブリック)張りの方が安くていいと思いますか?

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>: こんな施工をする建築屋は、長くは続かない (2014年6月11日)
<関連記事>: レンガ・タイルは、将来メンテナンスが必要になる (2012年9月17日)
<関連記事>: ようやく原因らしきものが分かりました (2017年6月8日)

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輸入サッシ ペアガラスの曇り

昨日は、インシュレート(Insulate)社製輸入樹脂サッシのバランサーを交換する為に、滋賀県まで行ったという記事を書きましたが、その現場で新たにもう一つの問題を見つけました。

それは、2階にある窓1ヵ所について、ペアガラスの内部に曇りや錆が発生しているというもの。これは、ペアガラス内部に湿気が入らないようにスペーサーという気密材でガラスの四方を覆っているのですが、何らかの原因でスペーサーの一部に空間が生じたことで起ります。

その僅かな隙間から、中の空気層に水分(湿気)が入り込んだことによって、ガラス内で結露を起します。

夏場は水分が湿気として空気中にありますから、当初はガラスが曇るようなことはありませんが、冬場に外気が冷たくなると温度差によってペアガラスに結露が発現します。そうしたことが何年か繰り返されると、水分によって菌やカビが発生し、ガラスの中がこのように常時曇った状態になってきます。

また、ガラスとガラスとの間にあるスペーサーは、その多くが金属製ですので、水分によって錆が進んできます。そうなると、両方のガラスを密着させるスペーサーの力が失われます。それは、それぞれのガラスが分離した状態になることを意味しますから、将来的に最悪ガラスがサッシから脱落するかも知れません。

今すぐ実害が発生することはありませんが、そうならない為に早めに不具合のあるガラスを交換し、対処して欲しいと思います。また、こうしたトラブルは、国産サッシでも起こりますからご注意下さい。

こうしたペアガラスの曇りやガラスの交換でお困りの方は、お問い合わせ下さい。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: ペアガラスの内部結露 (2015年2月15日)

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DAIKO 「シーリングファン11機種」 点検&交換

大光電機が2007年12月から2008年1月に製造しました下記のシーリングファンにおきまして、ごく稀に羽根羽根受け金具が破損することが判明。同じ部品(羽根受け金具)を使用している製品は下記の型番品です。

同社は、対象となる製品を代替製品に無償交換するとのこと。

対象製品を使用している場合は、ファンの回転動作を停止して、下記専用フリーダイヤルまで連絡して下さい。

型番(11機種): AS-520、AS-521、AS-523、AS-525、AS-540、AS-542、AS-850RE4、DP-35208、DCH-35210、DP-35446、DCH-35447
対象台数: 1,677台

<対象製品の確認方法>
製品に貼りつけている銘板シール、またはお手持ちの取扱説明書で型番をご確認ください。次に、銘鈑シールで、製造ロット番号(製造年月日)をご確認ください。銘板シールは、製品の(A)または(B)のどちらかの箇所に貼りつけています。

大光電機 専用フリーダイヤル: 0120-038-364、 受付時間:9:00~17:00(土日祝除)

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シングルハング窓のバランサー交換に行きました

以前、滋賀県の分譲物件の新しいバランサーを輸入したというお話を書きましたが、昨日それを交換しに現場まで伺いました。やっぱり、滋賀は遠いですねぇ。名神の事故渋滞もあり、結局1日掛かりでの作業となってしまいました。

いつもはアメリカから輸入したバランサーをお客さん宛にお送りして、ご自身で交換頂くというパターンだったのですが、交換まで面倒をみて欲しいということでしたので、部品と道具、ナビを持っていきました。

予め交換箇所とバランサーのサイズを伺っていたので、部品自体は全く問題ありませんでした。ただ、交換する際にバランサーを固定する部品の「クリップ」が築6年で既に劣化が進んでおり、これが折れて欠損した状態での交換作業は結構大変でした。

小さくて細いパーツなのにプラスチック製でしたから、今後改善が必要と感じましたが、窓メーカーのInsulate社が既に国内から撤退している状況では、どうしようもありません。まあ、次にバランサーを交換する時は、クリップも一緒に交換ですね。ただ、うちに部品の手配や交換をお願いして頂けるかどうかは、この物件を購入される方次第です。

写真にある通り、バランサーは窓枠の両サイドの内側に取り付けます。これがあることで可動する建具(サッシュ)がバランスよく軽く持ち上がり、スムースに開閉出来るのです。輸入のシングルハング・サッシやダブルハング・サッシで、うまく窓の開け閉めが出来なくなったら、原因はこのバランサーという部品の不具合であると言っていいでしょう。

10年毎にこれさえ交換していれば、輸入住宅のサッシはずっと気持ちよく使い続けられます。こうしたバランサーの交換についてお願いしたいというご依頼がありましたら、出来るだけご相談に応じます。

そうそう、ダブルハングの輸入サッシの場合、コイル・バランスと呼ばれるゼンマイ・タイプのバネが使われていますが、通常の交換では窓枠を傷付けないと交換は出来ません。でも、私たち ホームメイドなら、サッシの窓枠を傷付けることなく、バランサー・コイルを交換する技術を持っています。(稀にシングルハングの窓に、このバランサーが使われている場合もあります)

ヴァイスロイ(Viceroy)社製などの輸入樹脂サッシで、同様の問題を抱えていらっしゃった方は、多分ビックリされると思いますよ。これは、ホームメイドだけの企業秘密ですが・・・(笑)

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<関連記事>: 少々急ぎのバランサー交換の案件です(2014年5月25日)
<関連記事>: インシュレートのバランサー、到着!(2014年6月10日)
<関連記事>: 1軒分だと、このくらい(2014年6月18日)
<関連記事>: これが結構割れやすい(2014年6月23日)

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輸入住宅は、長持ちしない?

最近、輸入住宅にお住まいの全国の方から、輸入サッシや輸入のドアの修理・メンテナンスについてお問い合わせを頂きます。新築した時の住宅メーカーや工務店が、輸入住宅の事業を止めてしまったり、倒産してしまったりして相談する先がなく、ようやくここを見つけたというお客様ばかりです。

もし直接海外メーカーに問い合わせが出来る私のような変わりもののビルダーがいなかったら、皆さんの家はどんどん壊れていくこととなってしまうかも知れません。

そういった意味では、商品がすぐに調達出来る国産の資材を使う国産住宅の方が安心と考える方もいらっしゃるでしょう。でも、それって本当のことでしょうか。

例えば、国産のサッシやドアですが、国産の資材の多くはその時代のトレンドに合せて、商品のデザインや仕様をどんどん変えていきます。

輸入住宅ブームの際には、輸入サッシのように白い塗装のものや上げ下げ窓のタイプが流行りましたが、最近のシンプル・モダンの流れでは、シルバーやブラックの国産サッシが流行っていますし、上げ下げ窓は殆ど見なくなりました。

つまり、同じ商品を長く継続して製造していくという国産メーカーは、殆ど存在しないと言えるのです。そんな状況では、10年後20年後には補修用部品の供給もなくなってしまうというのが実情でしょう。だから、30年もしないうちに家が建替えられてしまうのです。

確かに、輸入住宅ブームが終わって、私たちのように今でも輸入住宅を実直に建てているビルダーは非常に少ないです。また、輸入資材メーカーの多くの国内代理店も姿を消しました。

そうなると、補修用、メンテナンス用の部品や資材が手に入らないと思われるのは、人情でしょう。でも、そうではありません。例え窓メーカーが吸収合併されてもサッシに使われていた部品類は、どこのメーカーも使う汎用品であることが殆どです。

つまり、ドアにしても窓にしても、部品などのハードウェアは10年前も現在も同じデザインで作られているということが、北米の住宅資材産業にあるのです。勿論、全部が全部そうとは言いませんが、そのケースは往々にして存在します。

だからこそ、100年前に建てられた住宅が、全米どの都市に行っても見受けられるのです。それはメンテナンス出来る資材や部品がずっと作られていることを意味します。国内の住宅メーカーや資材販売会社の都合で輸入住宅の資材が手に入らないだけで、輸入住宅自体や輸入資材の寿命が短い訳ではありません。そう、調達ルートの問題だけです。

私たち ホームメイドは、美しい輸入住宅の文化を日本に根付かせることを使命と考えています。その為には、車の車検のように、10年毎に消耗部品を交換し、サッシやドア、キッチンなどを新築時のように再生させることを輸入住宅ユーザーにもお願いしたいと思います。

そうすれば、100年後には必ずや輸入住宅が街の資産となっているはずです。それは、子供たちが建替えせずに、他にお金を使うことが出来るのを意味します。

それは、建替えを前提としてきた戦後日本の住宅では考えられなかった、家づくりの大きな価値観の転換でもあります。だからこそ、本物で建てなければならないのです。

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