お知らせ : ページ 259

コンバーチブルな輸入のシャンデリア

日本ではあまりお目に掛かれないファブリック・シェードの付いた輸入のシャンデリア。北米では、こういうクラシックなデザインのものより、モダンでシンプルなデザインのものの方が好まれる傾向にあるのだが、これからは逆にクラシックなゴシック・デザインのものにも注目が集まってくるかも知れない。

本当にトレンドって、移り変わりが早いですから・・・(笑)。

このファブリック・シェードは、10種類以上あるオプションの中から好きなデザインのものを選べます。そして、写真中央のシャンデリアは、チェーンを短くするタイプにも代えることが可能です。それが、写真右。このように天井近くに吊り下げれば、天井が比較的低い場所や頭が気になる場合にも使えますよね。(でも、変な場所に無理に付けちゃダメですよぉ)

勿論、中央のもののように下の方まで吊り下げれば、ダイニングテーブルやソファのコーヒーテーブルの上なんかにゴージャスな雰囲気を演出出来ますし、ちょっとした吹き抜け空間でも大丈夫。

また、左の大きなものも、同様に2通りの変化を楽しめますから、より大きな吹き抜けやリビング・ダイニングにも持って来い。

このシリーズは、至るところにクリスタルを配していますので、夜明かりが灯った時には、キラキラ輝いて綺麗でしょうね。

輸入住宅には、やっぱり輸入の照明器具です。こういう照明器具で私たちと一緒に家づくりをしたいという方は、ご相談下さいませ。

<このシャンデリアが使われた家の作品紹介>: リノベーションで美しく ~H邸~

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ビール・サーバー?それともキッチンの蛇口?

こちらは、カナダ Moen社のKitchen Faucet、Wetherly。少し太っちょなデザインは、安定感やしっかり感といったものを感じさせます。また、カウンターから突如にょっきり生えたような感じは、竹のようなイメージにも見えるから不思議です。

シンプルでフラットなカウンターは、丁度バーカウンターにも見えます。それを思うと、何やらビール・サーバーの口をも連想させますね。

キッチン・カウンターと蛇口(水栓金具)との接点が、あまりにもきれいなので水垢が気になるという人には、台座として使用するプレート・カバーも用意されています。まあ、ない方がすっきりして、格好いいですが・・・(笑)

蛇口の隣に鎮座しているのは、付属のシャワー水栓。こちらのデザインも手のひらにフィットするような感じのシルエットです。

シンプルな中に楽しくデザインされた製品は、キッチンだけでなく、おうち全体をも素敵に見せてくれるものです。私たちがデザイン・コーディネートした建築の施工や資材の調達をご希望の方は、ご相談下さい。

<関連記事>: ビア・サーバー付き冷蔵庫 (2015年5月13日)

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輸入 アルミクラッド窓 掃出しサッシのメンテナンス

新築から時間が経つと、家はいろいろメンテナンスが必要となってきます。重い屋根材や外壁材、家具や内装材を全部背負って、家はずっと耐えている。でも、やっぱり構造は重さでちょっとずつ縮んでくるのんです。(重力の問題を考えずに施工出来る家づくりなどは、存在しません)

それを見越して、ビルダーはいろいろなところに遊びを造っておく訳ですが、そういう自然の摂理を計算することが出来なかった場合も多くあります。写真のケースは、大工さんの問題というより、設計士自体がマグサのクリアランスのことをよく知らなかったのかも知れない。

マーヴィンのアルミクラッド・サッシは、すごいしっかり出来ているから逆にメンテナンスの調整にも限りがある。構造が下がって、遊びのない状態で上枠を押すようになる場合、上枠と建具(サッシ)との隙間がなくなってしまう。こういう時は、サッシの下の車軸を下げて調整するのだが、それでも上枠に隙間が生じないような時もある。(こういう調整方法すら知らない工務店もありますが・・・)

そんな時はどうするか?

アルミを含めて建具を削るしか方法がない。メーカー曰く、オークと同じくらいの堅さだから、アルミも意外と削れるそうな。

まあ、ここまでやらなければいけない輸入住宅はなかなかないけど、そんな状況でも何とか調整しようと試みるのがホームメイドです。お困りの方は、お問い合わせ下さい。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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家の床下環境って、どうなってるのぉ?(2)

先回に引き続き、マニアックなビルダー 村瀬雄三が、床下の環境はどうなっているのかをお見せしたいと思いますが、今回は別の場所からご覧頂きましょう。

まずは、上の方から行きましょうか。床全体を受ける為に、等間隔で床根太と呼ばれる梁(ハリ)材(1階は、通常2x6材。2階は、床の広さに応じて2x8や2x10)が並んでいます。

その間に入っているのが、スタイロフォームと呼ばれる発泡系の断熱材。厚さは、おおよそ50mm。床下の冷たい空気を遮る為に隙間なく入れるのが、断熱性を高めるコツですね。(下から見ると、ちゃんと仕事をしているかどうかがよく分かります)

発泡系の断熱材の多くは火気厳禁ですが、発火原因のない床下なら大丈夫。で、何でここにセルロースなどの自然素材系断熱材を入れないのかって?言いたいですよね。

実は、2x4工法の場合、1階の床組み、1階壁、2階床、2階壁、2階天井、屋根伏せという順番で、パネルにしたものを現場で組み立てる施工なら1週間、現場で全て一からフレーミングするなら1ヶ月掛けて家の構造が出来上がります。

つまり、その間もし雨が降ったら、1階床下の断熱材は濡れてしまうかも知れません。勿論、床が濡れないように薄いプラスチックシートを仮に張っておくのですが、完全に防水することは出来ません。

基礎の立ち上がりに数本の線が入っていますが、これが雨が伝った跡なんです。耐震合板等のヤニが出て少し茶色くなっています。

こういう場合、いくら自然系の断熱材に吸放湿性能があると言っても、ビチョビチョに濡れてはカビなどが気になりますよね。

ですから、この床下部分だけは、濡れても大丈夫なスタイロフォームを使うという訳です。何が何でも自然素材という固定概念は捨てて、適材適所で使い分けることも大切です。

また、濡れてしまった場合でも、基礎パッキンを使って土台と基礎の立ち上がりの間に通気空間を取っていますので、暫くすると床下は乾燥状態になってくれますから、ご安心を。

次に、配管関係を見ていきましょう。排水管は、お風呂やトイレなどで一度に大量の水を流しますから、大きな力が配管に加わります。ですから、こうやってしっかりベタ基礎に固定することが大切です。(素材は、塩ビです)

お湯や水の給水管については、さほど大きな力は掛かりませんから、フレキシブルな状態にしておいても大丈夫です。そして、給水管には架橋ポリエチレン管という素材を使っていますから、このようにピンクや青いカバーを付けてあります。

それは、ポリエチレンは紫外線によって劣化するので、出来るだけ光に当たらないようにするという目的と、色でお湯と水の管を見分けるという目的があるんですね。

給水管に塩ビを使わないのは、口に入る飲み水に塩ビの成分である可塑剤(揮発性化学物質)や接着剤が混入しないようにという配慮からです。ポリエチレン管なら、お湯に変なものが溶け出すことはないですし管の接続はワンタッチで、接着剤も使いませんからね。

ただ、どこでも私たちと同じ施工をしているかどうかは、分かりません。ですから、ビルダーさんが、こういった情報をちゃんと公開しているかをチェックすることも必要ですよ。いや~、勉強になりますねぇ(笑) こういう私たちと一緒に家づくりをしたいとお思いになった方は、ご相談下さい。

<関連記事>: 家の床下環境って、どうなってるのぉ?(1) (2013年2月23日)

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家の床下環境って、どうなってるのぉ?(1)

多くの皆さんは、外観やインテリアを気にされるでしょうが、中には見えないところを知りたいという方もいらっしゃいます。そういうマニアックな方の為に、マニアックなビルダーの私が、床下の環境がどうなっているのかをご説明しましょう。

まず、私たち ホームメイドの輸入住宅は、基礎を耐震性の高いベタ基礎という方法で施工しています。普通のビルダーさんより鉄筋量を増やしたり、コンクリートの厚さを厚くしたりしていますが、施工済みの状態での見栄えは、普通と変わりません。

やってますと主張しない、そういうさりげない感じがいいですねぇ(笑)

さて、写真をご覧頂いた通り、ベタ基礎の床下には湿気はありません。よく床下が湿気るから炭を撒きたいという人がいらっしゃいますが、その必要は全然ありません。

ベタ基礎の下にある土は、防湿シートで覆われていますので、土からの湿気が上がってこないようになっています。但し、長い時間が経過すれば、このシートが劣化しないとも限らないので、将来少しは湿気が上がってくるかも知れませんね。

そこで、私たちは、基礎の立ち上がりとその上に載っているヒノキの土台との間に、基礎パッキンなるものを入れて土台を少し浮かせています。その通気スペースから、外気が入ってきて床下の乾燥を促します。もしもの時のそういうバックアップも考えているという訳です。

こういう仕掛けや虫が嫌う臭いの強いヒノキ材を使うことでシロアリや腐朽菌が繁殖しにくい環境を実現しているのです。(あくまで、防蟻の為の薬剤を使わないのが、「アレルギーや環境を考える」というホームメイドのポリシーです。被害を受けなければ、殺す必要はないですもんね)

次に床組みの木材を下から支えるプラ束(プラスチックの束石)ですが、こんなものじゃ重い構造や家具を支えられないんじゃないかと思われるでしょう?

でも、このプラ束、1本で14~15kN(キロニュートン)を支える耐荷重力を持っています。単位がよく分からないという方もいるでしょうから付け加えますが、1t(トン)=9.80665kNなんですねぇ。つまり、1本で1.5t以上の重さに耐えることが出来るのです。1.5t以上と言えば、クラウンくらいの車でも大丈夫ってことです。また、木が将来動いたり痩せたりしても、このプラ束には長さ調整のアジャスターが付いているので、変化に追随出来るスグレモノでもあります。

また、電気配線なんかもベタ基礎の上に載っていないでしょ。床組みの近くを這わせることで、万一床下浸水なんて状況になっても、配線がショートしないように出来るだけ上の方に施工しているのです。

いや~、こんなことまで気遣いしているなんて素敵ですよね。でも、ここはお客さんには分からない部分です。このように施工してくれるかどうかは、施工する工務店や設計士次第ですが、どこもこうした情報を公開していない。(設計図にも書いていないですから、住宅業界って、淋しいですねぇ)

そうそう施工後の床下のお掃除も大切な仕事ですよ。こういう私たちと一緒に家づくりをしたいとお思いになった方は、ご相談下さいませ。

<関連記事>: 家の床下環境って、どうなってるのぉ?(2) (2013年2月25日)

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インテリア・デザインに上質さや高級感を加えるには・・・

設計士の加藤さん撮影の写真、第4弾。岐阜市のレンガ積み輸入住宅、N邸のインテリアの塗装についてこの写真をご覧頂きながらお話ししましょう。

以前にもお話をさせて頂いたと思いますが、内装の壁に塗装してドライウォールにするなら、塗料はツヤなし(ツヤ消し)が一番です。塗料メーカーの中には、汚れをふき取りやすいという理由から、少しツヤの入ったエッグシェル(Egg Shell、卵の殻のような4分ツヤ)を勧めるところもあるようですが、壁のツヤはインテリアを下品に見せるという欠点があるのです。

マット(Mat、Flat)なツヤ消しのシリーズがあるパラペイントなら、布で汚れをふき取れるので少しの汚れなら心配要りません。地中海の石灰が塗られた壁や日本の寺社の漆喰壁のような上品さは、ツヤ消しのペイントでなければ表現出来ないのです。

写真のように角を丸く仕上げたブルノーズ・アーチの梁(ハリ)なら、光と影がグラデーションを描いてシルエットに柔らかさを感じさせるという効果を発揮します。

こうした仕上げも、ツヤなし塗料で施工したドライウォールにしか出来ない美しさです。

あと、写真右の白い木製ドアやドアの飾り枠(木製)を見て下さい。

少し照明で光っているのが分かりますね。こういったドアや枠は、通常8分ツヤのセミグロスのパラペイントを塗るのです。ツヤがない壁とツヤのあるドアやドア枠が隣り合わせになると、コントラストが生まれて相乗効果で高級な感じを受けるのです。

ヨーロッパやアメリカのホテルや古い建造物も同じ手法が取られていますから、海外に行かれたら見てきて下さい。歴史に刷り込まれた美しさによって、人間の潜在的な感覚でも、それが美しいと勝手に脳が認識してしまうから恐ろしいですが、実はそれが伝統美というものなのです。

バランス、調和、色彩感覚、どれを取っても人間の長い歴史から生み出されてきたものばかりです。これを理解し、うまく利用する私たちのような建築デザイナーと一緒に家づくりをするという意味がここに隠されています。

ただ、インテリアを塗装で仕上げる文化のない日本で、塗料を語れる建築家やビルダーは、そう多くはいないかも知れません。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>: デザインにこそ価値があります (2014年6月17日)
<関連記事>: こんな柔らかな景色は、壁の角が丸いからだけ? (2014年4月12日)
<関連記事>: やっぱり寝室は、落ち着く雰囲気で (2014年4月5日)
<関連記事>: 薄明りのカーテンとインテリア (2013年11月5日)
<関連記事>: 独創的なインテリア・デザインを創る (2013年8月3日)

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窓からの空き巣・泥棒にご用心!!

最近、窓つながりの話で恐縮ですが、週末に以前リノベーションをさせて頂いたお客さんから電話が入った。何でも家族が留守をしている夕方に、隣近所を含めて数件空き巣の被害に遭ったそうな。人気のない薄暗がりを利用して、それも留守を確認しての犯行だから、下見は随分やっていたのかも知れない。

ここは、以前防犯対策で道路に面した窓に面格子を設置したお宅なんですが、その際車庫の脇にある窓には面格子は付けなかった。車庫が狭いので、車に当たるかも知れないという恐れと、窓の高さが比較的高い位置にあって入りづらいだろうというお客さんの判断だった。今となっては、私ももう少し強くお勧めしておけばよかったかも知れないですね・・・。

そうした過信が、今回の被害をもたらしたと言えばそれまでなんだけど、あまり物も取られなかったようですし、家族に被害がなかっただけでもよかったです。

普通は、ガラスを割って侵入すると思うんだけど、バールのようなもので窓をこじ開けたようだ。ガラスだと割れる際に音がすると考えたんだろうか?国産のシングル・ガラスのアルミサッシって、枠や窓フレームが結構貧弱。これもコスト削減の成果と言えるのだが、泥棒もこうした状況をよく理解していたのだろう。

今回数か所の窓に面格子等を取り付ける予定なんだが、絶対安全というものは世の中には存在しない。ただ、出来るだけ入りにくいと思わせる工夫は防犯対策となりますので、是非皆さんでも考えてみて下さい。

輸入住宅のセキュリティ対策にご関心のある方は、ホームメイドにご相談下さい。

<関連記事>: 防犯に強いロートアイアンの面格子 (2010年3月26日)

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こんな大きな掃出しサッシは、久しぶり

週末、メンテナンス用の窓のウェザーストリップを配達しがてら、春日井市のK邸にお邪魔してきました。こちらのお宅は、うちが手掛けた輸入住宅ではないのですが、既に建てた会社は存在せず、ホームメイドに白羽の矢が当たったという訳です。

とは言っても、こちらのお客さんは自分自身でも手入れをしていらっしゃるようで、どうしても手に負えない部分だけお手伝いさせて頂こうと思っています。そうは言っても、建てたビルダーからは、あまり手入れの方法についてレクチャーを受けていなかったようですので、私たちからお教えすることはたくさんあります。

でも、こういう方は、ちゃんと説明を理解して頂けるので何とかやれると思います。ただ、私は話し出すと止まらないので随分長居してしまいました(笑)

さて、この写真。一見、普通の掃出しサッシですよね。

でも、写真では分かりませんが、このマーヴィン社のアルミクラッド木製サッシは、高さが2.4mあるのです。普通は2mですから、40cmも高い。また、掃出しが2本(ガラスは、4枚)並べてありますので、窓開口の幅も3mを越えてきます。

このリビング・スペースが、丁度吹き抜けだから出来る仕事ですが、こんなスペシャルな掃出しが使われているなんて、昔の輸入住宅ビルダーはチャレンジャーだったんですねぇ。

まあ、その分カーテンが大きくなってお金も掛かるとか、夏は日差しが多く入り過ぎるとか、逆に冬は暖かいとか、長所・短所いろいろありますけどね。何れにしても、このチャレンジ精神は、私たちも見習わなければいけません。

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防火認定取得済みの樹脂サッシ

ほんの数年前、国産のサッシメーカーが業界ぐるみで樹脂サッシの防火認定不正取得をしたという問題がありました。

それ以降、国内の防火地域では樹脂サッシが使用出来ないという状況となった訳ですが、今回ご紹介する樹脂(PVC)サッシは、カナダの窓の技術を導入しながら防火認定を取得しています。

樹脂なのにどうやったら火災の熱に耐え得るのかは、企業秘密でしょうから私には分かりませんが、樹脂は成形・加工するのが容易な為、安価で製作期間もあまり掛からないというメリットがあります。

また、輸入のPVCサッシを以前ブログでご紹介した際にお話ししたように、サッシのフレームがハニカム構造となっている為、アルミ製は元より木製サッシよりも断熱性能が高いという特徴を持っています。

当然、樹脂ですから万一の室内結露の際にも、本体が劣化を起こすことはありません。ただ、屋外の耐候性という観点からすると少し不安を抱いてしまうのですが、カナダではサッシは交換・リフォームするものという考えです。ですから、そうした文化を日本の住宅業界にも根付かせる必要があるかも知れませんね。

30年も経たないうちに解体される日本の家では、サッシを交換する前に家自体がなくなってしまうのですから、そこまで考える必要がなかったのですが・・・。

あと、このサッシは、Low-Eガラス(室外側)と耐熱強化ガラス(室内側)との断熱仕様ペアガラスになっているのですが、通常の防火サッシのような網入りガラスではありません。

細い針金が網の目に入ったガラスって、刑務所みたいで嫌ですよね。だって、そんなガラスの入ったサッシは、北米にはありませんから。まあ、それだけ日本の建築基準法に於ける防火規定って、国際的に見ても特殊なんでしょうね。まさにガラパゴスです。

あと、このサッシの樹脂には、酸化チタンが入っているので、日光に当たるとセルフクリーニングしてくれるそうです。(まあ、私はそこまで必要ないと思いますが・・・)

私自身は、火災の際に多少の時間稼ぎが出来る窓なんて、ぶっちゃけあまり意味がないと思っていますから、防火対応自体疑問に感じていますが、法律に沿う為にはこういう窓も必要なんでしょうね。

防犯性や遮音性、気密性(雨仕舞)に於いても高い性能を発揮する、北米の輸入サッシの技術を取り入れたこの樹脂サッシ。防火地域で輸入住宅をお考えの方は、ご相談下さい。

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家に隠されたデザインの仕掛け

設計士の加藤さん撮影の写真(レンガ積み輸入住宅、岐阜市N邸)、第3弾。玄関の土間から、正面にある廻り階段方向を撮影した1枚。(廻り階段は、赤毛のアンの故郷 プリンス・エドワード島から輸入)

向かって右側にあるシューズ・クローゼットは、ドアが鏡で出来ている。高さ2m、幅1.5mの4枚折れ戸なので、鏡としては大きな姿見となっている。

そこに映り込む風景は、鏡の奥にも空間があるような錯覚を与えるので、視覚ではミラー・バイフォールド・ドアと分かっていても、潜在意識の中ではドアや壁があるように感じなくなる。

だから、初めて訪問してきた人は、思った以上に広い家と感じてしまう。トリックやマジックを使った訳ではないが、こうした錯覚をうまくハウス・プランに組み込むことが、プロの仕事なんですねぇ。

また、見せ場の空間には、それなりのアイテムを集中させることも忘れてはならない。

吹き抜けやシャンデリアなども、そのアクセントのひとつ。そして、ツヤのない塗装で塗られたドライウォールの壁。ここに当たる間接照明の光と影も、家の奥行きを創り出す。

この見せ場を効果的にイメージさせるなら、他の部屋の装飾は少し控える必要がある。ただ、これを実際にやるのは、インテリア・コーディネーターでも難しい。どうしても強さ一辺倒で押してしまうのが人情だから、お客様の意向を汲むあまり強弱を付ける提案が出来ないものなのだ。

豪華さともの足りなさ、これがうまい具合にミックスされてると、見せ場の印象が強くなって家全体のイメージが更にアップする。

家づくりには、いろいろな仕掛けが隠されているのだが、それを気付かれないようにデザインするのが、本当のお洒落だと私は思う。家のテーマが明確なら、望む印象を更に強くすることも可能です。建築費には表せない私たちの価値やセンスが、ここにあります。

私たちのセンスを必要とされる方は、建築相談のページよりご連絡下さい。

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